リグロースラボM5の効果と副作用、他商品と比較

リグロースラボM5の効果と副作用

ミノキシジル外用薬の世界的な標準濃度は5%。それだけに5%の濃度の商品は数多く存在し、リグロースラボM5の登場でさらに選択肢が広がりました。

リグロースラボM5は高濃度ミノキシジルを売りにする同ブランドの中において、良くも悪くも平凡な発毛剤。それだけにわざわざこれを選ぶ必要があるのかという疑問も湧きます。

リグロースラボM5は他のミノキシジル5%外用薬と比べてどういった特徴があるのか?価格面や成分などにアドバンテージはあるのかどうかなど詳しく検証しおすすめ度を判断していきます。

    目次
  1. リグロースラボM5の製薬会社
  2. リグロースラボM5の全成分
    1. 有効成分はミノキシジルのみ
  3. ミノキシジルの発毛効果
    1. リグロースラボM5で髪はどのくらい増えるのか
    2. ミノキシジル5%で髪の毛が太くなる
  4. 差別化を図るリポソーム技術
  5. リグロースラボM5の副作用
  6. 女性はリグロースラボM5を使える?
    1. 女性に対し推奨されるミノキシジル濃度は2%
    2. 女性用にも5%は存在する
  7. リグロースラボM5の価格
  8. 他のミノキシジル5%商品と比較
  9. リグロースラボM5の総評

リグロースラボM5の製薬会社

2018年6月になって突然登場したリグロースラボシリーズ。それだけに若干の怪しさを感じている人もいるのではないでしょうか?

このリグロースラボシリーズの製薬会社はアメリカの「Sapphire Healthcare LLC(サファイアヘルスケア)」。ミノキシジル濃度最大16%を誇るフォリックスシリーズと同じ製薬会社が製造・販売しています。

そもそもこのサファイアヘルスケア、前身ともいえるポラリスシリーズが販売終了し、フォリックスに移行する直前に登録された新しい企業。

ただ、フォリックスはポラリス独自の浸透技術であったリポスフィアテクノロジーをを使用し、かつほぼ同じ製品ラインナップということもあって、ポラリスを製造・販売していた「Polaris Research Laboratories社(ポラリス・リサーチ・ラボラトリーズ社)」と深い関わりがあると見て間違いありません。

そんなフォリックスの製薬会社であるサファイアヘルスケア、ミノキシジル外用薬を得意とする企業なだけあって、リグロースラボM5は信頼性が高いと見ていいでしょう。

インドやタイなどではなくアメリカ製という点にも安心感がある。

リグロースラボM5の全成分

ではリグロースラボM5の成分や効果などについて詳しく見ていきましょう。まずは全成分から。

リグロースラボM5
成分
ミノキシジル5%
プロパンジオール
変性アルコール
純水
乳酸
グリセリン
クエン酸ナトリウム水和物

発毛・育毛成分はミノキシジル5%のみという潔い成分構成。今日日リアップX5プラスですら多少の頭皮ケア成分が入っているが、リグロースラボM5はミノキシジルのみで勝負している印象。

有効成分はミノキシジルのみ

そもそもリグロースラボシリーズはフォリックスシリーズに比べシンプルな成分構成によって価格を抑えています。

それでもミノキシジル15%のM15や同7%のM7aにはTrichogen Blend(トリコゲン)という育毛成分が、M7aにはさらにアゼライン酸やトリペプチド-1銅など、多少の育毛成分は配合されています。

しかしリグロースラボM5は文字通りミノキシジルのみ。その代わりM15やM7aに比べ価格はかなり抑えています。同じくアメリカ製のカークランドとほぼ同じポジションと見ていいでしょう。

ミノキシジルの発毛効果

リグロースラボM5の有効成分はミノキシジルのみという点をご理解いただいたところで、具体的な効果に言及していきましょう。

育毛・発毛成分がミノキシジル5%のみということは、大正製薬のリアップX5とほぼ同じ効果ということになります。つまり、リアップX5の臨床データがそのままリグロースラボM5の効果と思っていい。

