ボストンスカルプエッセンスはAGAに効果なし
近年注目を集めていると育毛剤メーカーや育毛サイトが無駄に煽るキャピキシルを配合した育毛剤…もとい化粧品のBOSTONスカルプエッセンス。当然ながらこれで髪の毛が生えることはありません。
化粧品の分際で異常に高いことでも知られるキャピキシル育毛剤(化粧品)の中でもDeeper3Dに次ぐ値札を引っさげていたボストンスカルプエッセンス。
成分的にはDeeper3Dに明らかに劣る印象があるというのに、だ。
フィンジアやバイタルウェーブなどやや値段を抑えたキャピキシル育毛剤が登場したこともあって劣勢と感じたのか、ひっそりと大幅値下げしつつ全額返金保証の大幅な期間短縮を行うなど迷走している感も。
そんな生えない上に高いボストンスカルプエッセンス。なぜこの化粧品に発毛効果がないのか徹底的に検証してみましょう。
- BOSTON(ボストン)スカルプエッセンスとは?
- ボストンスカルプエッセンスの全成分
- 主要な目玉成分を斬る
- ボストンスカルプエッセンスに副作用はないの?
- 臨床試験が医学雑誌に掲載されたらしいが…
- 大幅に期間短縮された全額返金保証
- 驚きの5,000円値下げが示すものとは?
- ボストンスカルプエッセンスはAGAに無意味
BOSTON(ボストン)スカルプエッセンスとは?
BOSTON(ボストン)という育毛ブランドはもともと育毛サプリメントから始まったもの。ゆえに「ボストン=サプリメント」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
その後Deeper3Dなどが使用しだしたキャピキシルを5%配合したボストンスカルプエッセンスを発売し、今ではシャンプーやコンディショナー、女性用育毛サプリメント、白髪用サプリメントなど幅広く展開。商魂たくましい。
「毛髪大作戦 Growth Project」の名のもと、様々な毛髪関連商品を提供しているが、ネーミングセンスはちょっとアレ。
で、本題のスカルプエッセンスはキャピキシル5%に加えピディオキシジルを1.5%配合していることで差別化を図ったものの、現在ではフィンジアが同成分を2%配合するなど優位性を失っている。
価格も強気の定期12,800円(税別)。まあインターネットを中心に販売する育毛剤の多くは定価1万円以上がザラだが…
ボストンスカルプエッセンスは化粧品
しかしそんな価格とは裏腹に区分は化粧品の養毛剤となっています。キャピキシルを配合しているものすべてが化粧品であることから、含有量的もしくは成分的に医薬部外品の認可を取ることができない理由があるのでしょう。
チャップアップやイクオスなど多くの育毛剤がOEM(相手先ブランド商品)企業に製造を委託することで医薬部外品の認可を迅速に取得できたことを考えると、キャピキシルを使用しているOEM企業が少なく、手続きの都合上医薬部外品認可が難しいのかもしれません。
常識的に考えて化粧品の養毛剤より医薬部外品の育毛剤の方が信頼性が高くなりますし、謳うことができる効果の幅も広がります。それをせず化粧品に甘んじているということは、そうできない理由があるのでしょう。
一部では「あえて成分的に自由度が高い化粧品を選択している」なんて書いていたりしますが…まあ、キャピキシルを配合するためには化粧品しか選択肢がないのであれば嘘にはならないか。
ボストンスカルプエッセンスの全成分
ではまずボストンスカルプエッセンスの全成分を見てみましょう。
BOSTON(ボストン)スカルプエッセンス | |
---|---|
成分 | 水 エタノール BG ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド アセチルテトラペプチド-3 アカツメクサ花エキス デキストラン モウソウチクたけのこ皮エキス アマモエキス 褐藻エキス カミツレ花エキス ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル グリチルリチン酸2K ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1 ビオチノイルトリペプチド-1 PEG-40水添ヒマシ油 PEG-60水添ヒマシ油 PPG-26ブテス-26 メントール フラーレン アピゲニオン オレアノール酸 カンフル PVP グリセリン レシチン ダイズ油 ラベンダー油 クエン酸 クエン酸Na リン酸Na |
