M-1ミスト 成分たった5種で発毛効果なし

M-1ミストはメディアにも取り上げられるなど比較的有名な育毛剤で、一部では「他の外用薬と併用できる育毛剤」としても知られていますが、中身は成分5種と極めて少なく発毛効果なしの一方で価格は「ぼったくり?」と感じるほど高価。

正直なんでこんな育毛剤が淘汰されずに残っているのか不思議でしょうがないのですが、そこには色々な理由があるのかな?

髪は生えない値段は高いと良いとこなしに見えるM-1ミストですが、買って使っている人はどのへんに魅力やメリットを感じて使用しているのでしょうか?

M-1ミストの全成分

M-1ミスト

グリチルリチン酸2K
センブリエキス
ニンジンエキス

精製水
加水分解酵母
加水分解ケラチン液

育毛成分 計5種

すげぇなおい。

精製水を除いて育毛成分は5種となっています。グリチルリチン酸2Kとセンブリエキス、ニンジンエキスは医薬部外品の育毛剤を名乗る上で必要な有効成分となっていますので、一般的に育毛剤の差別化を図る上で重要になるその他の成分は実質2つのみとなります。

こんなに成分が少ない育毛剤って記憶にないな。

有効成分自体も極めて一般的かつ超定番なものしか使っていませんし、「加水分解酵母」と「加水分解ケラチン液」っていうのによほど自信があるということか?

たった2つしかないし、一応調べてみたよ。

■加水分解酵素

加水分解酵素とは加水分解反応をする酵素の総称で、非常に多くの種類が存在するため「加水分解酵素」だけでは何を指しているのかいまいち分からない。

ただこの加水分解酵素がM-1ミストの「育毛シグナル300%UP」を支える成分らしく、なんかすごいらしいですよ(自称)。

なんでも毛乳頭細胞や毛包幹細胞の分化を司る細胞増殖因子(成長因子)であるIGF-1、HGF、VEGE、FGFなどを生産するらしい。

■加水分解ケラチン液

ケラチンというたんぱく質は髪の毛の99%を構成しているため一見育毛に効果がありそうな成分に感じますが、その実シャンプーやコンディショナー、化粧品など多くの製品に使用されている成分。

つまり発毛効果など一切望めない至って普通の汎用美容成分といえる。

M-1ミストは学術発表や受賞しているらしいが…

M-1ミストは確かに医療機関や大学ばかりが集う「日本皮膚外科学会総会・学術集会」において民間企業としては珍しく学術発表していますが、それはあくまでも「発表しただけ」に過ぎません。

メディア掲載に関しても「こんな研究が発表されました」というもので、効果を実証したものではありません。

■M-1ミストは何らかの賞を受賞しているらしい

M-1育毛ミストは「第7回世界毛髪研究会議」にて「最優秀プレゼンテーション賞」という賞を受賞しています。

「世界」と名がついていますし何やら凄そうな雰囲気を漂わせていますが、プレゼンテーション賞ってところに怪しさを感じずにはいられません。

一般的にプレゼンテーション賞というのは優れたプレゼンをおこなった人などに贈られる賞で、内容を時間内に正確かつ分かりやすく伝えるなど“プレゼンの質”が審査対象であり、製品の実際の効果とはまったく関係がありません。

毛髪研究会議で賞を受賞したと聞けば「すごい育毛剤」という印象を持ちますが、その実プレゼンを評価されただけでM-1ミストの効果や成分が評価されたわけではないので勘違いしないようにして下さい。

■M-1ミストは学術研究を発表しただけ
■世界毛髪研究会議で受賞したのは効果とは無関係のプレゼンテーション賞

M-1ミスト研究の問題点

M-1ミストは確かに学術発表や研究の成果を自社のホームページに誇らしげに掲載していますが、決定的なものが欠けています。

それは臨床試験を一切おこなっていない点。

「育毛シグナルが300%」とか「毛乳頭細胞を活性化」などはすべて顕微鏡で見える世界での話であり、実際に人間の頭皮に使ったものではありません。

培養細胞を用いたものならキャピキシルが「ミノキシジルの3倍の育毛効果」と言ってみたり、リデンシルが「ミノキシジルの2倍の育毛効果」と言ってみたりとやりたい放題ですが、基本的に信頼に値しません。

研究段階では高い効果が確認されても実際に人間に使用する臨床試験では思うような効果が出ないことは非常に多いもの。

世界中で臨床試験が行われ効果が実証されているのはフィナステリドミノキシジルのみだということを忘れないで下さい。

信じられないほど高いM-1ミストの価格

さて、そんなM-1育毛ミスト、いくらすると思います?

商品名 内容量 価格
単品購入 200ml 9,800円(税込)
定期コース 200ml 9,000円(税込)
(2018年5月現在)  

たった5種しか成分が入っていない上に、その成分のほとんどが平凡という、男性型脱毛症(AGA)治療にとって毒にも薬にもならない育毛剤が定期コースでも9,000円もするんだぜ。

発毛効果…髪を生やす効果が一切ないのはもちろん、サプリメントが付くわけでもなく、プレゼンテーション賞を取ったと誇らしげに書いているような育毛剤が9,000円…誰がこんなの買うんだろう?

実際はそこそこ売れているようですが、本気で発毛をさせたいのであればM-1育毛ミストを使うべきではありません。

M-1育毛ミストはおすすめできない

多くの育毛剤が平凡な成分をただ配合しているのに比べればM-1ミストは研究をおこなっているという点でまだマシという見方もできます。

しかし臨床試験を行っていない上に成分は5種、それらも平凡なもので構成されており具体的にどの成分がどう効いているかも明らかにされていません。

リアップX5プラスが7,611円、それと同じミノキシジル5%の米国産カークランドが1,600円くらいで使えるなど圧倒的に効果の大きい発毛剤が遥かに安価で購入できるというのに、なぜM-1ミストに9,000円支払う必要があるのか?

M-1育毛ミストには副作用はないが、それは発毛効果がないことの裏返しであり、髪が生えないのであれば水と大して変わらない。

とはいえ医薬部外品の育毛剤ですから抜け毛予防や発毛促進には一定の効果が期待できるのも確か。ゆえにそういった目的で使いたいというのであれば止めはしませんが、髪の生えない育毛剤に時間とお金を割いているうちにもハゲは確実に進行します。

薄毛を治したいなら手遅れになる前に発毛剤の使用を考えるようにして下さい。

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