育毛剤イクオスEXプラスに発毛効果なし

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イクオスEXプラスに発毛効果なし

イクオスって成分や育毛サプリメントが付く点など色々な面でチャップアップに似ているな~」と感じていませんか?それもそのはず、元々は同じ育毛剤を使用し似たようなビジネスモデルで販売を行っているのだから当然です。

売れれば高い報酬が支払われれることから、アフィリエイターがこぞってサイトやブログで絶賛し、ネット上でうんざりするほど提灯記事が溢れている育毛剤といえばチャップアップが有名。

そして、これに追い付け追い越せと息巻いている商品が存在します。それが育毛剤イクオスEXプラスです。

発毛効果はないが宣伝が上手く機能しそれなりに売れているチャップアップ同様、イクオスは定期コースにサプリメントを付属させたり、ベースに天真堂のソヴール08を使っていたりと共通点が多く、チャップアップを意識しているのは明白。

また後発であるがゆえに価格面でアドバンテージがあります。まあチャップアップはブブカの二番煎じと言えなくもないので、イクオスEXプラスは実質三番煎じともいえますが…

イクオスは2016年9月に最初の大幅リニューアル、そして2019年10月に2度目の大改良を行い育毛剤やサプリメントの成分数を大幅に増やすなど勢いに乗っている感があります。果たしてその効果は?隠された嘘は?

発毛効果はないイクオスEXプラス

これはイクオスに限ったことではないと前置きしつつ、まず育毛剤の大前提としてイクオスには発毛剤のような髪の毛を生やす効果はありません。

発毛…つまり毛が抜けてしまった場所から新たな髪を生やす効果はない一方で、育毛剤を買う人はほぼすべて「髪の毛を増やしたい」と思っているわけで、その想いと育毛剤の効果にはどうしてもギャップが生まれます。

しかし育毛剤は薬機法(旧薬事法)により「発毛」「毛が生える」という効果を謳うことはできないため、あの手この手で髪の毛が生えそうな錯覚を抱かせます

それは成分数であったり、特定の成分のデータであったりと様々。イクオスはそのあたりの手法を上手く取り入れた育毛剤といっていいのではないでしょうか?

それはイクオスがリニューアルされるごとに顕著になり、1度目の大幅リニューアル時には育毛剤の成分数を31種から61種へ増やし、定期コースでセットになるイクオスサプリも成分や内容量を大幅に増量。それにより人気育毛剤の地位を確実なものにしました。

そして2019年に行われた2度目の大幅リニューアルでは育毛剤の成分数は124種とさらに倍増。目玉成分アルガス-2はアルガス-3へ。そしてイクオスサプリEXも46種から58種になるなど、ハゲの心理をよく分かっていると感じさせます。

だからといって発毛効果があるわけではないが。

イクオスEXプラスに配合されるM-034は効く?

2016年9月に行われた1度目の大幅リニューアルまで天真堂のソヴール08をそのまま使っていたイクオス。最大の売りはブブカ同様ミツイシコンブから抽出される「M-034(海藻エキス-1)」でした。

M-034はその後のアルガス-2や現在のアルガス-3の根幹をなす成分として現在も主役級の存在感を示していることから、この成分の効果がイクオスEXプラスが効くかどうかのカギを握っていると言っても過言ではないでしょう。

そんなM-034、発毛成分であるミノキシジルと「同等レベルの“育毛効果”」があるとして高い注目を得ている成分。しかしこの文言をよく見てもらえれば分かるように「発毛効果」ではなく「育毛効果」。

ミノキシジルは育毛効果もさることながら、最大のメリットかつ強みは多毛症による発毛効果。つまりミノキシジルと同等の育毛効果があったからといって「望んでいるのはそこじゃない」と言ってしまえばそれまでです。

また「ミノキシジルと同等の育毛効果」の根拠としてよく目にする下図も…

M-034では髪は生えない
出典:ブブカ公式サイト


このデータはM-034をもっとも前面に押し出しているブブカが効果を強調するために提示したもので、「岐阜本単研究所調べ」といかにも第三者的な機関が効果を検証したよう装っています。

しかしこの岐阜本単研究所というのはネットで調べても一切出てこない。しっかりした研究所であればネット検索して出てこないことなどありえないので、そこには何かしらのカラクリや嘘が隠れているのでしょう。