成分の数的にはいたって平凡。多くもなく少なくもなくといったところ。
ボストンスカルプエッセンスの目玉成分となるキャピキシルはアカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3を合わせたもの、ピディオキシジルはピロリジニルジアミノピリミジンオキシドの表記になっています。
成長因子はヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1とビオチノイルトリペプチド-1の2種。キャピキシル系の育毛剤はDeeper3Dの8種を筆頭に複数の成長因子を配合しているが、ボストンは最低レベルといっていいでしょう。
まあ成長因子など発毛にとってなんの役にも立たないけどね。(理由は後述)
それ以外特に目新しいものは見当たらない…あえて挙げるならプロキャピルが配合されていることくらいか。公式サイトではほとんど触れられていないが。
キャピキシルは横並びの5%、ピディオキシジルの含有量はフィンジアに負け、成長因子はDeeper3Dはおろかキャピキシル育毛剤の最安値であるバイタルウェーブにすら遠く及ばない。
そもそもこれらの成分に発毛効果など存在しないが、そんな知識を持ち合わせていない善良なハゲを納得させるという意味では大きな意味を持つ。
ボストンスカルプエッセンスに髪の毛を生やす効果がないのは当然として、育毛剤に深い知識がない人に対し訴求する強みすら持ち合わせていない印象を受けます。
主要な目玉成分を斬る
キャピキシルとピディオキシジルを全面に押し出すボストンスカルプエッセンス。しかし公式サイトを見てみるとそれ以外にもプッシュしている成分がいくつか存在します。
これら成分になぜ発毛効果がないのかひとつずつ説明していきます。
キャピキシル
複数の育毛剤(化粧品)に配合されるキャピキシルはアカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3の2種で構成されている成分。「ミノキシジルの3倍の育毛効果!」と鼻息荒く紹介しているサイトも多く、ご存知の方も多いことでしょう。
何をもって3倍とするのか?その根拠は下のグラフにあります。
キャピキシルを開発したカナダのLUCAS MEYER COSMETICS社(ルーカスマイヤーコスメティック社)の研究では、培養細胞を用いた試験においてキャピキシルの髪の毛の成長率はミノキシジルを使用したケースの3倍だったとのこと。
海外の育毛成分ってこんなんばっか。
ハッキリ言ってシャーレや試験管の中の培養細胞を用い出た結果など大した役に立たない。なぜなら人間の頭皮の状況とはあまりにも異なりますし、何よりAGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けないからな。
一応右の図では人間の頭皮を用いた試験の結果を載せているものの、いまいち凄さが伝わってこない。Beforeではあらかじめ髪の毛の量を減らし、Afterではその髪の毛が生えてきただけなんじゃ…と邪推してしまう。
Afterでは髪の毛の向きが揃っているし、多く見せようという意図が透けて見えるのは私の性格がひねくれているからか。
そもそも本当にミノキシジルの3倍の効果があるのなら多くの国で発毛剤として認めていそうなもの。しかしそんな話は聞いたことがない。
そりゃ自社データだけじゃ信用なんてできないよね。
ピディオキシジル
ミノキシジルに酷似した分子構造を持つため「ミノキシジル誘導体」なんて胡散臭い呼び名を与えられたステキ成分。
うん、確かに似ている。…だから何?
薬学的には「分子的に酷似しているが性質は大きく異なる」というケースが多く存在します。場合によっては一方が薬に、一方が毒になることも。
ミノキシジルとピディオキシジルの分子構造が似ているのは確かなのでしょうが、だから効果も同じなんて乱暴にもほどがある。
ピディオキシジルの発毛効果を調べるためマウスを使って試験したとするものも存在し、それを根拠に「ミノキシジルと同等の効果」としている模様。マウスの実験結果をそのまま人間に当てはめるとか笑わせるな。
フラーレン
育毛剤に使われることは稀であるフラーレンですが、女性向けの化粧品成分としては近年注目を集めているもの。非常に高い抗酸化力を持つとされ、それはビタミンCの約200倍とも。
…まさか抗酸化物質を頭皮に塗って育毛に繋がるとでも?
