チャップアップに発毛効果は一切ない

チャップアップに発毛効果なし

「薄毛が気になりだして色々なサイトを見ているが、どこもチャップアップの押し売りが酷くてうんざりなんだが…」という人は多いのではないでしょうか?

薄毛が気になりネットなどで治療法などを探している人ならこの育毛剤の存在を知らない人はいないのではないかというくらい有名なチャップアップ。

それもそのはず、多くのサイトやブログに対する積極的な広告出稿はもちろん、多額の報酬というニンジンに惹かれ多くのアフィリエイターがチャップアップを絶賛する記事を書いているのですから、目にする機会が多いのも頷けます。

ただ、私たちハゲにとって重要なのは「有名かどうか」「露出が多いかどうか」より「髪が生えるかどうか」。

果たしてチャップアップにはどれほどの効き目があるのか。多くのサイトが絶賛するほどの効果があるのかについて本当の事実を書いていきたいと思います。

    目次
  1. チャップアップがおすすめされる理由は金
  2. チャップアップに発毛効果なし
  3. M-034の「ミノキシジルと同等の効果」は嘘
  4. チャップアップに科学的根拠ある成分は皆無
  5. チャップアップがAGAに効果ない理由を詳しく解説
  6. チャップアップはM字ハゲに効かない
  7. 医師がチャップアップを勧める不自然さ
  8. チャップアップ勧める日本臨床医学発毛協会とは?
  9. 厚生労働省は育毛・発毛効果を認めていない
  10. 「世界が認めた」と謳う悪質表現
  11. チャップアップサプリで髪は生えない
  12. チャップアップに副作用はある
  13. チャップアップ口コミの嘘と本当
  14. チャップアップの価格は非常に高い
  15. チャップアップの最大の問題点
  16. チャップアップに良い点やメリットはないの?
  17. ハゲを治したいならチャップアップは使うな

チャップアップがおすすめされる理由は金

ネット上にはチャップアップに関する記事やサイトが溢れており、あたかもすごい効果がありそうな雰囲気を漂わせていますが、これにはカラクリがあります。

それは高額なアフィリエイト報酬。

アフィリエイトとは自分のサイトやブログのリンク経由で商品が売れると規定の報酬が受け取れるというもので、ライバルが多く需要も高い育毛分野は比較的報酬が高い傾向にあります。

そんな中においてチャップアップは1本売れば5,000円という高額な報酬を設定しています。ある程度アクセスや売り上げが見込めるサイトであれば特別単価として15,000~20,000円を設定することも。

これに釣られたアフィリエイターが育毛関連サイトを作成し、こぞってチャップアップを紹介しているため、結果馬鹿みたいに効果を褒め称えた提灯記事がネット上に溢れることに。

ただ、言うまでもなくほとんどのサイトやブログは報酬目当てにひたすらプッシュしているだけで、効き目とおすすめ度はまったく比例しないというのが実情です。

チャップアップに発毛効果なし

うんざりするほどの異常な売り込みが続くチャップアップですが、私たちハゲからすればこれで髪の毛が生えれば特に何の文句もありませんよね。

で、実際のチャップアップの効果はというと…

まず大前提となるのは「チャップアップは育毛剤」という点で、発毛(髪が生える)効果はありませんし、それを謳うこともできません。

大事なことなので2度書きます。発毛効果なし

育毛剤として成分量はかなり多めで70種ほど配合しているものの、すべて発毛への根拠が全くない保湿成分や抗炎症作用程度の成分。せいぜい今ある髪の毛の成長が若干促される程度の効果になります。

抜け毛予防程度の効果があればいいというのであれば使用してもいいかもしれません。そのために毎月1万円近いお金を出してもいいというのなら。

なぜチャップアップに発毛効果がないと言い切れるのか、もう少し詳しく見てみましょう。

M-034の「ミノキシジルと同等の効果」は嘘

チャップアップといえば一世を風靡した(?)「M-034」という海藻エキスを配合していることでも有名。これがあるからこそインターネットを中心に販売する育毛剤としてNO.1に輝けたと言っても過言ではないでしょう。

その人気を決定付けたのが、ブブカが公表したこのグラフ。

M-034に発毛効果はない
出典:ブブカ公式サイト


発毛剤であるミノキシジルと同等の育毛効果」というインパクトは計り知れず、またミノキシジルは副作用に対する過剰な批判に晒されていることもあってM-034は瞬く間に人気成分に。

その後これを配合したチャップアップが登場。ブブカと同じく天真堂のOEM(相手先ブランド)用汎用育毛剤ソヴール08を使用し、より安い価格を打ち出して人気を得るのですが、このデータをよく見ると「生えてくるスピードを実験した結果」とある。

