フェルサ しょぼい成分含有量の育毛サプリ

フェルサは発毛しない

日本はアジアNO.1の薄毛大国なだけあってハゲを食い物にしようと多くの育毛サプリメントが存在しており、フェルサもそのひとつですが、当然ながらこれで髪の毛が生えることは絶対にありません。

ただ、フェルサは「生える」ではなく「育てる」に力を入れていると公言しており、育毛の本分をわきまえ購入者に過剰な期待を抱かせない点は好感が持てます。

とはいえ成分の含有量を見ると売りである「育てる」も怪しい…

多くのサロンで取り扱っているとか某通販サイトで1位を獲得したとか誇らしげに掲載しているフェルサ、どんな育毛サプリメントか詳しく見て失笑してみましょう。

フェルサの全成分

何はともあれフェルサの成分を見てみます。

フェルサ
成分
ノコギリヤシ種子エキス
ミレットエキス
亜鉛含有酵母
ビール酵母
ドロマイト
豚プラセンタエキス末
結晶セルロース
サイクロデキストリン
焼成カルシウム
ステアリン酸カルシウム
パントテン酸カルシウム
L-リジン塩酸塩
L-メチオニン
L-シスチン
二酸化ケイ素
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ナイアシン
シェラック
キサンタンガム
グリセリン脂肪酸エステル

ノコギリヤシと亜鉛は育毛サプリメントの成分の中でも定番中の定番で、作る方もこの2つを入れておけば育毛サプリメントとしての体裁を保てると思っているフシがある。

ミレットエキスもまあまあの定番成分だが、これら3つ以外はこれといったものは見当たらず、アミノ酸はリジン、メチオニン、シスチンの3種、ビタミンB群はナイアシン(B3)とパントテン酸を含めて5種と少ない。

毎度のことだが主要な成分の特徴を一応書いておこうかね。

■ノコギリヤシ種子エキス

育毛サプリメントのほとんどに入っているノコギリヤシ。

プロペシアやザガーロなどに使われる発毛剤フィナステリドやデュタステリドと同じく5αリダクターゼの働きを阻害し薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑えるとされ、同じくDHTが引き起こす前立腺肥大症を原因とする頻尿や尿漏れを改善するサプリメントとしても使われます。

実際海外ではノコギリヤシを使用して前立腺肥大症が改善したという臨床データもあります。しかし日本においてはノコギリヤシの商品を販売している企業がおこなった統計学的にも問題がありそうなほどごく少数の臨床試験で有意なデータが示されたとされていますが、厚生労働省は有用性を否定しています。

ノコギリヤシに副作用は特にありませんが、副作用がないということは効果も期待できないことの裏返しでもあり、発毛効果が認められており一定の副作用リスクがあるフィナステリドやデュタステリドと比べるのも馬鹿らしい。

■亜鉛含有酵母

育毛サプリの超ド定番成分のひとつで、ノコギリヤシと共に過剰に評価・期待されている典型である亜鉛。

亜鉛は新陳代謝や細胞分裂を促すため人体には必須のミネラルで、毛母細胞や毛乳頭細胞の増殖を促進させると信じられています。ハゲに。

また、髪の毛の99%を構成するケラチンを合成する上でも必要な成分とされていますので、これを飲めばケラチンの合成が促され髪の毛が生えると信じられています。ハゲに。

ただ、成人男性の1日の平均摂取量は8.8mgで推奨摂取量は10mg、一方で必要摂取量は8mgとされており、実は大半の人は足りているのだがそれはあまり知られていない。

ちなみに亜鉛も厚生労働省により脱毛症に効果がないと切り捨てられている。

■ミレットエキス

欧州の方では「飲む育毛剤」なんて言われているとかいないとか。

穀物である「キビ」の一種であるミレットから抽出したエキスを用い、たんぱく質であるケラチンを作る上で必要になるアミノ酸を豊富に含むとされ、亜鉛と一緒に摂るとケラチンをいっぱい作ってくれそうな気になる事うけあい。

でもアミノ酸はたんぱく質を分解したものでもあるので、アミノ酸を摂ってハゲが治るなら肉ばっか食っている人間にハゲはいないことになる。肉には亜鉛も豊富だしね。

でも実際は肉好きの方がハゲている印象がある…まあつまりそういうこと。

フェルサの成分含有量がヤバい

フェルサは育毛サプリメントとして成分の量はそれほど多いわけではないものの、ノコギリヤシと亜鉛、ミレットエキスなどある程度ツボを押さえたものは入っているので、後はこれらがどれだけ入っているかが重要になってきます。