例えば独立した研究所ではなく、どこかの企業お抱えの施設であるとか、一般的な人が想像する“研究所”とはかけ離れた、こじんまりとした存在であるとか…

また、グラフ下部の赤線で引っ張った箇所では「髪の生えてくるスピードを実験した結果」とありますよね。

育毛剤の成分の試験ではマウスの毛を剃ったうえで特定の成分を塗布し、成長スピードを観測することが多々あります。

しかし元から毛が生えている部分…つまり放っておいても毛が生える部分に育毛成分を塗るって…私たちの目的とは明らかに違いますよね。そう、ここでも発毛効果ではないことが示されているのです。

ちなみにM-034こと海藻エキス-1は女性が使う化粧品などにもよく使われる保湿成分です。M-034はただの保湿成分です。大事なことなので2回書きました。

■M-034はミノキシジルと同等の効果を謳うが、それは発毛効果ではない
■そもそもM-034のデータの出どころ自体が非常に怪しい

新成分アルガス-3の効果は?

既製品の育毛剤といえる天真堂のソヴール08からの脱却に加え“新たな武器”を手に入れたいイクオスは2016年9月のリニューアルで成分数を31種から61種に倍増するという改革に打って出ます。

そのうえで従来のM-034に「ペルベチアカナリクラタエキス」という新たな海藻エキスを加え「Algas-2(アルガス-2)」という名称を与えます。そしてこれを新たな成分として売り出しました。

もちろんただの保湿成分です。

そして2019年10月、このアルガス-2にさらに「ガゴメコンブエキス」を加えた「アルガス-3」を新配合し、名称はイクオスEXプラスと仰々しいものに。アルガス-3はもちろん保湿成分です。

これによって育毛剤イクオスEXプラスは圧倒的な力を手に入れたらしく、キャピキシル5%ローションやリデンシル5%ローションより効果があったとする素晴らしいデータを公表しています。

イクオスのアルガス-3の効果
出典:イクオスEXプラス公式サイト


なんと3ヶ月でミノキシジルの3倍の育毛効果があるキャピキシルや、ミノキシジルの2倍の育毛効果があるリデンシルを上回る評価を得たらしい。なんか凄そうな雰囲気を漂わせておりますね。

…というか、何の発毛効果も存在しないキャピキシルやリデンシルと比べられても…そもそもアルガス-2の頃は濃度不明のミノキシジルと比較して優位性をアピールしていたが…滑稽だからやめたのか?

イクオスのアルガス2効果
出典:イクオス公式サイト


そもそもなんでアルガス-3の濃度は公開しないんだろう?

ヘアサイクルの関係上どんなに早くても実感に3ヶ月~6ヶ月かかるといわれる発毛剤や育毛剤にあって、使用から数日で実感している人間がこれだけいるって…すごい信憑性…というか、もはやプラシーボ効果。

ちなみにアルガス-2の頃はデータを調査したとされる「千葉頭皮環境研究会」は、ブブカの「岐阜本単研究所」同様検索しても一切情報が出てこなかったため「胡散臭い」と叩かれる原因に。

それを反省してか今回は存在が確認できる「日本臨床試験協会(JACTA)」に試験を依頼している。こういった穴をつぶしてくるあたり、イクオスEXプラスを販売する株式会社キーリーは抜け目ないね。

しかしこの試験にも色々と突っ込みどころが。

実験データの信憑性に疑問

比較対象が発毛効果とは程遠いキャピキシルやリデンシルという点をはじめ色々と物申したくなるこの実験データ。

その最たるものが実験に信憑性を感じられないところ。

発毛剤の治験とは程遠い試験内容

医薬品などの臨床試験では客観的なデータを調べるため当該商品と共にプラセボ(偽薬)を使う群を設定し、かつ実験の参加者はもちろん提供する側のスタッフすらどれを使ったか分からない「二重盲検法」を用います。

しかし、アルガス-3を配合したイクオスEXプラスの試験では二重盲検試験は採用されていません。プラセボを使った気配すらない。

対象被験者が男性40名、女性17名であるため、ここから「イクオス群」「キャピキシル群」「リデンシル群」の3つの群に分けると、それぞれの約20名ということになります。

ちなみにプロペシアやザガーロ、リアップなど医薬品の発毛剤の最終的な治験は二重盲検試験を採用しているうえに、各郡150名前後を振り分けています。裏を返せば、このくらいしなければエビデンス(科学的根拠)は得られないということ。

つまりイクオスEXプラスの臨床試験など参考資料程度に過ぎない。まあ育毛剤やサプリメントなど自社製品の製造を外部委託せざるを得ないレベルの新興企業に、膨大なコストがかかる大規模な臨床試験など行えるはずもないが。

アルガス-3の含有量が不明

もうひとつのツッコミどころは、アルガス-3を配合したイクオスEXプラスの比較対象であるキャピキシルローションやリデンシルローションに関しては5%と明記しているのに、イクオスは「アルガス-3ローション」としか書いていない点。

なぜイクオスだけ成分含有量を書かない?