同一人物を5厘刈りの坊主にしてM-034とミノキシジルを塗り髪の毛が生える早さを競うという、文字通り「育毛効果」を比べたもの。間違ったことは書いていない。

間違ったことは書いていないが、ハゲが求める効果はそこじゃない

ミノキシジルはハゲてしまった部分から髪の毛を生やす発毛効果があるから世界中で広く使われているわけで、髪の毛が早く生える育毛効果など二の次三の次。

チャップアップに含まれるM-034にミノキシジルと同等の育毛効果が本当にあったとしても、私たちにとっては発毛効果がなければ何の意味もないのです。そしてそれを示すデータは一切存在しない。

含有量が一切明記されていない

このデータに問題点はまだあります。

この実験でM-034とミノキシジルをどのくらいの濃度で使ったのか一切書かれていないのです。極端な例では超高濃度のM-034と超低濃度のミノキシジルという可能性だって否定できない。

そしてチャップアップにM-034がどの程度配合されているのかも分からない。

つまり、M-034にミノキシジルと同等の育毛効果があるとするこのデータには根拠も信憑性もないことになる。

ただ、チャップアップにM-034が配合されているのは有名な話ですが、イクオスやブブカと差別化するためなのかチャップアップの公式サイトにおいて「M-034」という文言は一切使われていない。

そもそも、M-034と称されるものは成分表の表記は「海藻エキス(1)」。この海藻エキスは多くの育毛剤に配合される普遍的な保湿成分のひとつ。これに期待すべきではないことは明白なのです。

発毛剤ミノキシジルですら頭皮に塗布する外用薬ではそれほど強い効果は期待できないのですから、発毛根拠のまったくないチャップアップを頭皮に塗ったところでその効き目のほどは…察してください。

チャップアップに科学的根拠ある成分は皆無

チャップアップに科学的根拠なし

髪の毛が生える根拠がない成分はM-034だけに留まりません。ハッキリ書いてしまうと、医師が「発毛の科学的根拠がある」と認めた成分がチャップアップには何一つ入っていないのです。

会員数が1万人を超え100年以上にわたって運営されている日本皮膚科学会が、東京医科大学や大阪大学などで皮膚科を専門にしている権威ある医師十数名で構成し策定している男性型脱毛症診療ガイドラインというものがあります。

2010年と2017年に策定された同ガイドラインで男性型脱毛症(AGA)の治療に最も効果的とされているのはフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3つ。それに次ぐ評価を得ているのがアデノシンと自毛植毛となっています。

それ以外の成分や治療法については「根拠に乏しい」としているのですが、それらとて厚生労働省が育毛剤の有効成分として認めているものばかり。

評価の良し悪しは別にして、2017年の男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインで評価された成分とチャップアップの成分を比べてみると…

脱毛症診療ガイドライン評価成分 チャップアップ

フィナステリド
デュタステリド
ミノキシジル(外用)
アデノシン
カルプロニウム塩化物
t-フラバノン
サイトプリン
ペンタデカン
ケトコナゾール
ビマトプロスト
ラタノプロスト
ミノキシジル(内服)


センブリエキス
グリチルリチン酸ジカリウム
塩酸ジフェンヒドラミン
精製水
濃グリセリン
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
エタノール
D-パントテニルアルコール
フェノキシエタノール
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
ラウリルジメチルアミンオキシド液
ビワ葉エキス
海藻エキス(1)
ボタンエキス
シナノキエキス
ヒキオコシエキス(1)
ヒオウギ抽出液
クロレラエキス
オウゴンエキス
ローマカミツレエキス
アルニカエキス
オドリコソウエキス
オランダカラシエキス
ゴボウエキス
セイヨウキズタエキス
ニンニクエキス
マツエキス
ローズマリーエキス
ニンジンエキス
サクラ葉抽出液
乳酸ナトリウム液
L-ピロリドンカルボン酸
L-アルギニン
DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液
L-アスパラギン酸
水酸化ナトリウム
グリシン
L-アラニン
L-セリン
L-バリン
L-プロリン
L-スレオニン
L-イソロイシン
L-ヒスチジン
L-フェニルアラニン
ジオウエキス
カモミラエキス(1)
ショウキョウチンキ
ダイズエキス
1,3-ブチレングリコール
ドクダミエキス
チョウジエキス
マロニエエキス
ウメ果実エキス
チンピエキス
センキュウエキス
トウキエキス(1)
グルコシルヘスペリジン
油溶性マサキエキス
イチョウエキス
セイヨウサンザシエキス
サンザシエキス
タイソウエキス
グレープフルーツエキス
リンゴエキス
オレンジ果汁
レモン果汁
ライム果汁
キイチゴエキス
キウイエキス
スターフルーツ葉エキス
セイヨウナシ果汁発酵液
ユズセラミド
L-グルタミン酸ナトリウム
塩酸リジン
冬虫夏草エキス
トマトエキス
ヘマチン液
クエン酸ナトリウム
無水クエン酸
無水エタノール

