ミノフィナ配合フォリックスFR-S1の効果は?

フォリックスFR-S1の効果と副作用

かつてミノキシジルとフィナステリドを配合したシャンプーが存在したのをご存知でしょうか?その名も「ポラリスNR-02>」。育毛シャンプーの中で唯一髪が生えるかもしれない商品として人気を集めていました。

しかしそんなポラリスNR-02は2017年に販売が終了。他に発毛成分を配合したシャンプーは存在しなかったため惜しむ声も耳にしていました。

しかし2018年になってフォリックスFR-S1という後継商品が登場。ミノキシジルやフィナステリドはそのままに色々とパワーアップしている模様。

フォリックスFR-S1とはどういったものなのか?発毛効果はあるのか?副作用は?疑問が尽きない同商品について、様々な面から紹介・検証していきます。

    目次
  1. フォリックスFR-S1とは?
  2. 育毛シャンプーは発毛効果なしだが…
  3. フォリックスFR-S1の成分
  4. フォリックスFR-S1の洗浄成分
  5. フォリックスFR-S1の注目成分
  6. ミノキシジルとフィナステリドの副作用は?
  7. 高い浸透力でミノキシジルを届ける
  8. フォリックスFR-S1の価格
  9. フォリックスFR-S1とポラリスNR-02を比較
  10. フォリックスFR-S1に発毛効果あり?
  11. コンディショナーFR-C1を使う必要は?
  12. フォリックスFR-S1のおすすめ度

フォリックスFR-S1とは?

先発のポラリスNR-02と後発のフォリックスFR-S1についてもう少し掘り下げておきましょう。

ポラリスはミノキシジル濃度最大16%のNR-10を筆頭に高濃度ミノキシジルの発毛剤を売りにしていたアメリカの商品ブランド。そんなポラリスシリーズの中で唯一のシャンプーとして売られていたのがポラリスNR-02です。

世の中に育毛シャンプーは数あれど、ミノキシジルやフィナステリドといった発毛成分を配合しているのはポラリスNR-02のみでした。このあたりに発毛に対しての強いこだわりを感じたものです。

しかし2017年8月頃から個人輸入代行業者の間でポラリスを販売中止にする動きが相次ぎ、人気のFR-09やFR-11といった高濃度ミノキシジルの発毛剤から順に姿を消すことに。最終的にはシャンプーであるNR-02も販売終了になりました。

事前に関連企業と思われるアメリカの会社から後継となるフォリックスシリーズが発売されることがアナウンスされており、ポラリスシリーズのラインナップはミノキシジル濃度など成分の大部分を引き継ぎフォリックスに移行。

発毛剤に関してはミノキシジル濃度5~16%までのポラリスすべてで後継商品が登場しましたが、唯一のシャンプーであるポラリスNR-02だけは後継・代替商品が登場していませんでした。

しかし2018年のゴールデンウィーク前となる4月末になって後継のフォリックスからFR-S1という名でミノキシジルとフィナステリドを配合した商品が発売。これで事実上ポラリスからフォリックスに完全移行した形になるでしょうか。

ただ、ポラリスからフォリックスに移行する際、発毛剤は主要成分や価格、内容量を据え置いたのに対し、フォリックスFR-S1は内容量を増やした上で値段を下げるという展開を行っています。

容量を増やして値段を下げたのだから一見素晴らしい対応に感じますが…そのあたりも含めてフォリックスFR-S1を詳しく紹介していきたいと思います。

育毛シャンプーは発毛効果なしだが…

世の中にはいわゆ「育毛シャンプー」と呼ばれるものが溢れています。有名どころではアンファーのスカルプDが挙げられるでしょうか。

こういった商品はいかにも髪の毛が生えそうな文言を用いつつハゲの足元を見て高額な値札を下げています。しかし薬機法では「育毛シャンプー」というカテゴリは存在せず、発毛効果に関しては育毛剤以上に無意味というのが実情。

