L-リジンは発毛効果ない気休め成分

リジンってただのアミノ酸よ?

リジンに発毛効果なし

多くの育毛サイトで「L-リジンの育毛効果がすごい!」と紹介されています。しかし何度も書いているようにこれらはしょせん右へならえの価値のないコピー記事で、実際L-リジンに発毛効果はありません。

このL-リジンの髪の毛に対する効果としてお決まりのように出てくるのが「米国での特許」であり、「効果が証明された」なんて書かれている場合も。

でも、これ嘘だからね。

育毛に関してL-リジンがアメリカで特許を取っているのは確かではあるものの、それが高価を証明することにはならない…その辺を触れつつL-リジンがどういったものか詳しく見ていきましょう。

L-リジンのもてはやされる根拠は米国の特許

さて、L-リジンが薄毛やハゲに効果があるとバカみたいに書かれているその根拠として挙げられるのが、アメリカでの特許取得です。

これはイギリスのバイオサイエンティフィック社が米国で取得したものであり、内容は概ね以下のようになっています。

こう聞くと確かに魅力的に感じますよね。しかもアメリカで特許を取っているという事実はその効果を裏付けているように感じる事でしょう。

ただし、特許を取っているからといって医学的・科学的な根拠が証明されたわけではないことは留意しておくべき。

バイオポリリン酸のページでも書きましたが、特許ってそんなもん。

基本的に特許というのはこれまでにない発想や発明に対して一定期間の独占権を保証するものであって、必ずしも根拠が必要になるわけではありません。特許というのはそういう性質のもので、世界的な共通項。

当然それが裏付けられたという一定のデータは必要になるものの、特許を審査する側はそれを確かめるための実験や試験を行うわけではないため、その信憑性についてはある意味「言ったもん勝ち」になるのです。

つまり、ある程度納得できるデータが揃っていて、なおかつこれまでにない発想や発明であれば特許は取れることになります。

最も顕著な例だとアメリカでのタイムマシンの特許で、相対性理論などに照らし合わせれば科学的根拠があるとしてタイムマシンの特許を取得した博士が存在しますが、言うまでもなく机上の空論ですよね。

L-リジンと育毛の関係についての関連性を謳い研究している企業は件のバイオサイエンティフィック社以外目立ったものがない点からもデータの信頼性に疑問符が。

L-リジンは普段の食事で不足することはまずない

さて、特許は必ずしも信用できるものではないことが分かっていただけたところで、L-リジンについて少し詳しく見てみましょう。

このL-リジンは体内で合成されない必須アミノ酸の1つであるため、食品などから摂取する必要があります。つまり体を形作る上で絶対に欠かせない成分。

そう聞くと「積極的に取らなきゃ」と感じるかもしれませんが、よほど極端な生活を送っていない限りリジンが不足することって実はほとんどないんですよね。

上記の特許を取ったデータでは1日500~1500mgの摂取で育毛効果が高まるとされています。ということで、多くの人がよく口にするであろう主な食品の100gあたりのリジン含有量を見てみると…

食品名 含有量
かつおぶし 6600mg
大豆 2400mg
本マグロ 2300mg
かつお 2200mg
シロザケ 2000mg
ぶり 2000mg
アジ 1900mg
鶏のムネ肉 1800mg
イワシ 1800mg
牛レバー 1600mg
牛ひき肉 1500mg
サンマ 1400mg
鶏もも肉 1400mg
納豆 1100mg
豆腐 500mg
そば 310mg
ヨーグルト 290mg
白米 220mg
中華めん 190mg
食パン 170mg

書きだしたらきりがないので一般的な食材のみを抽出しました。魚介類や大豆製品に多く含まれるものの、肉や乳製品、主食となる米やパン、麺にも十分に含まれているため、仮に1500mgとしても普段の食事で不足することはまず考えられません。

ベジタリアンやビーガンのように肉や魚を一切摂取しない人ですら、豆腐や納豆などの大豆製品と主食を食べていれば不足することはないレベル。

仮にL-リジンが育毛に効果的だったとしても、わざわざサプリメントなどで補う必要はないということになるのです。

日本の育毛サプリは話にならない

やや脱線しますが、ここで多くの育毛サイトの問題点に少し触れておきましょう。

当サイトは発毛効果のない育毛剤や、金のために必死になってそれらを売ろうとする育毛関連サイトを叩きまくっています。そりゃもうバッキバキに。

で、このリジンも御多分に洩れず右へならえで「育毛効果が~」と書いているサイトが検索上位を占めているわけで。

しかし、上でも触れたように特許には必ずしも根拠はありませんし、そもそもデータ量も少なすぎるためL-リジンの薄毛やハゲに対する効果には疑問を呈するしかありません。

とはいえ、L-リジンは必須アミノ酸であり摂取して損をするようなものではありませんし、薄毛に対する効果にしても「絶対にない」とは言い切れないため、しっかりとした含有量があって良心的な価格のサプリメントを勧める分には特に文句を書くつもりはありません。

しかし、何だかんだ理由をつけてボストンイクオスサプリEXといった育毛サプリをおすすめするサイトの多いこと。まあその辺のサプリを売れば数千円の報酬が貰えるからね。

こんなもんで髪の毛は絶対に生えないし、リジンの含有量は一切表記されていないのでカスみたいな量しか入っていないだろうし、何よりクソ高い。

L-リジンに興味があるとしても、これらの育毛サプリメントには手を出さないようにして下さい。

単体での発毛効果はないと前置きした上で

ハッキリ言ってL-リジンに発毛効果はありませんし、ミノキシジルやフィナステリドとの相乗効果に関しても私は懐疑的です。

ただ、一切金が絡まない個人輸入業者のレビューでもそれなりに好意的な意見が多いのも事実。海外製のサプリであれば格安で購入できますし、体にも悪いものではないため、試してみる価値はあるのかもしれません。

レビューを見る限りミノキシジルタブレットとの相性が最も良さげのようではあるものの、もし本当に相乗効果があるのであれば髪の毛のみならず体中の毛が濃くなる多毛症も強くなることが予想されますので、その辺は覚悟が必要でしょうか。

まあ、体毛が濃くなるなどハゲに比べれば屁みたいなものだが。

L-リジンは普段の生活で不足することはほとんどない必須アミノ酸ですし、効果の根拠も弱い事から基本的におすすめはしませんが、アメリカのSourceNaturals社製のL-リジンであれば1日1粒1000mgが250錠入って3,000円を切る価格…つまり1ヶ月あたり300~400円で使用できるので、使うのであればこれがおすすめでしょうか。

1ヶ月500円以下で使用できるなら効かなくてもダメージ少ないし、試してみてもいいんじゃない?その程度の期待度。

L-リジン1000mg250錠の詳細

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