ひとつも入っていない。

脱毛症診療ガイドラインで評価される成分というのは主に以下の3つに分けられているとみています。

  • 発毛効果があると認められている医薬品成分
  • 厚労省が認める有効成分の中でも特に育毛に特化した成分
  • 他の治療薬ながら髪の毛への影響も取りざたされる成分の代表格

例えばチャップアップの有効成分であるセンブリエキスやグリチルリチン酸ジカリウムはガイドラインで評価の対象にすらされていませんよね。しかし同じく有効成分であるアデノシンやt-フラバノンは評価の対象になっている。

アデノシンやt-フラバノンは大手企業が育毛効果に着目して開発・研究し有効成分として認められた成分である一方、センブリエキスやグリチルリチン酸は育毛剤の有効成分というよりかは、医薬部外品の有効成分。

女性の肌に塗る化粧品などにも多く使用されていることから、頭皮の環境改善程度の効果は期待できるものの、育毛・発毛効果が期待できないのは想像に難くない。

それ以外のチャップアップの成分にしても、日本皮膚科学会に評価されるようなものはひとつも入っていない。いうなれば医師が「AGAに効果なし」と突き放したと同義。これで髪の毛が生えると考える方がおかしい。

この現実を見てもチャップアップでハゲを改善する夢を見ますか?

チャップアップがAGAに効果ない理由を詳しく解説

ここまでチャップアップの成分に発毛効果がないことを書いてきましたが、男性の薄毛の原因やメカニズムを含めもうちょっと詳しく書いてみましょう。

男性の薄毛の9割は男性型脱毛症(AGA)とされています。側頭部や後頭部の髪の毛はそのままに生え際や頭頂部、もしくはその両方が薄くなっているのであればAGAと思って間違いありません。

チャップアップはAGAに効かない

そのAGAは普遍的な男性ホルモンであるテストステロンに5αリダクターゼという酵素が結びついて作り出される強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」が原因で引き起こされます。

毛根内部の毛乳頭細胞でテストステロンはDHTに変換され、アンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)と結合、それによって脱毛を促す物質が作られヘアサイクルが乱れる…というのがAGAのメカニズム。

ちなみに、5αリダクターゼの分泌量やアンドロゲンレセプターの感受性は遺伝によって決まります。AGAに生活習慣など関係ないのはこれが理由。

これを回避するには、5αリダクターゼの働きを阻害しDHTの生成を抑制するか、もしくはDHTの作用によって抜けようとする髪の毛をさらに強力な発毛力によって防ぐ方法しかありません。

その効果は前者はフィナステリドとデュタステリド、後者はミノキシジルが担うことになります。

チャップアップに発毛させる成分は入っていない

ではAGAの脱毛メカニズムに対してチャップアップはどういった働きをするのか?

結論から言えば何もしない

前述したように医薬部外品の育毛剤というのは、頭皮環境を整え抜け毛を予防する程度の効果しかなく、成分構成も保湿成分や抗炎症作用・血行促進作用があるものしか配合されていません。チャップアップも例外ではない。

フィナステリドやデュタステリドのように5αリダクターゼを阻害しDHT生成を抑制する効果もなければ、ミノキシジルのように強力な発毛力で半ば無理やり髪の毛を生やすような力もないのです。

オウゴンエキスやビワ葉エキスはDHT生成抑制効果があるだと?残念ながらそんなデータや根拠は存在しないし、100歩譲って多少の効果があったとしても、カスみたいな量しか配合されていない以上意味はない。

フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった世界的に発毛効果が認められたものは、それら成分に特化し高い含有量で配合してやっと効果を示す。

一方チャップアップは一つひとつの含有量が極めて少ない70種の成分をエタノールと水でジャバジャバに薄めている。仮に70種の中にミノキシジルが入っていたとしても、こんな濃度では何の効果も示さないだろうよ。

これがチャップアップに発毛効果がないとする根拠。

反論は認めない。なぜなら100%偽りのない真実だから。

チャップアップはM字ハゲに効かない

チャップアップはM字ハゲに効果なし

ネット上には「M字ハゲに効果がある」と持ち上げられているチャップアップ。しかしこれも当然ながら嘘です。

M字ハゲは男性の薄毛のほとんどを占める男性型脱毛症(AGA)の中で最も多いとされるハゲかた。本来は生え際の剃り込み部分から薄毛になった結果おでこのラインが「M」のように見えることからこう呼ばれるようになりましたが、現在は生え際の薄毛全般を指すことも。

