育毛剤の原価は数十円はぼったくり?

育毛剤の原価は安い

一般的に1本7,000円も8,000円もする育毛剤。これだけ高価なのだから原価もそれなりに…と思ったら大間違い。育毛剤の原価は恐ろしく安いんです。

化粧品などでは原価の安さがたびたび話題になることがありますが、育毛剤のそういった話題って耳にしないですよね。

それは女性であれば誰もが使用する化粧品と違い、育毛剤は「使っていることをあまり知られたくないもの」という側面もあるとは思いますが、原価が語られない理由はメーカーにとって都合が悪いからという理由が一番。

ハゲを食い物にする育毛剤の知られざる原価について迫っていきましょう。

育毛剤の原価は数十円?

育毛剤ってよっぽど安いものでない限り5,000~10,000円ほどするため、使われる成分は相当良いものという印象を抱いている人も多いかもしれません。

しかし、ネットを中心に販売されている育毛剤の成分の多くは「汎用」という言葉がしっくりくるようなものばかりって知っていましたか?

有効成分に使用されるセンブリエキスやグリチルリチン酸、ニンジンエキスなどは化粧品などで広く使われる成分で、発毛効果など一切期待できない至って平凡な抗炎症成分や保湿成分。

その他の成分に関しても海藻エキスやビワ葉エキス、ヒオウギエキス、各種アミノ酸やビタミンB群などなど…育毛剤独自の成分が使われることなど日本においてはリアップに配合されるミノキシジルぐらいのもの。

化粧品の原価は数円~数十円と言われることが多いですが、これらと大して変わらない成分しか使っていない育毛剤の原価も同様と見て間違いありません。

言うまでもないが、肌に使用する化粧品と大して変わらない成分しか使っていない育毛剤に髪の毛を生やす効果は一切ない。

「〇十種配合!」と謳っている育毛剤を見かけることも多く「さすがにこれだけ多く配合していれば原価も高いんじゃない?」と感じるかもしれないが、一つひとつの成分の含有量を明記しているわけではないので、数だけ増やして一つひとつはカスみたいな量しか配合しないなんてのもお手のもの。

成分の数は多くとも中身の原価がクソ安いことに変わりはありません。

原価やコストは成分だけではない

多くの育毛剤の中身の原価はせいぜい数十円程度であることは間違いないものの、商品として売り出すには成分以外にも様々なコストがかかることになります。

それは容器だったり箱だったり運送費だったり…それらを含めて“原価”とするなら、その額は数百円まで跳ね上がるでしょう。…まあそれでも数百円だがな。

中でも最もコストがかかっているのが広告費。

ネットを中心に販売する育毛剤は1本売れるごとにアフィリエイターに数千円~2万円にもなる高額な報酬を支払うことが多いため、それまで原価に含めるなら5,000~10,000円くらいになる。

そこに人件費もかかるわけだから、単純に1本売っただけでは完全に赤字になりますが、育毛剤の多くはお得感を演出している定期コースでの購入を促している点がポイント。

定期コースであれば最初に売れた時だけ報酬を支払えばいいので、2ヶ月目以降の継続分は丸儲けとなる。そこまで考慮すれば広告費の負担はかなり軽減されるという仕組みなのです。

それでも育毛剤の価格の大半は広告費が占めているがな。

多くの育毛剤は製造を外部に委託

また、インターネットを中心に育毛剤を販売するメーカーのほとんどは自社開発ではないという点も忘れてはなりません。

チャップアップやブブカ、イクオスなどは元々天真堂のOEM用育毛剤ソヴール08をそのまま使用していたのは一部で有名な話。

現在はそれをベースに他の成分を加えたため「販売名:薬用ソヴール08」という文字は消えたものの、製造を行っている会社が外部であることに変わりありません。

その理由は至って簡単。医薬部外品の製造販売を行うにはある程度の規模の研究・開発施設が必要となり、また一から作ると年単位の期間がかかるため。

大手である大正製薬や富士フイルム、資生堂とは違いネットを中心に育毛剤を販売するメーカーは新規参入した中小企業が大半であるため、自社で開発・製造するほどの資金を捻出できるはずもなく、外部に委託するという構図。

つまり、中身の原価は数十円だとしてもそれは製造を行う企業内での話であり、委託という形を取っている販売メーカーは様々なコストや利益を上乗せした料金を製造している会社に支払うことに。

それが具体的にいくらなのかまでは私には分かりかねますが、天真堂のソヴール08をそのまま使用している某女性用育毛剤が定期4,000円程度で売られていることを考えると、容器や箱代まで入れて500~1000円くらいなのかなと。

汎用品そのままでその原価ということは、ある程度オリジナルの配合をした育毛剤であればもう少し高くなることは想像に難くありあません。

ただし、売れている育毛剤であればスケールメリットにより割引が効くでしょうから、商品として出来上がったもの外部の企業から仕入れる価格は結局500~1,000円前後くらいで落ち着くか。推測の域を出ませんが。

原価が安いことが問題なのではない

育毛剤や化粧品は中身の原価のみを見れば数円~数十円程度と恐ろしく安いものですが、それを製造するに至るまでには様々な研究や設備投資が行われているため、人件費を含めたコストは莫大なものに。

それに加えて宣伝・広告費も加わりますので、そこまで考えればそれを回収するために原価数十円のものを数千円で売るのも頷ける話。

外部に製造を委託している育毛剤メーカーにしても、それらのコストを含めた金額を製造会社に支払っているため、その点に関しては「ぼったくりじゃねぇか」と言うつもりは毛頭ありません。

そもそも、成分の原価のみを見ればプロペシアやザガーロといった発毛剤もクソ安いだろうしな。

個人輸入を用いれば本場アメリカ製のミノキシジル5%発毛剤カークランドが2,000円以下で購入できるのに、日本においてリアップが7,600円もするのはミノキシジルを独占しているからで、ぼったくり感は拭えない。

育毛剤の問題は原価が安いことではなく、発毛効果が一切ないにもかかわらず、あたかも「髪の毛が生える」という印象を植え付けて買わせようとしていること。

そして、多額のアフィリエイト報酬を支払うことで育毛関連サイトを運営するアフィリエイターに「発毛する」という個人の感想を称する提灯記事を書かせ検索上位を独占することで、発毛や育毛に関する正しい情報を埋もれさせていること。

原価が安いからハゲを食い物にしているというわけではなく、薄毛を真剣に悩みワラをも掴みたい人に間違った情報を植え付け、男性型脱毛症(AGA)に対し効きもしない育毛剤を買わせることが「食い物にしている」という話。

ハゲを治したいなら医療機関の処方、個人輸入どちらでもいいから、手遅れにならないうちに発毛剤を使って欲しいと心から願います。

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