イクオスだけアルガス-3の濃度を書かないなんてフェアじゃないですよね。というか、そもそもイクオスEXプラスに配合されているアルガス-3にしても濃度は不明ですしね。

そうなると極端な話、試験では成分含有量10%のローションを使い、製品は0.1%という可能性も否定できない。株式会社キーリーは試験と製品のアルガス-3濃度を明記するべきである。

それができないということは…公表すると都合が悪い何らかの理由があると受け止められても仕方がない。アルガス-3の効果に自信があり、かつ公平な目で見てもキャピキシルやリデンシルより効果があるというのであれば公表できるだろう。

そもそもキャピキシル5%ローションは医薬部外品の指定を受けることができないため“くくり”的にはただの化粧品。対してイクオスは医薬部外品の育毛剤ですから、これより育毛効果や発毛促進効果があって当たり前なんですよね。

ただし、薄くなってしまった部分から再び元気な髪の毛を生やす発毛に関しては“効果なし”と言わざるを得ないが。

試験期間が3ヶ月

私たちが悩まされている男性型脱毛症(AGA)は髪の毛のヘアサイクルが乱れ引き起こされます。

具体的にはジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが毛乳頭細胞においてアンドロゲンレセプターと結合。髪の毛の成長を阻害する因子やシグナルを発することで、髪の毛の成長期が短くなる一方、休止期が長くなることで発症。

そんなヘアサイクルが乱れた状態から、発毛剤などの効果により弱った髪の毛を排除し、毛根から再び元気な髪の毛を生やすには最低でも3ヶ月以上の時間を要するというのは常識です。

実際発毛剤であるプロペシアやザガーロは、製造する製薬会社が「効果が出るまで早くて3ヶ月、通常6ヵ月程度かかる」と明記しています。ミノキシジル外用薬の臨床試験データを見ても、効果が見られる人が劇的に増えるのは4ヶ月以降。効果の有無が完全に出揃うには約1年かかることが見て取れます。

で、本題のイクオスEXプラスの試験はというと…その期間は3ヶ月。もはや「その試験に何の意味があるの?」と問いたいレベル。

育毛剤よりはるかに効果的な発毛剤ですら3ヶ月ではまともな効果は望めません。にもかかわらずイクオスの試験ではキャピキシルやリデンシルも含め結構な効果が出ているらしいですよ。

いったいどんな試験を行えばこんな結果になるのか?髪の毛が生えるメカニズムを無視した結果を見るに、試験の信憑性はないに等しいと言わざるを得ない。もしくは発毛とは全く関係ない結果を提示しているのか。

確実に言えることは、イクオスEXプラスの試験では発毛効果の有無は分からないという点。そもそもそれを明らかにするつもりもないのだろう。でなければ3ヶ月なんて意味のない期間設定をするはずがない。

ここまで挙げてきたイクオスの試験の疑問点を鑑みるに、イクオスEXプラスのアルガス-3に発毛効果はないと明言できるでしょう。


日本では化粧品というくくりで配合されているキャピキシルやリデンシルですら、開発した海外のメーカーは写真や詳細なデータを用い効果や作用を公表しています。自社データなので客観性には乏しいが、それでも一定の評価はできる。

しかし日本の育毛剤メーカーはこういったことをほとんど行わない。まあ、自社で研究・開発するだけの規模がない新興メーカーが外部に製造を委託しているところが大半なんだから、当たり前と言えば当たり前だが。

そういった育毛剤とは一線を画す目的でイクオスEXプラスは試験を行っているのかもしれませんが、その試験内容は的外れ感やツッコミどころ満載。むしろ核心に迫ることをあえて回避している印象すら受ける。

ま、こういった無責任さがいかにも“育毛剤”って感じだよね。こんな無責任なカテゴリの商品に過度な期待を寄せる方が間違っている。ある意味で騙される方が悪いとも言える。