このM字ハゲは、AGAのもう一つの特徴である頭頂部の薄毛よりも治りにくいとされます。AGA治療薬であるフィナステリドでは満足な効果が得られないと感じる人が多く、M字部分にはフォリックスFR16のような高濃度ミノキシジルがベストとする声も。

世界的に発毛効果が認められ、AGAの原因となる男性ホルモンDHTを減少させる効果があるフィナステリドでさえ難しいとされるM字ハゲの改善に、一切の発毛根拠がないチャップアップが効果を示すはずがない。

M字ハゲに効果があると謳っているサイトがあったら、その内容をじっくりと見て下さい。そのメカニズムや根拠について書いているものは皆無であるはず。

効果や内容が伴わないのに、高額報酬というエサで提灯記事を書かせた結果、M字ハゲに効くと謳いつつもメカニズムや根拠を示すことができないサイトが後を絶ちません。実際そんなもの存在しないしな。

ちなみに、M-034やオウゴンエキス、ビワ葉エキスなどのDHT抑制効果でM字ハゲに効果を示すと書いているものは根拠ではありません。なぜならそういった成分がDHTを抑制したりAGAを改善したりするという科学的根拠は一切存在しないからです。

チャップアップはM字ハゲに効果なし。これこそが純然たる事実なのです。

医師がチャップアップを勧める不自然さ

チャップアップは以前から日本臨床医学発毛協会なる組織の会長である松山淳医師のコメントを掲載し、あたかも医師が発毛効果を認めたかのような印象を与えています。

確かに医師が推奨となれば効果の信頼性はグッと高まり、売り上げもヒャッハーってなる可能性がありますよね。

これまでに確認できた同医師のチャップアップに対するコメントは以下のもの。

松山淳会長のチャップアップ推し発言
出典:チャップアップ公式サイト


この2つは今現在確認できるもの。「優秀な品質の育毛剤」ってなんとも微妙な表現ですよね。効果に言及しているわけではなく“品質”ってあたりが。

開発規模を持たない、もしくは開発コストを抑えたい企業に対しOEM(他社ブランド向け)の化粧品や育毛剤などを幅広く販売している日本の天真堂が作っているのだから、そりゃ品質は問題ないだろうよ。

そして下のコメントにいたっては「使い心地の良い」だってよ。生えなくてもいいから使い心地が良いものを使用したいんなら水でも塗っとけという話である。

過去には効果に言及も

また、日本臨床医学発毛協会会長である松山淳氏のコメントについては過去に効果に言及しているものも散見されます。

日本臨床医学発毛協会会長とチャップアップ出典:チャップアップ公式サイト


これを本当に言ったの?医者が?

まあ「髪の毛が生える」「発毛する」と言っているわけではないので問題はないのでしょうが、私だったらなんのエビデンス(科学的根拠)もない育毛剤を勧める医師なんて絶対に信用できない。

そもそも「発毛協会」を謳う組織の会長が発毛効果のない育毛剤であるチャップアップをおすすめ?なんか色々と胡散臭い印象しかない。

というわけで、チャップアップをおすすめする松山淳氏が会長を務める日本臨床医学発毛協会のホームページを見てみました。

チャップアップ勧める日本臨床医学発毛協会とは?

そもそも、チャップアップを勧めている松山淳医師が会長を務める日本臨床医学発毛協会ってどんなものなのでしょうか?

というわけで「日本臨床医学発毛強化」で検索をかけると公式サイトがトップに出てくるので中身を確認してみる。

日本臨床医学発毛協会の公式サイト出典:日本臨床医学発毛協会


こういった小規模な医学団体というのは数多く存在し、このサイトも男性型脱毛症(AGA)を医学的な見地から治療・啓発する目的で作られているいたってまっとうなもの。

ただ新着情報は2011年で止まっているなど放置されている感は否めない。

いくつかのページを確認したが、薄毛治療はあくまでもフィナステリド(商品名:プロペシア)が基本であるという極めて常識的な内容になっています。2015年に正式認可されたデュタステリド(商品名:ザガーロ)の文言が出てこないあたり、やはり更新されていなんだなと感じる。

その中で注目したのがチャップアップをおすすめする医師として有名となっている日本臨床医学発毛協会会長松山淳氏のインタビューである。

松山淳氏は育毛剤に否定的だった

このインタビューの中で氏は「とにかく病院で治療してください」と訴えています。非常に高い発毛効果を持つフィナステリドの登場でAGAの改善が見込めるうえ、医師による正しいアドバイスができるからとのこと。

中でも目を引いたのが質問に対し答えた以下の一文。

■毛をしっかり増やすのは結構難しいものなのですか?