抗酸化作用を持つ物質は活性酸素を除去することによって細胞の老化や酸化を抑制します。いわゆるアンチエイジングってやつですね。
しかし抗酸化作用を持つ物質で髪の毛が生えたなんてデータは一切存在しません。そもそもそんな調査はアホらしくてどこも行なっていないというのが実情でしょう。フラーレンを塗布することによって毛母細胞や毛乳頭細胞の老化を抑え、それによって髪の毛が生えるとでも言うつもりだろうか?
バカも休み休み言え。
オレアノール酸
オレアノール酸は海外の育毛剤などで使用されるプロキャピルを構成する成分の1つ。実際ボストンスカルプエッセンスにはプロキャピルが配合されているが、それについては言及しておらずオレアノール酸のみを紹介しているのはなんでだろう?
ちなみにプロキャピルの抗生物質は以下の7つ。
- BG
- 水
- PPG-26ブテス-26
- PEG-40水添ヒマシ油
- アピゲニン
- オレアノール酸
- ビオチノイルトリペプチド-1
ボストンの成分表には「アピゲニオン」とあるが、たぶんアピゲニンのこと。とすればプロキャピルを構成するすべての成分が入っていることになります。
この中でもオレアノール酸は重要な役割を持っているとされ、その効果は発毛成分であるデュタステリドと同様に1型および2型の5αリダクターゼ(5α還元酵素)を阻害しAGAの原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制するというものらしい。
で、プロキャピルを培養細胞に使用した結果ミノキシジルと同等の育毛効果が得られたとされるが、これもメーカー発表の都合のいいデータ。
ちなみにプロキャピルはフォリックスFR16などに代表されるフォリックスシリーズにも配合されています。あちらはミノキシジル16%にフィナステリドまで配合している本気の発毛剤なので、雰囲気育毛剤のボストンスカルプエッセンスと比べるのはあまりにも失礼だが。
成長因子
出たよキャピキシル育毛剤お得意の成長因子。しかもボストンスカルプエッセンスに配合される成長因子はプロキャピルを構成する成分のひとつであるビオチノイルトリペプチド-1とヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1のみ。
成長因子を頭皮に直接注入するハーグ療法の存在もあって、成長因子は育毛や発毛に役立つとしているものの、2017年に新たに策定された男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインでハーグ療法は以下の評価を受けています。
頭皮に注入するハーグ療法ですら否定されているのに、これを頭皮に塗ってどうしようというのだろう?しかも2種類。
ボストンスカルプエッセンスは上記5つの成分の組み合わせを「グロースシナジー」と呼び、日本初の成分組み合わせと胸を張っているが、そんなの言ったもん勝ち。
極端な話ウ〇コ入れたって日本初になるよね、その理論だと。
ボストンスカルプエッセンスに副作用はないの?
ボストンスカルプエッセンスに副作用はあるのか?
副作用の定義をどこに置くかによっても考え方は違ってきますが、プロペシア(フィナステリド)の性機能障害やミノキシジルタブレットの血圧低下やめまい、動悸といった副作用を想定しているなら、そういったものは一切存在しないでしょう。
ただしこれは別にボストンを褒めているわけではない。
医薬品の内服薬であるプロペシアやザガーロ、ミノキシジルタブレットは強力な発毛効果がある反面副作用が出る可能性も否定できませんが、そもそも副作用が存在しない医薬品など存在しない。
つまり、発毛剤うんぬんの前に薬である以上100%副作用は存在するということ。かぜ薬や頭痛薬ですら副作用があるのだから、強力な毛生え薬であるプロペシアなどに存在しないと考える方がおかしい。
それでも医師のあいだではプロペシアやザガーロは比較的副作用が少ない安全な薬という位置づけ。育毛剤メーカーや育毛サイトは発毛剤の副作用のリスクをやたらとクローズアップし、場合のよっては「危険」とまで書いたりしていますが、これはただ単に育毛剤を売りたいだけ。
内服薬ではそれなりの副作用のリスクがあるミノキシジルですら、リアップなどに代表されるような頭皮に塗布する外用薬になれば低血圧や動悸、めまいといった副作用はまず出てきません。
で、ボストンスカルプエッセンスは?
