育毛剤イクオス 宣伝ばかりで発毛効果なし

イクオスに発毛効果なし

イクオスって成分や育毛サプリメントが付く点など色々な面でチャップアップに似ているな~」と感じていませんか?それもそのはず、元々は同じ育毛剤を使用し似たようなビジネスモデルで販売を行っているのだから当然です。

売れれば高い報酬が支払われれることから、アフィリエイターがこぞってサイトやブログで絶賛し、ネット上でうんざりするほど提灯記事が溢れている育毛剤といえばチャップアップが有名ですが、これに追い付け追い越せと息巻いているのが育毛剤イクオス。

発毛効果はないが宣伝が上手く機能しそれなりに売れているチャップアップ同様、イクオスは定期コースにサプリメントを付属させたり、ベースに天真堂のソヴール08を使っていたりと共通点が多く、チャップアップを意識しているのは明白。また後発であるがゆえに価格面でアドバンテージがあります。

まあチャップアップはブブカの二番煎じと言えなくもないので、イクオスは実質三番煎じともいえますが…

イクオスは2016年9月に大幅リニューアルを行い育毛剤やサプリメントの成分量を大幅に増やすなど勢いに乗っている感がありますが、果たしてその効果は?

当然ながら発毛効果はないイクオス

これはイクオスに限ったことではありませんが、まず育毛剤の大前提としてイクオスには当然ながら発毛剤のような髪の毛が生える効果はありません。

発毛…つまり毛が抜けてしまった場所から新たな髪を生やす効果はない一方で、育毛剤を買う人はほぼすべて「髪の毛を増やしたい」と思っているわけで、その想いと育毛剤の効果にはどうしてもギャップが生まれます。

しかし育毛剤は薬機法(旧薬事法)により「発毛」「毛が生える」という効果を謳うことはできないため、あの手この手で髪の毛が生えそうな錯覚を抱かせます

それは成分量であったり、特定の成分のデータであったりと色々ですが、イクオスはその辺の手法を上手く取り入れた育毛剤といっていいのではないでしょうか?

イクオスに配合されるM-034は効くのか

2016年9月のリニューアルまで天真堂のソヴール08をそのまま使っていたイクオスの最大の売りは、ブブカ同様ミツイシコンブから抽出される「M-034(海藻エキス-1)」でした。

これは発毛剤である「ミノキシジルと同等レベルの“育毛効果”」があるとして高い注目を得ている成分ですが、よく見てもらえれば分かるように「発毛効果」ではなく「育毛効果」です。

ミノキシジルは育毛効果もさることながら、最大のメリットかつ強みは多毛症による発毛効果。つまりミノキシジルと同等の育毛効果があったからといって「望んでいるのはそこじゃない」と言ってしまえばそれまでです。

また、虎の子の「ミノキシジルと同等の育毛効果」の根拠としてよく目にする下図ですが…

M-034では髪は生えない
出典:ブブカ公式サイト


このデータはM-034をもっとも前面に押し出しているブブカが効果を強調するために提示したもので、「岐阜本単研究所調べ」といかにも第三者的な機関が効果を検証したよう装っていますが、この岐阜本単研究所というのはネットで調べても一切出てこない。

ちゃんとした研究所であれば検索して出てこないことなどありえないので、そこには何かしらの“カラクリ”があるのでしょう。

また、グラフ下部の赤線で引っ張った箇所では「髪の生えてくるスピードを実験した結果」とあり、ここでも発毛効果ではないことが示されています。

ちなみにM-034こと海藻エキス-1は保湿成分です。

■M-034はミノキシジルと同等の効果を謳うが、それは発毛効果ではない
■そもそもM-034のデータの出どころ自体が非常に怪しい

新成分Algas-2(アルガス-2)の効果は?

ソヴール08からの脱却に加え「新たな武器を手に入れたいイクオスは2016年9月のリニューアルで成分量を31種から61種に倍増した上で、従来のM-034に「ペルベチアカナリクラタ」という新たな海藻エキスを加え、2つ合わせて「Algas-2(アルガス2)」と呼び、新たな成分として売り出しました。

もちろんただの保湿成分です。

これによって育毛剤イクオスは圧倒的な力を手に入れたらしく、キャピキシルローションやミノキシジル外用薬より効果があったとする素晴らしいデータを公表しています。

イクオスのアルガス2は効かない
出典:イクオス公式サイト


なんと3ヶ月で発毛剤であるミノキシジル外用薬の倍近い人が頭皮に違いが出たと実感しており、なんか凄そうな雰囲気を漂わせております。

この「違いを実感」という極めてあいまいな表現がみそで、これなら仮に「薄毛が加速した」「抜け毛が増えた」というネガティブなものでも「違いを実感」になるよね。

ましてヘアサイクルの関係上どんなに早くても実感に3ヶ月~6ヶ月かかるといわれる発毛剤や育毛剤にあって、使用から数日で実感している人間がこれだけいるって…すごい信憑性…というかプラシーボ効果です。