松山淳氏:いえ、しっかりとしたケア用品を使用して、正しいケアを行えば育毛はそれほど難しいことではありません。しかし、市販の育毛剤や自分の体質に合わないケア用品の使用など、間違ったケア方法を行うと十分発毛の力を活かせないのです。

出典:日本臨床医学発毛協会

市販の育毛剤を思いっきり否定してますが…

日本臨床医学発毛協会のサイトの最終更新日はおそらく2011年。松山淳氏のインタビューはそれ以前に行われたと見て間違いないでしょう。

で、チャップアップが発売されたのが2013年。

チャップアップ信者は「育毛剤の素晴らしさに気付いたんだよ」と思うかもしれませんが、チャップアップに使われる成分は数こそ多いものの、どれも極めて平凡なもので発毛根拠は存在しない。しかも個々の成分含有量は一切分からない。

エビデンス(科学的根拠)を重んじる医者であれば鼻で笑うレベルでしょう。

どんな心境の変化があって氏はチャップアップをおすすめするにいたったのでしょうね。人の心を動かすもの、信念や医師としての矜持をも曲げてしまうものといえばやっぱりアレなんですかねぇ…

厚生労働省は育毛・発毛効果を認めていない

以前、チャップアップは「厚生労働省が認めた育毛剤」という宣伝文句を謳っていました。

厚生労働省が認めた…それを見て皆さんはどう感じますか?厚生労働省から育毛効果のお墨付きをもらったような印象を受けるのではないでしょうか。育毛剤などにあまり知識がない人は「厚生労働省が髪が生えると認めている」と感じるかもしれません。

しかしこれにはカラクリが。

「育毛剤」と呼ばれるものは医薬部外品の指定を受けているものを指します。例えばキャピキシルローションは一見育毛剤のように見えますが、実際は化粧品の養毛剤。ごく一部の例外を除き「育毛剤=医薬部外品」なのです。

そして医薬部外品の育毛剤として販売するには、厚生労働省が医薬部外品の有効成分として指定している成分を規定量配合する必要があります。それをクリアし然るべき手続きを踏めば育毛剤と名乗れることに。

厚生労働省が認めたという表現はミスリードを誘っている

さて、ではチャップアップはどうでしょう?

チャップアップは医薬部外品の育毛剤です。つまり厚生労働省に販売の認可を受けた商品ということになります。しかし効果を認めているわけではない

あくまでも「医薬部外品としての条件を満たしている」というものであり、発毛効果はおろか育毛効果すら担保するものではありません。

一方で「厚生労働省が認めた」という表現はどうなのか?常識的な解釈をするのであれば、「厚生労働省が(効果を)認めた」という受け止め方をするのではないでしょうか。

チャップアップは厚生労働省が認めた育毛剤…確かに嘘ではない。嘘ではないが、その表現には消費者の勘違いや認識の違いを誘う意図がありありと見て取れます。

「世界が認めた」と謳う悪質表現

この「厚生労働省が認めた」というチャップアップの表現については、消費者のミスリードを誘いながらも嘘は書いていないという絶妙かつ姑息な宣伝文句でした。

しかし最近は「世界が認めた育毛剤」という表現に変わってきています。ずいぶんワールドワイドになってきましたね。

あまりにも過剰な表現であるため「正気か?」と感じつつチャップアップの公式サイトを見てみると…

チャップアップは世界に認められていない
出典:チャップアップ公式サイト


またモンドセレクションか…もううんざりだよ。

ここでの問題点は2つ。

  • モンドセレクションは効果を認めるものではない
  • モンドセレクションはただの民間団体

ひとつずつ見ていきましょうか。

モンドセレクションは効果を認めるものではない

チャップアップに限らず、イクオスやポリピュアEXなどなど、発毛効果など一切存在しない育毛剤が信用のために必死になって受賞を目指すモンドセレクション。

チャップアップの公式サイトでも書いているように、モンドセレクションは「品質」や「表示の正確性」を審査するためのものであって、効果を検証するものでも認めるものでもありません。

そもそもインターネットを中心に販売するチャップアップやイクオス、ブブカ、フィンジア等々といった育毛剤は自社開発ではなく、相手先のブランドで製品を製造するOEM企業に委託して作られています。チャップアップなら天真堂ですね。

このOEM企業、外部から化粧品や医薬部外品の製造を請け負うことを生業としているだけあって、こういった商品の開発や医薬部外品としての認可申請はお手のもの。安心の日本企業ということもあり品質に問題など出るはずもない。