イクオスEXプラスは育毛剤なので発毛促進効果があると謳うことには何ら問題はありません。ただし、髪の毛を生やす「発毛」とそれを補助する「発毛促進」は似て非なるものなので、そこはしっかりと見極めるようにしてください。

イクオスEXプラスに副作用はあるのか

あるはずない。

もし本当にはAGAを改善するほどの発毛効果が存在するのであれば、それほど高い効果を示すものに副作用が存在しないというのは考えづらい。しかしイクオスEXプラスには驚くほど見事に副作用はありません。

薬学的な話をすれば、副作用が存在しないというのは効果がないことと同義なんだが、イクオスEXプラスを販売するキーリー含め育毛剤メーカーは副作用がないことを必死になってアピールしている。バカ丸出し。

それを喜んで買う消費者もまたバカ丸出しだがな。

あえて言うなら発毛効果を期待して購入し、期待に胸を膨らませながら使ったはいいが、全然髪が生えなくて心も懐も痛くなることが副作用か。

イクオスEXプラスの評価点

色々と厳しいことを書いていますが、イクオスEXプラスには発毛効果がないと前置きした上で評価する点も見られます。

それは成分的な面と価格面。

イクオスEXプラスにしろイクオスサプリEXプラスにしろ、髪の毛を生やす発毛効果がないためAGAの改善を目指す人にとっては意味が無いと言わざるを得ないのはここまで書いてきた通り。

ただ、成分数の多さが効果に直結しない点を置いておけば、商品の価値を高めるために数多くの成分を配合している点は評価できる。特に育毛サプリメントの含有量表記や成分数の多さは他の商品に比べ十分努力している証。

何より育毛剤とサプリメントのセットを税抜7,980円で提供している事実は、同様の形態をとるブブカゼロやチャップアップより明らかに良心的。少なくともインターネットを中心に販売する育毛剤の中ではかなり評価しています。パッケージ的な面ではね。

ただし髪の毛は生えない。相対的には良心的な商品とはいえ、AGA治療にとっては的外れな商品であるため当サイトのスタンスとしては評価できません。

イクオスEXプラスの問題点

一方、イクオスEXプラスの問題点は大きく2つ。それは上でも挙げたグラフや表現を用いて消費者に発毛効果があると錯覚させていること、あとは高額なアフィリエイト報酬を原因とした提灯記事の多さです。

ひとつずつ見てみましょう。

発毛効果があると勘違いさせる表現

まず、前述のキャピキシルローションやリデンシルローションと比較したグラフを見て、多くの人はどう感じるでしょうか?

育毛や発毛に詳しくない人が見ればほぼ確実に「キャピキシルやリデンシルより発毛効果があるのか!」と感じるはずです。

また、公式サイト上では明言こそ避けているものの、暗に発毛効果を匂わせる表現を用いていることも問題。

「髪の毛が生える」「発毛する」と書いているわけではないので薬機法には違反しないのでしょうが、薄毛が改善したっぽい印象を与えるビフォーアフターの写真を掲載したりと、まあまあ悪質。

まあ薬機法に厳密に照らし合わせた場合の可否までは判断できないので、私としてはグレーとしか言いようがないが。

確実に言えることはイクオスEXプラスに発毛効果はないということ。これだけは絶対に忘れないでください。

高額なアフィリエイト報酬による異常な売り込み

これはイクオスEXプラスの直接的な問題点ではなく、間接的な問題点、ひいては育毛業界全体の問題になりますか。

イクオスEXプラスに限らずインターネットを中心に販売する育毛剤の多くは、公式サイトとは別にアフィリエイトというシステムを使って消費者に情報を発信しています。

このアフィリエイト、簡単に言ってしまえば育毛関連サイト運営者に商品を紹介してもらった見返りに、そのサイトのリンク経由で商品が売れれば報酬を支払うというもの。

その報酬が高ければ高いほど、それを目的にサイトやページを作成する人間が増えていくのは想像に難くないと思います。

その最たる例がチャップアップやフィンジア。これら商品は1本売っただけで15,000~20,000円くらいの報酬が貰えますからね。そしてイクオスEXプラスもかなりの高報酬になっています。

平時での報酬は5,000~6,000円ほど。大幅リニューアル直後などは10,000~15,000円の報酬が支払われることも。そのためイクオスEXプラスを必死に売り込むサイトが山のように存在しているのです。