ちなみにデータを調査したとされる右下の「千葉頭皮環境研究会」なるものもブブカの「岐阜本単研究所」同様検索しても一切情報が出てこないのは言うまでもありません。

実験データの信憑性に疑問

色々と物申したくなるこの実験データ。「違いを実感」という点以外にもツッコミどころは色々とある。

その最たるものが実験に信憑性を感じられないところ。

医薬品などの臨床試験では客観的なデータを調べるため当該商品と共にプラセボ(偽薬)を使う群を設定し、かつ実験の参加者はもちろん提供する側のスタッフすらどれを使ったか分からない「二重盲検法」を用います。

しかし、アルガス2を配合したイクオスのデータはどういった試験が行われたか一切記載されておらず、プラセボを使った気配すらない。しかもこれを行ったとされる研究機関がどういったものかすら示されていないので、穿った見方をすれば色々と手心を加えることも可能。

この「手心」がどういったものかは明言を避けるが、こういった明確な数字を伴ったデータを出して「これだけ効果があるんだよ」とアピールするなら、それが信頼に足ると判断できるだけの根拠も示すべきである。

ミノキシジルの含有量が不明

もうひとつのツッコミどころは、アルガス2を配合したイクオスとの比較対象としてキャピキシルローションに関しては5%と明記しているのに、ミノキシジルのものは「ミノキシジル配合の従来育毛剤」としか書いていない点。

なぜ含有量を書かない?

そもそもキャピキシル5%ローションはただの化粧品。対してイクオスは医薬部外品の育毛剤ですから、これより育毛効果や発毛促進効果があって当たり前。

で、ミノキシジルは含有量を書いていない。キャピキシルは明記しているのにミノキシジルの含有量はスルーなんて明らかに不自然すぎます。極端な話0.1%でもいいことになる。

ミノキシジルだけ含有量を明記しない点について、「一般的なミノキシジル5%の外用薬を実験で使うとイクオスやアルガス2にとって不都合な点があるからなのか?」と見られても仕方ないだろう。


日本では化粧品というくくりで配合されているキャピキシルやリデンシルですら、開発した海外のメーカーは写真や詳細なデータを用いて効果や作用を公表しています。自社データなので客観性には乏しいが、それでも一定の評価をすることはできます。

しかし日本の育毛剤メーカーはこういったことをほとんど行わない。まあ、自社で研究・開発するだけの規模がない新興メーカーが外部に製造を委託しているところが大半なんだから、当たり前と言えば当たり前だが。

ちなみに、メーカー側は「違いを実感」という極めて曖昧な表現をまずいと思ったのか、最近になって「78%が3ヶ月以内に発毛促進効果を実感」という文言を追加しています。

イクオスは育毛剤なので発毛促進効果があると謳うことには何ら問題はありません。ただし、髪の毛を生やす「発毛」とそれを補助する「発毛促進」は似て非なるものなので、そこはしっかりと見極めるようにして下さい。

補足すると、ヘアサイクルを正常な状態に戻して発毛させるには相応の時間がかかるため、どんなに強力な発毛剤を使っても3ヶ月以内に髪の毛が生えたと実感することはあまりありません。…まあ、察しろ。

■新配合Algas-2(アルガス2)はただの保湿成分
■ミノキシジルの2倍近い実感とするデータの信憑性が無さすぎる

イクオスに副作用はあるのか

あるはずない。

もし上記の「ミノキシジルの2倍近い実感」の内容が発毛であれば、それほど高い効果を示すものに副作用が存在しないというのは考えづらい。しかしイクオスには驚くほど見事に副作用はありません。

あえて言うなら発毛効果を期待して購入し使ったはいいが、全然髪が生えなくて心も懐も痛くなることが副作用か。

イクオスの評価点

色々と厳しいことを書いていますが、イクオスには発毛効果がないと前置きした上で評価する点も見られます。

それは成分的な面と価格面。

イクオスにしろイクオスサプリEXにしろ髪の毛を生やす発毛効果がないためAGAの改善を目指す人にとっては意味が無いと言わざるを得ないのはここまで書いてきた通り。

ただ、成分数の多さが効果に直結しない点を置いておけば、商品の価値を高めるために数多くの成分を配合している点は評価できる。特に育毛サプリメントの含有量表記や成分数の多さは他の商品に比べ十分努力している証。

何より、その育毛剤とサプリメントをセットで7,538円というのは同様の形態をとるブブカやチャップアップより明らかに良心的。少なくともインターネットを中心に販売する育毛剤の中ではかなり評価しています。パッケージ的な面ではね。

ただし毛は生えない。相対的には良心的な商品とはいえ、AGA治療にとっては的外れな商品であるため当サイトのスタンスとしては評価できません。

イクオスの問題点

一方、イクオスの問題点は大きく2つ。それは上でも挙げたグラフや表現を用いて消費者に発毛効果があると錯覚させていること、あとは高額なアフィリエイト報酬を原因とした提灯記事の多さです。

ひとつずつ見てみましょう。

発毛効果があると勘違いさせる表現

まず、前述のミノキシジル、キャピキシルローションと比較したグラフを見て、多くの人はどう感じるでしょうか?