だからこそこういった育毛剤はモンドセレクション金賞を受賞できるのです。

ただ、モンドセレクション自体がこれといった価値も権威もないものなので、いうなれば「はりぼて」なんですけどね。

モンドセレクション受賞と聞くと「効果が認められた」と感じる人もいるかもしれませんが、それは大きな勘違い。効果に関しては一切審査していません。

こういったものの効果を立証するには膨大な費用と人員、時間が必要になる。「微々たる金で審査してやっているのに、そんなことできるはずないだろ」というのが本音だろう。

モンドセレクション運営するのはただの民間団体

チャップアップが「世界が認めた」と鼻息荒く宣伝するモンドセレクション。しかしこの賞はベルギーの民間団体が運営しています。

しかも審査する商品は団体が選出するわけではなく、企業が1150ユーロ(約15万円)を払って自社商品の審査をお願いするというシステム。

笑えるのは審査する商品の9割が何らかの賞を受賞し、6割は金賞以上である点。

受賞した製品の数 受賞率
最高金賞 420 14.16%
金賞 1368 46.13%
銀賞 737 24.85%
銅賞 166 5.59%
選外 274 9.24%

最低限の品質があれば受賞できるのです。しかもこの賞はモンドセレクション信仰が深いアジアや日本企業の申請が大半で、本場である欧州や消費大国であるアメリカでは空気のような存在。

審査は15万円支払っての申請方式、しかも9割が受賞。これを聞くだけでいかに意味のない賞かが見えてくると思いますが、チャップアップの問題はそこではありません。そう、大きな問題はこれを「世界が認めた」と謳ってしまう点。

プロペシアの主成分であるフィナステリドや、外用の発毛剤に用いられるミノキシジルは世界中で大規模かつ厳格な臨床試験が行われ効果が認められています。これであれば世界が認めたと言っても違和感はないでしょう。

しかしチャップアップはベルギーの民間団体が行っているザルのような賞の受賞をもって「世界が認めた」と謳っている。もうね、ここまでくるとミスリードうんぬんではなく詐欺に近い。

「厚生労働省が認めた」という表現に関しては「汚い表現だがまるっきりの嘘でもない」と擁護できるものの、この「世界が認めた」という表現は完全にアウト。企業の良識を疑うわ。

チャップアップサプリで髪は生えない

チャップアップサプリは効かない

チャップアップは65種以上の豊富な成分のみならず、定期コースで育毛サプリメントが付属するというのが大きな売り。育毛効果が高いとされるノコギリヤシや亜鉛、フィーバーフューなどの定番成分を色々と配合し、育毛剤とサプリメントによる内外からの効果を狙ったもの。

特にノコギリヤシは発毛剤プロペシアなどの主成分フィナステリドと同じく5αリダクターゼの働きを阻害し薄毛の原因となるDHTの生成を抑制する働きがあるとされますが、それも気休め程度。

ノコギリヤシはフィナステリド同様5αリダクターゼを阻害することで前立腺肥大症の改善に効果があるとする意見が多く、それが育毛にも効果があるという根拠になっています。ヨーロッパでは前立腺肥大症の治療薬として使われているとも。

しかし、日本泌尿器科学会の前立腺肥大症ガイドラインにおいてノコギリヤシは有効とする根拠と無効とする根拠がともに同程度あるとされ、安全性の影響も不明とある。ちなみに厚生労働省はノコギリヤシについて「プラセボ(偽薬)と同程度の効果しかない」と断じている。(→ノコギリヤシはハゲにまったく効果なし

前立腺肥大症診療ガイドラインでのノコギリヤシの評価出典:前立腺肥大症診療ガイドライン


日本では厳しい評価のノコギリヤシは1日320mgを摂取すると効果的とされているのだが、チャップアップサプリに配合されている量はなんと…不明

亜鉛やフィーバーフュー、唐辛子といった主要な成分すべてが非公表。これでも単体で5,000円以上するサプリメントだぜ。チャップアップより安いイクオスサプリEXですら主要成分の含有量は公表しているというのに。

ただし、どんな成分をどれだけ配合していてもサプリメントはただの健康補助食品であり、育毛効果すら期待できません。チャップアップサプリの是非うんぬんの前に、そもそもノコギリヤシや亜鉛で髪が生えるというのが幻想。

そんな無意味なもの飲んで時間と金を無駄にするくらいなら素直にフィナステリド飲むべき。

チャップアップに副作用はある

育毛剤や発毛剤といえば副作用に懸念を抱いている人も多いと思いますが、チャップアップはどうなのでしょうか?