プロペシアやフィンペシアに代表されるフィナステリドやザガーロの主成分デュタステリド、主に外用薬に用いられるミノキシジルといった発毛剤は髪の毛を生やす発毛効果がある医薬品。

一方で育毛剤は髪の毛のハリやコシを出しつつ今ある髪の毛の成長を助ける効果しかありません。そして育毛シャンプーは頭皮を健やかに保つ程度のもの。こんなもの、発毛はおろか抜け毛予防に対しても役に立ちません。

そんな中でミノキシジルとフィナステリドを配合したフォリックスFR-S1が登場。シャンプーとはいえ発毛成分を配合しているため期待は膨らみますよね。

フォリックスFR-S1の成分

フォリックスFR-S1がどういったものか判断するため全成分を見てみます。

フォリックスFR-S1
成分
純水
コカミドプロピルベタイン
ラウロイルサルコシンNa
ラウリルスルホ酢酸Na
ココイルイセチオン酸Na
ステアリン酸グリセリル
ミノキシジル
ジステアリン酸グリコール
フェノキシエタノール
カプリリルグリコール
カフェイン
PRONALEN BLEND(BG、ダイズ芽エキス、コムギ胚芽エキス)
ラウリルグルコシド
ヤシ油アルキルグルコシド
デシルグルコシド
ポリクオタニウム-7
スペアミント
メントール
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
アルガニアスピノサ核油
ヒマシ油
加水分解コムギタンパク
パンテノール
アミノ酸
リンゴ果実エキス
アゼライン酸
フィナステリド
EDTA-2Na

注目成分は当然ながらミノキシジルとフィナステリドになりますが、アゼライン酸やカフェインなど興味深いものも。

また、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naといった高級アルコール系界面活性剤を過度に叩く風潮があることから洗浄成分が気になる人もいると思います。

このあたりも具体的に見ていきましょうか。

フォリックスFR-S1の洗浄成分

まずはシャンプーの基本となる界面活性剤(洗浄成分)について触れておきましょう。

フォリックスFR-S1に使用される界面活性剤は以下の7つ。

  • コカミドプロピルベタイン
  • ラウロイルサルコシンNa
  • ラウリルスルホ酢酸Na
  • ココイルイセチオン酸Na
  • ラウリルグルコシド
  • ヤシ油アルキルグルコシド
  • デシルグルコシド

基本的にはヤシ油由来や非イオン系界面活性剤が多く、近年やたらと叩かれているラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naは入っていません。前身であるポラリスNR-02にはラウリル硫酸Naが使われていたことを考えると正常進化といったところか。

ラウロイルサルコシンNaはアミノ酸系、コミカドプロピルベタインはアミン酸と相性がいいベタイン系となっており、全体的に洗浄成分が弱く刺激が少ないものを使っている印象。

ただ、この中で唯一気になるのが「ラウリルスルホ酢酸Na」。ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naといった高級アルコール系界面活性剤を気にする人はこの成分の響きに神経をとがらせているかもしれません。

このラウリルスルホ酢酸Na、分類的には高級アルコール系ながら、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naに比べ洗浄力や刺激はマイルド。このあたりは「酢酸」という点からも想像できるかと。

フォリックスFR-S1の洗浄成分を見るに、巷に溢れるアミノ酸系の育毛シャンプーに比べれば洗浄力は強い傾向にあるものの、市販の安いシャンプーに比べればマイルド…そういった位置付けになるでしょうか。

シャンプーでハゲることはまずない」でも書いた通り、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naといった洗浄力の強い界面活性剤を使ったところで男性型脱毛症(AGA)が悪化することはないため、仮にこういった高級アルコール系洗浄成分が使われていたとしても私は気にしないですけどね。

フォリックスFR-S1の注目成分

フォリックスFR-S1は他の育毛シャンプーにはない成分を配合する注目のシャンプー。ミノキシジルとフィナステリドばかりに目が行きがちですが、それ以外にもいくつか注目したい成分も。

また、ミノキシジルやフィナステリドが発毛成分とはいえ、短時間で洗い流すシャンプーでどの程度の効果があるのか気になるところですので、そのへんも検証しながら注目成分を紹介していきましょう。