医薬部外品ですらない化粧品のボストンスカルプエッセンスに内服の発毛剤のような副作用があるはずもない。発毛効果はおろか育毛効果すら認められない化粧品に副作用があったら逆に怖いわ。
頭皮に対する副作用の可能性はある
プロペシアやミノキシジルタブレットのような副作用は100%存在しないと断言できるボストンスカルプエッセンス。しかし頭皮に関するものであれば話はまた別になります。
本来血圧を下げるための薬であるミノキシジルも外用薬ではそのネガティブな部分は出てこないものの、成分を溶かし込むため絶対に欠かせないエタノールによる頭皮のかゆみや炎症といったものは出てくる可能性があります。
これは同じくエタノールを使っているボストンスカルプエッセンスも同様。
割合としては少ないもののエタノールにアレルギー反応を示す人がおり、こういった人が外用の発毛剤や育毛剤を使えば頭皮になんらかの影響が出てくるのは否定できないのです。
そういったアレルギー反応を副作用と呼ぶのかどうかは微妙なところですが、体に現れる異常すべてを副作用と呼ぶのであれば、ボストンスカルプエッセンスには副作用があるということになるでしょう。
まあほとんどの人には無縁の話であり、「ボストンを使えど使えど髪が生えてこねー!」と絶望するのが最大の副作用であることは言うまでもありません。
臨床試験が医学雑誌に掲載されたらしいが…
いつの頃からかボストンの公式サイトには「ボストンスカルプエッセンスの育毛効果による臨床試験の結果が医学専門誌に掲載されました」という文言が踊るようになりました。
その専門誌とは「先端医療と健康美容」というものらしく、証拠を示すためか掲載部分とおぼしきページを小さい写真3枚で紹介しています。
掲載されたことに関しては事実なのでしょうが、肝心の内容については一切触れられていません。目を見張る効果があったのであれば公式サイトでもしっかりと取り上げそうなものですが…
また、掲載されたという数少ない証拠である3つの写真にはハッキリと「頭皮用化粧品の育毛効果」という文字が見て取れます。
発毛効果ではなく育毛効果ですよ。
抜け毛を予防したり今ある髪の毛の成長を促進させたりといった育毛効果であれば、そのへんに転がっているしょぼい育毛剤でも一定の効果が出る可能性はある。
しかし私達ハゲが求めるのは髪の毛が抜けてしまった部分から再びけえを生やす「発毛効果」のはず。育毛効果うんぬんであれば化粧品であるボストンスカルプエッセンスをわざわざ使うまでもない。育毛剤で十分だから。
小さな写真3枚じゃ医学専門誌にどういった内容で掲載されたか分からないので、もっと詳しい情報を載せてくれないかね。
M-1ミストという育毛剤が第7回世界毛髪研究会議で賞を受賞したというのを大きな売りにするも、実際は効果と全く関係がないプレゼンテーション賞というオチがあるように、こういった情報は詳細を見ないと分からないですよね。
マスコミを見ても分かるように、一部をクローズアップしつつ詳細を伏せているものの多くは情報操作や印象操作という現実もあるしね。
大幅に期間短縮された全額返金保証
インターネットを中心に販売する育毛剤のほとんどには一定期間中は返金に対応する「全額返金保証」の制度を設けており、ボストンスカルプエッセンスは少し前まで180日間という長期間の返金保証を提供していました。
出典:ボストン公式サイト
まあ期間は6ヶ月でも対象本数は初回の1本のみだけどね。
それがいつの間にか45日に短縮。
出典:ボストン公式サイト
一定期間の全額返金保証と聞くと良心的なサービスに感じるかもしれませんが、現実的にはこれに関わるコストは価格に乗せられており、適用しない多くの人はむしろ損をする制度。
ゆえに個人的にはこんなもんを設定するより値段を下げろと言いたい。
で、ボストンスカルプエッセンスの全額返金保証は調べてみると2017年12月21日以降の購入分から45日間に短縮されたもよう。
ただ、ボストンは最近になって大幅な値下げに踏み切っており、その損失分を少しでも和らげるために返金保証の短縮に踏み切ったのかもしれません。
ちなみにボストンスカルプエッセンスの全額返金保証は送り返す際の送料しかかからないという良心的な条件になっています。他の育毛剤が購入時の送料や振込手数料を差し引くことを考えるとかなりましな条件なのは確か。
返送時にかかる800円程度の負担のみで購入代金すべてを返してくれるのだから、「全額返金保証」を最も正しく体現している育毛剤といえるのかもしれません。
髪は生えないしおすすめもしないけど、そこは褒められる。
驚きの5,000円値下げが示すものとは?