というのも、現在のリアップX5プラスはミノキシジルに加え、l-メントールやトコフェロール酢酸エステル、ピリドキシン塩酸塩という3つの頭皮ケア成分を配合していますが、臨床試験が行われた時はミノキシジルのみだったから。

ではリアップX5の臨床データを見てみます。

ミノキシジル5%の効果

育毛剤、発毛剤に興味がある人にとってはお馴染みのグラフかもしれませんが、そこは我慢してお付き合いください。

発毛剤というのはヘアサイクルを正常に戻し髪の毛を増やすという作用から、短期間で効果を実感することはほとんどありません。

そのため、発毛効果や薄毛改善を実感する人が多くなってくるのは使用から4ヶ月後(16週後)。この頃になると中等度改善が見られる人が出はじめ、6ヶ月を過ぎたあたりから薄毛部分がほぼなくなる著明改善が確認されるように。

1年間の使用で改善した人の割合は70%、改善はしないものの進行が止まった人も含めれば98%という優秀な結果を残しています。

リグロースラボM5で髪はどのくらい増えるのか

98%の人が現状維持以上の効果を実感するであろうミノキシジル5%のリグロースラボM5。では具体的にどの程度の本数が増えるのでしょうか?

増える本数に関しては個人差が大きいものの、リアップX5の臨床試験では平均して約22本程度増えたという結果に。

ミノキシジル5%で増える髪の本数

薄毛でない人の1平方センチメートルあたりの髪の毛の本数は、個人差はあれど120~180本程度とされます。

そう考えると22本というのは心もとない数字に感じるかもしれません。しかし頭皮の面積はおよそ600~700平方センチメートル。薄毛にならない後頭部や側頭部の面積が60%ほど占めると仮定すると、AGAの影響を受ける前頭部から頭頂部までの面積は250平方センチメートル前後。

そこから1平方センチメートルあたり22本増えたとすると、単純計算で5,000本ほど増えることに。かなり乱暴な計算とはいえ、下手な自毛植毛や増毛よりよほど効果的と考えることもできます。

それで「フサフサ」というレベルになるかどうかは怪しいところ。しかし1平方センチメートルあたり22本増えるというのはあくまでも平均の話。現状維持(0本)の人もいれば、50本増える人もいるでしょう。

このあたりは実際に使ってみないと分からない点ではありますが、確実に言えることはやらなければ髪の毛は減る一方だということ。

ミノキシジル5%で髪の毛が太くなる

リグロースラボM5を使用して期待できる効果は髪の毛を増やすことに留まりません。今生えているか髪の太さを太くする効果もあるのです。

ここで再びリアップX5の臨床データを見てみましょう。

ミノキシジル5%で髪が太くなる

これは1平方センチメートルあたりの40μm以上の太さの髪の増加数を示したもの。使用から3ヶ月ほどで25本前後増えているのが確認できます。

1平方センチメートルあたり22本増える上に、太い髪の毛が26本増える…本数増加以上の効果が実感できるのは間違いないでしょう。

差別化を図るリポソーム技術

育毛・発毛成分はミノキシジルのみという極めてシンプルな成分構成となっているリグロースラボM5。ただ、浸透技術に関しては他のシリーズ同様リポソームが用いられているのが特徴。

このリポソームという技術、成分をカプセル状にしたうえで疎水性、親水性の性質を持つリン脂質で覆ったもの。化粧品分野でも注目を集めている技術です。

リポソーム技術

肌の表面にある角質層は脂溶性が高いため、浸透するためには成分や基剤に脂溶性(疎水性)が求められます。一方、角質層を通過すると一転して水溶性が高まるという性質があり、そこでは一定の親水性が必要になるのです。

そういった肌のメカニズムに対応するための技術がリポソーム。疎水性、親水性両方の性質を持つため肌の奥深くにまで浸透し、またカプセルが時間差で徐々に溶けだすため長時間にわたって効果を発揮します。

リグロースラボM5と同じ製薬会社が販売するフォリックスシリーズが採用するリポスフィアテクノロジーもリポソームを用いた技術であることから、ほぼ同じ原理によるものと考えられます。

リグロースラボM5の副作用

効果と共に気になるのが副作用。リグロースラボM5を使うことで想定される副作用というのはどんなものがあるでしょうか?