ミノキシジル

頭皮に塗布する外用の発毛剤といえばミノキシジル。世界的にも外用薬として発毛効果が認められている成分はミノキシジル以外に存在しません。

本来血管拡張剤であるミノキシジルを使ってどうして発毛するのかについては完全解明されていないものの、毛包や毛母細胞に働きかけて分裂や増殖を促すという見方が有力になっています。

問題はシャンプーでどの程度効果が期待できるのかという点。

フォリックスFR-S1の使用方法を見てみると、泡立ててから3~4分ほど放置(泡パック)するよう促しています。つまりこの3~4分でミノキシジルが浸透するのかどうかがカギになるでしょう。

医薬品の成分が角質層を抜け頭皮に浸透するには分子量500以下という条件が必要になります。コラーゲンやヒアルロン酸といった化粧品の定番成分の分子量が10~30万ということを考えると、この500という数字がいかに小さいか分かると思います。

そしてミノキシジルの分子量はというと209。浸透しなければ意味がない外用の医薬品という点からも角質層を抜けるだけのスケールしかないことが分かります。

フォリックスFR-S1はミノキシジルの含有量を表示していないため、どの程度効果があるのかは未知数ながら、3~4分の泡パックによりミノキシジルがある程度は浸透することが予想されます。

フィナステリド

ミノキシジル以上に未知数なのがフィナステリド。

フィナステリドは発毛剤として世界各国で認可されている成分ながら、それはあくまでも内服薬での話。外用では発毛効果があると認められていませんし、そもそも外用薬に使われることも稀。

フォリックスFR-S1と同シリーズのFR12やFR16といった発毛剤にもフィナステリドが配合されているものの、高濃度のミノキシジルの陰に隠れ実際にどの程度効果を発揮しているのか分からないというのが実情でしょう。

ただ、フィナステリドは経皮吸収の可能性があるため、胎児への悪影響が懸念される妊婦は触ることも禁忌とされています。分子量が372という点から考えても、ある程度は頭皮に吸収されるとみていいでしょう。

頭皮に吸収されたからといって髪の毛が生えるかどうかは分からないものの、以前ジェンヘアーというブランドからフィナステリドを主成分とする外用薬が販売されていたことを鑑みるに、一定の効果は期待できるのかもしれません。

カフェイン

フォリックスFR-S1の商品ページにAGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響を抑制すると紹介されているのがカフェイン。

ドイツの大学でAGAを発症している男性から毛包を採取し行われた試験では、カフェインを使用した場合に毛包の成長が確認されたという結果もあります。

採取した毛包を使用した試験と実際の頭皮に使用する場合とでは状況が大きく異なるためこれを鵜呑みにはできませんが、何の試験も行なわれていない育毛剤の成分に比べれば信憑性はあるのかなと。

アゼライン酸

フォリックスシリーズすべてに配合されいてるアゼライン酸がフォリックスFR-S1にも使われています。

アゼライン酸はニキビの治療薬として使用される成分ですが、かつて海外で行われた試験において、フィナステリドと同様に5αリダクターゼを阻害しDHTの生成を抑制する効果が確認されています。

そのため、一部にはアゼライン酸を20%配合するニキビ治療薬「スキノレンクリーム」を発毛剤代わりに使う猛者もいるほど。

ただ、これも培養細胞を用いた試験での結果であるため、「発毛の補助になればいいな」くらいの感覚で。

ミノキシジルとフィナステリドの副作用は?

AGAによる薄毛をどうにかしたいと考えている人にとってミノキシジルとフィナステリドを配合しているフォリックスFR-S1は魅力的に映るはず。しかし双方とも副作用が確認されている医薬品だけに悪影響も心配ですよね。

まず、頭皮に塗布する発毛剤として使用されるミノキシジルについて。元々が血圧を下げる内服薬であったため、ミノキシジルタブレットのように服用すればめまいや動悸、血圧低下などの症状が出る恐れがあります。

しかし外用薬であれば仮に何らかの悪影響があったとしても頭皮の炎症やかぶれ、かゆみ程度ということは臨床試験においても証明されています。

発毛剤に比べ低濃度で、しかも5分程度で洗い流すことを考えれば、副作用の心配はほとんどないでしょう。万が一あるとしても頭皮のかゆみ程度。

フィナステリドの副作用は?