結論から書くとチャップアップに副作用があるわけない、良くも悪くも。

チャップアップの売りのひとつに「副作用がない」というものがあり、多くのサイトはフィナステリドやミノキシジルといった発毛剤の副作用を過剰に書きたてチャップアップの使用を促しています。

しかしどんな素晴らしい薬も効果が高ければそれに見合うだけの副作用があるもの。発毛剤の副作用は効果が高いことの裏返しで、発毛効果が一切ないチャップアップに副作用がないのは当然です。

だってチャップアップでは髪は生えないのですから。

多くの育毛関連サイトが育毛剤を売るために貶めようとする発毛剤の名誉のために書いておきますが、発毛剤でもミノキシジル外用薬のように頭皮に塗布するタイプのものは副作用の恐れはほとんどなく、プロペシアのようなフィナステリド内服薬でも副作用の頻度は決して高くありません。

髪の毛を生やす効果がしっかりとある発毛剤ですら副作用は限定的なのですから、チャップアップに副作用がないのは当たり前。

水を頭皮に塗って髪の毛が生えますか?副作用は出ますか?

発毛に対してのチャップアップはそんなレベル。

ただし、様々な成分を配合するためにエタノールを使っているため、これに弱い人はかゆみや発疹が出ることは考えられます。

こういった頭皮のかゆみが副作用とされるのかどうかは微妙なところですが、リアップなどミノキシジル外用薬の場合、頭皮の異常も副作用にカウントされることを考えると、チャップアップにも副作用があることになる。

生えないのに副作用があるとか悪夢だな。

チャップアップ口コミの嘘と本当

ネット上に溢れる口コミの大半はチャップアップを売るためのなりすましや捏造、もしくは良いものだけをピックアップしただけのものになります。

チャップアップは提灯記事の多さや発毛効果の無さ、色々な意味での知名度の高さなどから2chでも専用スレッドが立つほど。こちらはアフィリエイト報酬が絡まない生の声に近いので、興味のある方は覗いてみて下さい。

2ch ☆ チャップアップについて ☆

口コミなど生の声の捏造や操作は昔からネット上に横行している手法ですが、チャップアップくらい多くなると逆にネタとして面白く感じるレベル。

まあこれに関してはチャップアップが悪いというよりは、報酬目的にチャップアップを必死に売ろうとしているサイトやブログの行いが悪いのですが。

チャップアップの価格は非常に高い

チャップアップの価格は高い

チャップアップは男性をターゲットにした育毛剤の中では比較的安い部類に入るとされています。それは単品価格の安さに加え、定期コースになると5,000円相当の育毛サプリメントが付いて1万円を切るから。

…とりあえず価格を見てみましょうか。

商品名 内容量 価格
単品購入 120ml 7,400円
定期コース 120ml+36g 9,090円

男性用育毛剤は単品購入だと1万円を超えるものも多いなかチャップアップはなんと7,400円。しかも定期コースは育毛サプリメントが付いて9,090円。超安い!!

…はずあるかー!!

冷静に考えて見ろ、7,400円だぞ。医療機関で処方される日本製の発毛剤プロペシアですら1ヶ月分7,000円あれば買えるんだぞ?個人輸入でフィンペシア買おうものなら1ヶ月分1,000円以下だぞ?

なんで髪の毛が生えないものに7,400円も出す必要があるの?5,000円相当の育毛サプリメントが付いて9,090円だからお得?生えないことに変わりないぞ。

プロペシア(成分名:フィナステリド)やザガーロ(成分名:デュタステリド)の副作用が怖いというなら、せめてミノキシジル外用薬を使ってください。発毛効果が認められるもクソ高いと評判のリアップX5プラスですら7,600円くらいで買えるのだから。

ミノキシジル16%にフィナステリド、最近一定の発毛効果が認められたアデノシンまで入っているアメリカ製の外用薬フォリックスFR16ですら5,180円で買えるというのに、なぜチャップアップに7,000円以上出さなければならないのか?