ミノキシジルという成分は元々血管を広げて血圧を下げるために製造されたものであるため、内服薬として服用すればめまいや動悸、血圧低下などの副作用リスクがあります。

しかし外用薬としての使用の場合そういったリスクはほとんどなく、頭皮のかゆみや紅斑といった塗布部分の影響がほとんど。

ミノキシジル5%の副作用

赤枠で囲った部分がミノキシジル5%の副作用発現率になります。

全体の副作用発現率は8.7%。その大半を頭皮の皮膚炎や発疹が占める結果に。検査数値の異常も若干認められるものの、ミノキシジル使用との因果関係は不明。

治験に参加した人が150人もいれば、数ヶ月後に数値が悪くなる人もいるという判断なのでしょう。

ただし、万が一の影響を懸念し心臓や腎臓に障害がある人、血圧に異常がある人は医師の判断を仰ぐよう注意書きがしてあります。外用薬でこれらに異常をきたすとは考えにくいものの、該当する人は医師に確認したほうがいいかもしれません。

女性はリグロースラボM5を使える?

女性はリグロースラボM5を使える?

定番のミノキシジル5%と低価格が大きな魅力のリグロースラボM5。女性用のミノキシジル外用薬と比較しても明らかに安いということもあって、気になる女性もいるのではないでしょうか?

リグロースラボM5は女性が使用することはできるのか、と。

リグロースラボM5の注意書きを見てみると、使用するべきでない人の項目に「女性」と書かれていることが確認できます。

ミノキシジルは女性が唯一使用できる発毛成分なのに、なぜリグロースラボM5を使うことができないのか?

女性に対し推奨されるミノキシジル濃度は2%

ミノキシジルは確かに女性も使える発毛剤ですが、男性に比べ女性のほうが効果が出やすいとの理由により、女性用ミノキシジルの世界的な標準濃度は2%となっています。

それを物語るようにアメリカ製である女性用のロゲインやフォリックスFR02は共にミノキシジル2%。日本のリアップリジェンヌに至っては1%と低濃度。

ゆえにミノキシジル5%のリグロースラボM5は女性にとって濃度が高すぎるという判断なのでしょう。

女性用にも5%は存在する

しかし、日本には出回っていないものの、本場アメリカでは女性用ミノキシジル外用薬に5%が存在します。

そもそもミノキシジル外用薬は重篤な副作用リスクは存在しない安全な医薬品。だからこそ男性用には15%や16%といった一見無茶な濃度の発毛剤が存在するのです。そんな高濃度のミノキシジルでも副作用はせいぜい頭皮のかぶれや発疹程度。

そう、冷静に考えれば女性が5%のミノキシジル外用薬を使えない理由は見当たらないのです。男性が15%を使えるのであれば、女性が5%を使ったって何の問題もないのは火を見るより明らか。

フィナステリドやデュタステリドのように妊婦や乳児に悪さをするわけでもありませんしね。

そのため、どうしても薄毛が改善しないという女性に対してはミノキシジル5%のカークランドなどをおすすめすることがあります。少なくともミノキシジルタブレット2.5mgよりはずっと安全ですからね。

ただし、標準的な2%から試した方がより安全なのは間違いありません。女性が5%を使っても問題が発生することは考えられないものの、建前として「2%にしましょう」と言わざるを得ないといったところでしょうか。

ただ、残念なことにリグロースラボM5は「女性名義での発送は不可」。

夫や彼氏、父親などに発毛剤の購入を頼むというのも現実的ではないことを考えると、5%のミノキシジル外用薬を使用してみたい女性は、現状カークランドしか選択肢がないのかもしれません。