ミノキシジルと違いフィナステリドの場合外用薬としての臨床試験を行っていないので、効果はもちろん副作用に関しても不透明と言わざるを得ません。

ただ、全身のポラリスNR-02のフィナステリドが0.05%しか配合されていなかったことを考えると、フォリックスFR-S1に配合されているフィナステリドはかなりの低濃度。

頭皮や手のひらから多少の経皮吸収は想定されるものの、内服薬のように性欲減退や勃起障害といった副作用が出る可能性は極めて低いとみていいでしょう。

ミノキシジル16%、フィナステリド0.1%を配合したポラリスNR-10やフォリックスFR16ですら重篤な副作用は報告されていないので、これより遥かに低濃度かつ5分程度で洗い流すフォリックスFR-S1に副作用の心配をするのは時間の無駄というのが私の個人的見解。

高い浸透力でミノキシジルを届ける

フォリックスFR-S1はシャンプーという性質上短時間で洗い流す必要があります。そのため「いかに短時間でミノキシジルやフィナステリドを吸収させられるか」が重要に。

そういったことを勘案してか、フォリックスFR-S1には他のフォリックスシリーズの発毛剤で使用されている「リポスフィアテクノロジー」という浸透技術が用いられています。

リポスフィアテクノロジー

これは近年化粧品などでも注目を集めている「リポソーム」という技術を使ったもので、親水性と疎水性(脂溶性)を持ち合わせることで肌を守る皮脂や角質層にスッと浸透。

加えて幾重にも重なったカプセルから有効成分が徐々に溶けだすことにより長時間にわたって効果を発揮するという優れもの。

発毛剤や育毛剤に比べシャンプーは短時間しか頭皮に留まらないからこそ必要な技術といえます。

フォリックスFR-S1の価格

発毛成分であるミノキシジルとフィナステリドに加え高い浸透技術の採用など、シャンプーにしてはやたらと発毛に振っている感があるフォリックスFR-S1。それだけに価格は気になるところですよね。

海外製であるため定期コースなどはなく、1本もしくは2本購入という選択肢しかありません。フォリックスFR-S1との相性が考えられたフォリックスFR-C1というコンディショナーも存在するので、単品やセットの価格も併記しておきます。

商品名 内容量 価格
フォリックスFR-S1 1本 250ml 2,580円
フォリックスFR-S1 2本 250ml×2 3,830円
フォリックスFR-C1 1本 250ml 2,260円
FR-S1+FR-C1セット 250ml+250ml 3,540円

前身であるポラリスNR-02が210mlで3,880円だったため、フォリックスFR-S1は250mlに増やしたうえで1,300円値下げしたことになります。そう考えると非常にお得に感じる。

ただ、シャンプーのみだったポラリスNR-02に対しフォリックスFR-S1はFR-C1というコンディショナーの使用を推奨している。両方使うと仮定すればお得感はさほどないか。

発毛に対しクソの役にも立たない日本の育毛シャンプーは300~400mlで3,000~4,000円くらいなので、価格帯的にはほぼ同じということになるでしょうか。

2本セットやコンディショナーとのセットになると大きく割り引かれるのが個人輸入の強みでもあります。とりあえず1本試してみて、使用感や効果に満足したのであれば複数買いでコストを下げたいところです。

フォリックスFR-S1とポラリスNR-02を比較

フォリックスFR-S1とポラリスNR-02比較

フォリックスFR-S1について大雑把に紹介してきましたが、前身であるポラリスNR-02との違いが気になる人もいるのではないでしょうか?

