ジフェンヒドラミンHCは意味なし

なんでこんなものが有効成分?

ジフェンヒドラミンHCで毛は生えない

ジフェンヒドラミンHC(塩酸ジフェンヒドラミン)という成分は色々な育毛剤の有効成分として使用されていますが、正直「舐めてるのか?」と感じるほどお門違いな成分と言わざるを得ません。

育毛剤を名乗る上で有効成分と認められたものを一定量入れなければならないのは理解できますが、だからってなんでこれなの?…というレベル。

しかもこのジフェンヒドラミンHSはサプリメントが付く人気育毛剤3種にも有効成分としてもれなく使用されていたりします。

その他の成分としてちょこっと入っているならまだししも、有効成分としてガッツリ…というわけで、このジフェンヒドラミンHSが髪の毛にとっていかに必要のないものか、チャップアップやイクオスに使われる理由などを取り上げてみましょう。

ジフェンヒドラミンHCの効果とは?

さて、育毛剤の有効成分としてちょくちょく見かけるジフェンヒドラミンHC(塩酸ジフェンヒドラミン)ですが、具体的にどういった効果のある成分なのでしょうか?

有効成分として認められているくらいだからそれなりの効果がありそうですが…

■くしゃみや鼻水といったアレルギー症状を抑える

様々なアレルギー症状が出る背景にはヒスタミンという物質が関わっています。そんなアレルギーを抑制するために抗ヒスタミン作用のあるジフェンヒドラミンHCが使われることがあります。

鼻水やくしゃみを抑えてくれるので、くしゃみの衝撃や鼻をかむ際の力みで抜けてしまう可能性がある髪の毛を守ってくれるのかもしれない。超心強い。

ちなみに皮膚に塗布する外用薬で使うジフェンヒドラミン入りの塗り薬などもあり、そちらはじん麻疹や湿疹、虫さされなどに使用されるので、お決まりの「炎症などを抑え頭皮環境を良くする」というやつなんだろう。

■良くも悪くも眠気が出る

眠気が出るという副作用があるジフェンヒドラミンHCは、それを逆手にとって睡眠導入剤として使われることがあり、市販のドリエルもその一つ。

睡眠不足はハゲるからよく寝とけ」という育毛剤メーカーからの愛あるメッセージなのかもしれない。…頭皮に塗布する外用で眠気が出ることなどありえないが。


ジフェンヒドラミンHCの効果はこんなもん。

外用薬の場合、アレルギー性疾患の治療薬として使われるため、酷い皮膚炎や何らかのアレルギー症状で薄毛になってしまっている人の頭皮環境を改善するという建前なのだろうが、そういう人はまず皮膚科行け。

皮膚科行って本当の外用薬を貰って炎症が落ち着いた結果ハゲも治るんだったら、それは男性型脱毛症(AGA)ではないので育毛剤など使う必要は一切ない。

ジフェンヒドラミンHC、ほんと気休めの無駄な成分。

チャップアップやイクオスに使われる理由

このジフェンヒドラミンHC、笑っちゃうことにチャップアップ、イクオス、ブブカというサプリメント付が大きな売りの育毛剤3つに有効成分としてすべてに入っている。(イクオスの表記は塩酸ジフェンヒドラミン)

人気の育毛剤にもれなく使われているんだから効果があるのだろう」なんて考えるなよ。これにはちゃんと裏がある。

この3つは元々「天真堂」というメーカーの「ソヴール08」という、M-034はじめ31種の成分が使われた自社ブランド向けの商品を使っていたという経緯が。

今は3つとも多少の成分を追加し自社で製造・販売しているという事になっているが、ベースはあくまでもソヴール08であるため成分は非常に似通っています。

有効成分もそのままであるためチャップアップ、イクオス、ブブカすべてでジフェンヒドラミンHCという一切の発毛効果を期待できないものを使っていますし、M-034が入っていることも共通。最近チャップアップは独自色を出すためなのかM-034をプッシュしなくなりましたが。

ちなみに、この3つの育毛剤と同じくソヴール08を使っていたマイナチュレは、成分追加による自社製造に合わせてジフェンヒドラミンHCを酢酸DL-α-トコフェロールに変更している。

まあこれも大したことない成分なんですけどね。

死んでも毛が生えないジフェンヒドラミンHC

育毛剤の中の成分にはジフェンヒドラミンHCのように抗炎症作用がある成分が多数配合されています。

建前は「髪の毛の土台となる頭皮環境の改善」だが、我々が治したいのは男性の薄毛のほとんどを占めるAGA。しかし頭皮環境を整えたからといってAGAは絶対に治らない、治るはずがない。

だってAGAは5αリダクターゼが作り出すジヒドロテストステロンが(DHT)が引き起こしているのですから。

これに抗うには現状、5αリダクターゼの作用を強力に抑制するフィナステリドとデュタステリド、そして多毛症の副作用が出るほど強く毛母細胞や毛乳頭細胞の分裂・増殖を促すミノキシジルしかありません。

ジフェンヒドラミンHC? 名前は確かに強そうなんだけど、効果の方はさっぱり。

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