そうするとどうなるのか?消費者がイクオスEXプラスの本当の情報を見つけられないという事態に陥ります。

それもそのはず、当該商品を検索しても出てくるのはイクオスEXプラスを褒め称え、おすすめし、アフィリエイトリンクを踏ませたうえで購入させようとするサイトばかりなのですから。

実際、当サイトに行きついた人の多くがそういったサイトを目にしてきたのではないでしょうか。

個人の意見という隠れ蓑を利用し、薬機法違反となる「発毛効果がある」「髪の毛が生える」という表現を用いているサイトも多く、しかもよほど酷くない限りメーカーはそれを指摘しようともせず見て見ぬふり。

一応メーカーは表面上「薬機法に反することは書かないように」というスタンスですけどね。アフィリエイターが勝手に書いているだけなので自分たちに責任はないという姿勢なのでしょう。

問題になればそのサイトとの提携を解除すればいいだけですしね。いわゆるトカゲのしっぽ切りというやつですね。

高い報酬を設定しイクオスEXプラスを絶賛させる記事を書かせる。…いや、「書かせる」というと語弊があるのか。間接的に促すと言ったほうが平和か。

結果消費者に本当の情報が伝わらない。そしてイクオスEXプラスを売ろうとサイト運営者が嘘や過剰な表現を用いても、それは書いている本人の問題でイクオスを販売するメーカーの責任ではない。

確かに育毛サイトの記事は当サイトを含め書いている本人の責任でしょう。しかし高額な報酬を設定し、かつ自社に都合の良いことには目をつぶるメーカーにも間接的な原因があるのではないでしょうか。

これはイクオスEXプラスを販売するメーカーだけの問題ではなく、アフィリエイト全体の問題でもありますが。

仮に100歩譲ってイクオスEXプラスに一定の発毛効果があるとしても、100%の人が効果を実感することはありえません。また育毛剤とはいえエタノールなどを使っている以上頭皮に何らかのトラブルが出る可能性もあります。

本来であればそういったことを指摘する否定的な意見がある程度存在するはず。なのに当サイト以外でイクオスに否定的な記事を書き、かつ公式サイトへのリンクを貼っていないサイトが存在したでしょうか?

それがアフィリエイトの現状なのです。

余談だが、評価を書く人間に金銭的な利益がないAmazonレビューや2ちゃんねる(5ちゃんねる)においてイクオスはかなりボロクソに叩かれているのは秘密な。

髪が生えそうな“雰囲気”の演出が上手いイクオス

イクオスEXプラスは、賛否巻き起こるチャップアップやブブカゼロより多い成分数に加え、M-034を進化させたっぽい成分、そして成分数を大幅に増やしたイクオスサプリEXプラスを付けて、かつチャップアップより若干安い価格設定と、非常に演出が上手いと感じます。

ホームページのセンスがアレなレベルのチャップアップに比べイクオスEXプラスの公式サイトは洗練されており、後発だからこその強みを最大限活かしている印象。

ただ、医薬部外品の育毛剤にもかかわらず発毛効果があるような表現を用いたり、中途半端な臨床試験を行ったりと突っ込みどころが満載。発毛や育毛に詳しい人間からすると胡散臭さが倍増してしまう典型でもあります。

育毛剤や発毛剤に詳しくない人に対してなら効果をアピールできるのかもしれませんが、ある程度育毛や発毛に精通している人には滑稽に映るでしょう。

育毛剤であるイクオスEXプラスは業界最多となる124種の成分を配合し、サプリメントのイクオスサプリEXプラスもまた業界最多レベルの58種の成分を配合。これだけ聞くと確かにすごそうな印象を受けるでしょう。

ただし、間違いなく言えることは成分数などまやかしという点。事実、医薬品の発毛剤に含まれる有効成分はプロペシアならフィナステリド、ザガーロならデュタステリドなど1種のみ。

多くの成分を広く薄く配合することは、どれもが十分な効果を発揮しないことの裏返し。ましてやイクオスEXプラスは成分の含有量を明記していないのだから、それぞれの成分に対する信頼性などないに等しい。

当然イクオスEXプラスに髪の毛を生やす効果はなく、せいぜい抜け毛を予防したり生えるスピードを早める程度の効果しかありません。

本当に髪の毛を生やしたいのであれば、育毛剤に10,000円前後の無駄金を出すようなことはせず、思い切って発毛剤に挑戦するようにしましょう。

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