ミノキシジルといえど外用薬であれば副作用なんてほとんど心配いらない。

信頼性の高い日本製、圧倒的低価格である海外製問わず、本気で髪の毛を生やしたいならフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルのどれかを使うようにしてください。

チャップアップの最大の問題点

ここまでチャップアップについて様々な点を批評してきました。成分や価格、予想される効果など…しかしこの商品の最大の問題点はこれらではありません。

チャップアップの問題点、それは極めて高額なアフィリエイト報酬によって育毛関連サイトが過剰に評価しているという点だということは冒頭でも訴えました。

チャップアップはサイトの実績に応じ5,000~20,000円という高額報酬を設定しているため、多くの育毛サイトが同商品を褒め称えています。チャップアップで検索するとそういったサイトが上位に並んでいますよね。

高額報酬欲しさに過剰な表現を使う育毛サイトが多く、場合によっては発毛効果すら謳うことも。また最近は「効果なし!?」というキャッチ―なタイトルで読ませながら結局はチャップアップをおすすめしてくる場合も多い。

あまりにも薬機法に反する表現の場合はメーカーから修正依頼が届くことがあるものの、多少であれば黙認する傾向に。

消費者が正しい情報を見つけられない

本当の意味でのチャップアップの最大の問題点は、消費者がチャップアップの正しい情報を見つけられないということにあります。

当サイトはチャップアップを売るつもりは毛頭ありませんので厳しい批評を行っています。しかし今これを見ているあなたがこのサイトを見つけるまでに多くのチャップアップおすすめサイトを目にしてきたのではないでしょうか?

薄毛に悩む人はチャップアップがAGAに効果があるのかどうかを知りたいのに、検索して出てくるのはAGAに効果がないチャップアップをあたかも効果があるように書きたてるものばかり。

その一番の原因は結局高額報酬なんですねどね。

育毛剤にどんな成分を配合するか、価格設定はどうするかなどは企業の自由。極端な話100万円の値札を下げていたって「ご自由にどうぞ」の一言で済む問題。チャップアップの最大の問題点はそこではありません。

高い報酬を設定し金目当ての育毛サイトに提灯記事を書かせ、検索結果を汚し、そして深刻な薄毛の悩みを抱える人に「毛が生える」と錯覚させ売り上げを伸ばす…そこが一番の問題なのです。

…まあ、私が運営する個々とは別の育毛サイトでも「ランキング1位にしてくれたら報酬を15,000円にするよ」という甘い文句になびいてしまったのは確か。いわゆる同じ穴のなんとか。実際チャップアップが一番売れている。

ただ、このサイトを見ている人だけはチャップアップがネット上で異常におすすめされる本当の理由を知ってもらえれば幸いかと。

チャップアップに良い点やメリットはないの?

ここまでチャップアップに対し散々な評価を下してきました。しかしチャップアップにも良い点やメリットの一つくらいはあるだろうと感じる人もいるでしょう。そういった点に触れておかないとフェアじゃないですよね。

チャップアップの良いところ…それは…えっと…「たぶん毒にならない」という点ではないでしょうか!

医薬品のような強力な成分が入っていない分、何となく安心感がありますよね。とりあえずマイナスにはならないだろう…的な?おしっこ飲んでも悪影響はないのと同じような感じ?(全然違う)

発毛効果がないのは間違いないものの、医薬部外品の有効成分や安全性が確認された化粧品成分のみで構成されているため、こういった成分によってハゲが加速したり悪化したりすることはないでしょう。

そう、“安心して使える”。これこそがチャップアップの最大のメリットなのではないでしょうか。

余談だが、私は育毛サイトの記事作成のためチャップアップをはじめ多くの育毛剤を購入してきたが、これらを実際に頭皮に塗布したことは一度もない。使用しているっぽい状況やパッケージなどの写真を撮ったら押入れにぶん投げている。

理由は簡単、エタノールやわけの分からん成分が入った謎の液体を頭皮に塗ってハゲを加速させたくないから。

いや、チャップアップは安全ですよたぶん。私は用心深いので、発毛効果がないものをあえて使いたくはないというだけで。

えっと、あとはビタミンやアミン酸が入っているサプリメントは体に良さそうという点でしょうか。食生活が乱れ栄養が偏っている人に健康食品としてうってつけ!

ただ、100円均一のサプリメントですら行っている含有量表記をチャップアップサプリは一切行ってないけどね。でも大丈夫。きっと健康増進。

ハゲを治したいならチャップアップは使うな

抜けてしまったところから髪の毛を生やしたい、薄毛を改善させ髪の毛を増やしたいというのであればチャップアップを使う理由はどこにもありません。

何度も書くようですが育毛剤であるチャップアップに発毛効果はないからです。

値段は単品購入で7,400円、定期コースで9,090円と高価で、個人輸入を用いればフィナステリドとミノキシジルを組み合わせても1ヶ月2,000~3,000円程度に収まることを考えるに価格面のアドバンテージも一切ありません。

ただ、良くも悪くも副作用がほとんどないのは確か。副作用などの面からどうしても発毛剤は使いたくないという人で、かつ1ヶ月10,000円近い額を支払っても構わないという方は使ってみても良いかもしれません。

抜け毛が少し減って、今ある髪の毛の成長が若干早くなってくれれば御の字か。

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