公式サイトのよくある質問の中でこの1日分2粒の主要成分の含有量が載っているのですが…

  • ■ノコギリヤシ … 100mg
  • ■亜鉛 … 3mg
  • ■ミレットエキス … 100mg

…おいおい。

海外ではノコギリヤシの前立腺肥大症に対する有用性を示した臨床データが複数あることは上でも書きましたが、それらで使われているノコギリヤシの量は1日320mgで、少なくともノコギリヤシ単体のサプリメントであればこれにならって250~320mgぐらい配合している。

それに対しフェルサは100mg。

上でも触れましたが、亜鉛に関しても成人男性の1日の推奨摂取量は10mgなのに対しフェルサは3mgと明らかに少ない。

「補助」と割り切れば分からなくもない数字ですが、それが許されるのは安価なサプリメントのレベルであって、数千円は下らない高価な育毛サプリメントにおいて主要な成分の量が少ないというのは「ハゲの足元を見て舐めくさっている」という印象しか受けない。

ミレットエキスに関しても探せば1ヶ月1,000円以下で300mg前後入っているサプリメントも散見されます。フェルサは複数の成分を配合していることを売りにしているだけで個々の含有量は少なく、価格面も考慮すると多くのサプリメントを見てきた人間からすれば腹立たしさすら感じる。

そんなレベルの育毛サプリメント。

唯一評価するのは、これだけ含有量が少ないにも関わらずちゃんと公表している点で、企業秘密としているチャップアップサプリぐんぐんのアレな感じが顕著に。

フェルサで髪は生える?

絶対に生えない。

一応フェルサは公式に「生やすことではなく育てる事に着目」として事実上発毛効果を完全否定しており、多くの育毛サプリが薬機法(旧薬事法)に引っかからない程度に発毛を匂わせる手法を取る中、潔さは感じます。

ただ、成分や含有量を見る限りこれでは育毛すら怪しいと感じざるを得ず、とりあえず主要な成分を3倍配合してから出直して来いといったところ。

まあこれが1,000円以下で買えるなら気休めとして“あり”だとは思うが…

フェルサの価格は?

主要な成分の含有量が少ないフェルサ。それだけに他のサプリメントに比べ安価でなければ納得できないところですが、実際に価格を見てみると…

購入プラン 初回割引 価格
単品購入 6,696円(税込)
定期購入 1本無料プレゼント 5,980円(税込)
(2017年3月現在)  

定期コースでは初回に限り1本無料でプレゼントとお得感を前面に押し出していますが、2回目以降は1本5,980円。

この程度の育毛サプリメントが5,980円。半額ですら高い。

こういった育毛サプリは発毛に対する知識が乏しい、もしくはネット上に溢れる育毛剤の高額なアフィリエイト報酬を目的としたサイトの記事を鵜呑みにし発毛剤の副作用を過度に恐れる人が使うものなので、こんなレベルでもありがたがられるのかもしれないが。

「高いほうが良いものだ」という固定観念を逆手に取っているのかもしれないが、育毛や発毛に詳しい人間からしてみれば「信じられないほど高い」という印象しか抱かない。

当サイトに行きついた人はこんなものを使うのは絶対に避けて頂きたい。

金を無駄にしたくないならフェルサは使うな

ハッキリ言ってノコギリヤシや亜鉛、ミレットエキスなどの育毛サプリメント成分で髪の毛が生えることはまずなく、世界的にも髪が生えると認められているのはフィナステリドやミノキシジルといった発毛剤のみ。

発毛剤といえど個人輸入で海外のジェネリックを購入すれば育毛サプリメントより遥かに安く、当サイトを訪れた薄毛が気になっている人にはぜひ発毛剤を使って欲しいところ。しかし副作用の心配がないノコギリヤシや亜鉛を使ってみたいという人も多いでしょう。

そういった場合においてもフェルサなどの無駄に高価なサプリメントを使うようなことはしないで下さい。

ミレットエキスならディノス・セシールのものを使えば1日375mg摂れて数百円で済みますし、亜鉛などダイソーの100円サプリメントでもフェルサよりずっと多く摂取できます。

ノコギリヤシに関しても個人輸入でソ―パルメットを購入すれば1日1錠540mgが250錠…つまり約8ヶ月分のものが2,000円程度で購入できます。1ヶ月換算で250円くらい。

ものを厳選すればフェルサの主要成分の数倍の含有量があるサプリメントが1ヶ月1,000円程度で買えてしまう…育毛サプリメントとはそれほど無駄に高価なのです。

本気で髪の毛を生やしたいなら基本的にノコギリヤシや亜鉛などはおすすめしませんが、どうしても使いたい場合は安くていっぱい入っているものを厳選して使うようにして下さい。

ソーパルメット540mg250錠の詳細

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