リグロースラボM5の価格

ミノキシジル7%を配合するリグロースラボM7αや同15%のM15に比べシンプルな成分構成になっているリグロースラボM5。それだけに価格はかなり抑えられています。

商品名 ミノキシジル濃度 価格
リグロースラボM5 1本 5% 2,500円
リグロースラボM5 2本 5% 3,400円

為替相場の変動により多少の前後はあれど、リグロースラボM5は1本約2,500円。これはリアップX5プラスの3分の1の価格になります。

中でも注目したいのが2本同時購入。

2本同時に買う場合の価格は3,400円。これは同じく2本セットで売られているミノキシジル5%のカークランドとほぼ同じ価格ということになります。

ミノキシジル外用薬をとにかく安く使用したい場合、アメリカの倉庫型大型店舗であるコストコのプライベートブランドであるカークランドが人気となっていましたが、リグロースラボM5の登場で選択肢が広がったと言っても過言ではない。

カークランドとリグロースラボM5、成分的にはミノキシジル5%のみで共通しているものの、リポソームによる浸透技術を採用している分リグロースラボM5の方が魅力的なのではないでしょうか。

他のミノキシジル5%商品と比較

ミノキシジル5%外用薬を比較

最後に数多く存在するミノキシジル5%外用薬の比較をしたいと思います。

というのも、ミノキシジル5%というのは世界的な標準濃度であり、日本のリアップX5プラスや本家ロゲイン、カークランド、フォリックスFR05など多くの商品が存在する激戦区。

そんな中でリグロースラボM5にはどんなメリットデメリットがあるのかあぶりだしていきたいと思います。

ではミノキシジル5%製剤の主要な成分と価格を見てみましょう。

商品名 主要成分 価格
リグロースラボM5 ミノキシジル 2,500円
2本3,400円
カークランド ミノキシジル 2本3,330円
ロゲイン ミノキシジル 2本5,545円
フォリックスFR05 ミノキシジル
アデノシン
アゼライン酸
プロキャピル
プロシアニジンB2
4,075円
2本7,150円
5HP ミノキシジル
デュタステリド
馬プラセンタ
オキシトシン
4,980円
2本9,500円
リアップX5プラス ミノキシジル 7,611円

価格面で見るとカークランドとリグロースラボM5が頭一つ抜けています。成分的にはリグロースラボM5、カークランド、ロゲイン、リアップX5プラスの4つに大差はなく、フォリックスFR05と5HPが優位。

メーカーを比べると、リアップX5プラス以外はすべてアメリカ製であるため信頼性に問題はありません。臨床試験を行っている先発薬はロゲインとリアップX5プラス。それ以外はジェネリック医薬品。

先発薬にこだわらず、かつミノキシジルのみで良いというのであれば、カークランドかリグロースラボM5で十分といえます。

浸透技術リポソームがある分コストパフォーマンスはリグロースラボM5のほうが上か。ただ実績面では長く販売しているカークランドのほうが上。このあたりはお好みで。

一方で成分や効果を重視するならアデノシンやプロキャピルなどの育毛成分を配合するフォリックスFR05か、デュタステリドを配合する唯一の外用薬である5HPのほうが良いかと。

ただ、この2つは海外製ミノキシジル外用薬としては高価。発毛成分の主役はあくまでもミノキシジルという点を考慮すれば、5,000円出してミノキシジル15%のフォリックスFR15や同16%のFR16を使用したほうがいい。

え?リアップX5プラス?

日本製以外は意地でも使わないという人以外にこれを選択する理由はない。

リグロースラボM5の総評

これまで格安のミノキシジル外用薬といえばカークランドの独壇場でしたが、リグロースラボM5の登場で選択肢が生まれる結果に。

製薬会社にしても、高濃度ミノキシジルを配合していることで人気を集めるフォリックスシリーズと同じアメリカのサファイアヘルスケアということで、信頼性も問題ありません。

実際カークランドから乗り換える人も多く、フォリックス同様これから存在感を増してくると予想されます。

同ブランドにミノキシジル7%のM7aや15%のM15が存在するため、まずはM5で頭皮や使い心地といった相性を確認した上でステップアップしやすいというのもポイントになるでしょうか。

年単位で使用する必要がある発毛剤だけに長期的なコストを無視するわけにはいきません。フィナステリドやデュタステリドと併用する人も多いですしね。そういった点でリグロースラボM5は大きな助けになってくれることでしょう。

リグロースラボM5の詳細

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