ポラリスNR-02はすでに販売を終了しているとはいえ、この2つを比べることでフォリックスFR-S1の良さも見えてくると思いますので、それぞれのメリットデメリットを包み隠さず紹介しましょう。

フォリックスFR-S1とポラリスNR-02の成分比較

まずは前身であるポラリスNR-02と後継商品フォリックスFR-S1の成分を見くらべてみましょう。

フォリックスFR-S1 ポラリスNR-02

純水
コカミドプロピルベタイン
ラウロイルサルコシンNa
ラウリルスルホ酢酸Na
ココイルイセチオン酸Na
ステアリン酸グリセリル
ミノキシジル
ジステアリン酸グリコール
フェノキシエタノール
カプリリルグリコール
カフェイン
PRONALEN BLEND(BG、ダイズ芽エキス、コムギ胚芽エキス)
ラウリルグルコシド
ヤシ油アルキルグルコシド
デシルグルコシド
ポリクオタニウム-7
スペアミント
メントール
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
アルガニアスピノサ核油
ヒマシ油
加水分解コムギタンパク
パンテノール
アミノ酸
リンゴ果実エキス
アゼライン酸
フィナステリド
EDTA-2Na


脱イオン水 64.3%
ラウリル硫酸ナトリウム 12.0%
アロエベラ葉エキス 6.0%
コカミドプロピルベタイン 5.2%
アルファオレフィン硫酸塩 5.0%
ミノキシジル 1.0%
ジステアリン酸PEG-150 1.5%
ケラチン 1.0%
パンタノール 0.75%
ポリクオタニウム-10 0.75%
塩化セトリモニウム 0.75%
グリセリルステアレートSE 0.5%
ポリシリコーン-15 0.50%
フィナステリド 0.05%
EDTA二ナトリウム 0.1%
メチルアルコール 0.05%
カプリリルグリコール 0.05%
メチルイソチアゾリノン 0.0003%

成分面での大きな違いは2つ。ひとつはポラリスNR-02が高級アルコール系界面活性剤であるラウリル硫酸Naを使っているという点。もうひとつはポラリスNR-02がすべての成分含有量を表記しているという点です。

ひとつずつ見ていきます。

洗浄成分はフォリックスFR-S1の方が上

冒頭の方でフォリックスFR-S1の洗浄成分について触れた際にも書きましたが、フォリックスFR-S1はヤシ油や非イオン系の界面活性剤を主に使用しているのに対し、旧製品であるポラリスNR-02はラウリル硫酸Naを使用していました。

強すぎる洗浄力により頭皮の皮脂を過剰に取ってしまうと叩かれがちな高級アルコール系界面活性剤といえばラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naが挙げられ、近年は安価なシャンプーでも洗浄力がマイルドなラウレス硫酸Naを使うのが主流になっています。

しかしポラリスNR-02はより洗浄力が強いラウリル硫酸Naを使用。もしかしたらアメリカ人と日本人ではシャンプーに求める洗浄力が違うのかもしれません。

高級アルコール系界面活性剤を叩いている人間というのは、高いシャンプーを販売するメーカーであったり、それを売らんとするサイト運営者であったり、はたまた妄信的な健康オタクであったりと、偏った意見がほとんどという印象があります。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naといった洗浄成分が使われたシャンプーを使ったってハゲることはありませんし、皮脂を過剰に奪うようなこともない。当然根拠も存在しない。そんなことを言いだしたらラックスやエッセンシャル、メリットといったシャンプーを使っている人間は皆ハゲることになる。

とはいえ、高級アルコール系が悪者にされる情報が溢れる昨今、これに不安を感じている人はいると思いますので、そういった不安を払拭し安心感を提供するという意味でフォリックスFR-S1の方が優れているといっていいでしょう。

成分含有量を明記していないのはマイナス

洗浄成分ではポラリスNR-02よりフォリックスFR-S1の方がマイルドかつコストもかかっていますが、フォリックスFR-S1になって最も不満に感じるのが「含有量表記していない」という点。