ボストンスカルプエッセンスといえばお得なはずの定期コースでも税込13,824円とDeeper3Dに匹敵する価格でした。「Deeper3Dに対し成分は明らかに劣るのによくこの値札を付けられるな」と感じたもの。
しかし、最近になってひっそりと大幅値下げに踏み切っていたらしい。
商品名 | 単品購入 | 定期コース |
---|---|---|
旧価格 | 15,984円 | 13,824円 |
新価格 | 10,594円 | 9,504円 |
なんじゃそりゃ?
税抜き価格で見ると、単品購入で5,000円値下げ、定期コースで4,000円円値下げとなっています。じゃあ今までのクソ高い価格はなんだったんだと。
値下げによる売り上げの減少を前述の全額返金保証期間短縮で少しでも補おうとしているのかもしれませんが、いままでいかに利益が乗っていたかがよく分かる。
キャピキシル育毛剤が少なかった頃は高い価格でもそれなりに売れていたが、フィンジアやバイタルウェーブなど相対的に安い商品が出てきた結果思うように売れなくなり、値下げに踏み切ったといったところでしょうか。
「わーい、大幅値下げされてお得になったー」と喜ぶハゲもいるかもしれませんが、個人的にはネガティブな値下げと感じています。「ボストンスカルプエッセンスは本来その程度の価値しかありません」と公式に認めたという印象しかない。
それでも購入者としてみれば値下げされるに越したことはないため、「化粧品でもいい」「発毛効果はおろか育毛効果の根拠がなくてもいい」という人にとって朗報でしょうけどね。
ボストンスカルプエッセンスはAGAに無意味
ここまでボストンスカルプエッセンスの成分や効果、価格、返金保証にいたるまで幅広く指摘してきましたがいかがでしたか?
客観的に良いところを挙げるなら全額返金保証の条件の良さと、大幅値下げによってキャピキシル育毛剤の中でも安価な部類になったことでしょうか。十分高いけどな。
しかしそれらは私たちが求めるものの本質ではない。
AGAに苦しむ人にとって何より重要なのは価格でも返金保証でもなく「髪の毛が生えるかどうか」に集約されるはず。
ボストンスカルプエッセンスは大きく値下げして定期コースで税込約9,500円になったが、ミノキシジル16%配合の最強外用発毛剤フォリックスFR16は5,820円。本気で発毛を目指す人たちの定番であるミノフィナ(フィナステリド+ミノキシジルタブレット)は個人輸入を用いれば両方合わせても1ヶ月2,000円ほど。
医療機関で処方されるとあって信頼性が高い発毛剤プロペシアやザガーロだってボストンスカルプエッセンスほど高くはない。医薬品のリアップX5プラスネオにしても然り。
効果はおろか価格面においてもボストンスカルプエッセンスが勝る要素はほとんど存在しません。あえて挙げるなら副作用がないことくらいか。発毛効果もないが。
すべての育毛剤や化粧品に当てはまることとして発毛効果が国に認められた成分を一切使っていないという点が挙げられます。(アデノシンは例外)
「ミノキシジルの3倍の育毛効果」なんて殺し文句に踊らされキャピキシル配合化粧品の使用を検討している人は、そういった点踏まえ自分にとって何が重要なのか今一度冷静に考えてみてください。
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