「違いを実感した人の数」という微妙な表現を用いているものの、育毛や発毛に詳しくない人が見ればほぼ確実に「ミノキシジルやキャピキシルより発毛効果があるのか!」と感じるはずです。

また、公式サイト上ではっきりと「5αリダクターゼをブロック」と書いている点。

5αリダクターゼをブロックした結果抜け毛を予防するという表現で、「髪の毛が生える」「発毛する」と書いているわけではないので薬機法には違反しないのでしょうが…これも非常に微妙な表現ですよね。ギリギリを攻めているというか。

発毛剤であるフィナステリドやデュタステリドが5αリダクターゼ阻害薬であることを考えると、この表現は「発毛効果を匂わせている」という印象が強い。…というか、そもそも5αリダクターゼをブロックという表現は薬機法的に問題ないのか?

まあ薬機法に厳密に照らし合わせた場合の可否までは判断できないので、私としてはグレーとしか言いようがないが。

高額なアフィリエイト報酬による異常な売り込み

これはイクオスの直接的な問題点ではなく、間接的な問題点になりますか。

イクオスに限らずインターネットを中心に販売する育毛剤の多くは、公式サイトとは別にアフィリエイトというシステムを使って消費者に情報を発信しています。

このアフィリエイト、簡単に言ってしまえば育毛関連サイト運営者に商品を紹介してもらった見返りに、そのサイトのリンク経由で商品が売れれば報酬を支払うというもの。

その報酬が高ければ高いほど、それを目的にサイトやページを作成する人間が増えていくのは想像に難くないと思います。

その最たる例がチャップアップやフィンジアなのですが、イクオスもかなりの高報酬になっています。

そうするとどうなるのか?イクオスの本当の情報を見つけられないという事態に陥ります。だって当該商品を検索しても出てくるのはイクオスを褒め称え、おすすめし、アフィリエイトリンクを踏ませようとするサイトばかりなのですから。

実際、当サイトに行きついた人の多くがそういったサイトを目にしてきたのではないでしょうか。

個人の意見というのをいいことに「発毛効果がある」「髪の毛が生える」と書いているサイトも多く、しかもよほど酷くない限りそれらを指摘しようともしない。一応表面上は「薬機法に反することは書かないように」というスタンスですけどね。

高い報酬を設定しイクオスを絶賛させる記事を書かせる。…いや、「書かせる」というと語弊があるのか。間接的に促すと言ったほうが平和か。

結果消費者に本当の情報が伝わらない。そしてイクオスを売ろうとサイト運営者が嘘や過剰な表現を用いても、それは書いている本人の問題でイクオスを販売するメーカーの責任ではない。

確かに育毛サイトの記事は当サイトを含め書いている本人の責任でしょう。しかし高額な報酬を設定し、かつ自社に都合の良いことには目をつぶるメーカーにも間接的な原因があるのではないでしょうか。

これはイクオスを販売するメーカーだけの問題ではなく、アフィリエイト全体の問題でもありますが。

仮に100歩譲ってイクオスに一定の発毛効果があるとしても、100%の人が効果を実感することはありえません。また育毛剤とはいえエタノールなどを使っている以上頭皮に何らかのトラブルが出る可能性もあります。

本来であればそういったことを指摘し否定的な意見もある程度存在するはず。なのに当サイト以外でイクオスに否定的な記事を書き、かつ公式サイトへのリンクを貼っていないサイトが存在したでしょうか?

それがアフィリエイトの現状なのです。

余談だが、評価を書く人間に金が絡まないAmazonレビューや2ちゃんねる(5ちゃんねる)ではかなりボロクソに叩かれているのは秘密な。

髪が生えそうな“雰囲気”の演出が上手いイクオス

イクオスは賛否巻き起こるチャップアップやブブカより多い成分数にM-034を進化させたらしい成分、そして定期コースでは内容量、成分量を大幅に増やした育毛サプリメントを付けて、かつチャップアップより若干安い価格設定と非常に演出が上手いと感じます。

ホームページのセンスがアレなレベルのチャップアップに比べイクオスの公式サイトは洗練されており、後発だからこその強みを最大限活かしている印象か。

ただ、発毛効果のない育毛剤を無理にミノキシジルと比較するなど突っ込みどころが満載で、発毛や育毛に詳しい人間からすると胡散臭さが倍増してしまう典型でもあります。

育毛剤や発毛剤に詳しくない人に対してなら効果をアピールできるのかもしれませんが、ある程度育毛や発毛に精通している人には滑稽に映るでしょう。

ちなみに、イクオスはチャップアップを強く意識している点が散見されます。これはアフィリエイト報酬にも現れており、一本売ればチャップアップ同様5,000円前後の報酬が受け取れるのでアフィリエイターのバカみたいな売り込みがネット上に溢れています。

当然イクオスに髪の毛を生やす効果はなく、せいぜい抜け毛を予防したり生えるスピードを早める程度の効果しかありませんので、本当に髪の毛を生やしたいのであれば育毛剤に10,000円前後出すより発毛剤に挑戦するように。

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