成分比較を見てもらえば一目瞭然ですよね。ポラリスNR-02はすべての成分の成分比率を明記していたのに対し、フォリックスFR-S1は明記していない。最低でもミノキシジルとフィナステリドだけは表示して欲しかったというのが本音。

含有量を表示しないということはポラリスNR-02に比べてミノキシジルやフィナステリドの濃度が薄くなったのではないかと勘繰られても仕方ないですよね。

ポラリスNR-02はリアップと同じ1%のミノキシジルと、最強外用発毛剤ポラリスNR-10(0.1%)の半分にあたるフィナステリド0.05%を配合していることが大きな売りでした。

フォリックスFR-S1になってこの割合が減っていないことを切に願います。

価格はフォリックスFR-S1が圧倒

上でも書きましたが、ポラリスNR-02からフォリックスFR-S1になって内容量が210mlから250mlに増えた一方、価格は3,880円から2,580円に下げられている点は素直に喜びたいところ。実質4割引き程度になるでしょうか。

2本セットで購入すると前身であるポラリスNR-02の価格とほぼ同じ3,830円に、コンディショナーとのセットでも3,540円と価格が抑えられており、以前に比べ気軽に試しやすくなっています。

発毛剤であるフォリックスFR05~FR16の計5種はすべてポラリスの価格を踏襲していたことを考えると、唯一のシャンプーであるFR-S1は「攻めてきたな」という印象。

フォリックスFR-S1に発毛効果あり?

フォリックスFR-S1は発毛成分であるミノキシジルとフィナステリドを配合しているとはいえ、あくまでもシャンプー。ぶっちゃけ薄毛を改善させるだけの発毛効果はあるのでしょうか?

ミノキシジルとフィナステリドの濃度をポラリスNR-02と同等の1%:0.05%と仮定して考えます。

同シリーズの最強発毛剤であるフォリックスFR16と比較し、ミノキシジル濃度は16分の1、フィナステリド濃度は2分の1。洗髪時間と泡パックを含め5分程度で洗い流すことまで考慮すれば、発毛効果はほとんど望めないというのが常識的な見方になるでしょうか。

ただし、ミノキシジル1%のリアップを用いた臨床試験では1平方センチメートルあたり平均15本程度増えることが実証されています。同5%のリアップX5プラスでは平均22本程度ですので、1%といえど馬鹿にできない効果があることになります。

ミノキシジル1%の効果
出典:大正製薬


加えてフォリックスFR-S1は高い浸透力を発揮するリポスフィアテクノロジーを採用しているため、洗い流すまでの短時間でもある程度の浸透は期待できます。

薄毛部分にピンポイントに使用する発毛剤に比べシャンプーは頭皮全体に使うこと、塗りっぱなしの発毛剤に対しシャンプーは洗い流すことなどを考慮すれば、1%のリアップほどの効果は望むべくもないでしょう。

とはいえミノキシジルやフィナステリドがある程度浸透する以上、少ないながらも発毛効果が望めると見ていいのではないでしょうか。

ミノキシジルやフィナステリド配合とはいえ、シャンプーである以上発毛に対するエビデンス(科学的根拠)は存在しないので、あくまでも私の個人的見解になりますが。

コンディショナーFR-C1を使う必要は?

フォリックスFR-C1コンディショナーは必要?

フォリックスFR-S1を使う上で悩ましいのがコンディショナーの存在。

コンディショナーやリンスが存在しなかったポラリスNR-02の場合そんな悩みとは無縁だったものの、FR-S1にあわせて作られたFR-C1というコンディショナーが存在する以上「併用した方が良いのかな?」と不安になりますよね。

結論から書くと「必要ない」と感じています。理由は2つ。

コンディショナーであるフォリックスFR-C1にはミノキシジルやフィナステリドといった発毛成分は配合されていないため、これを使ったからといって育毛や発毛に効果が期待できないというのが1つ。

もう1つの理由は、多くの場合髪の毛が短い男性においてリンスやコンディショナーを使うメリットはないから。これらは髪の毛を保護する目的のもので、下手に使うと発毛剤の浸透を阻害する可能性すらある。

発毛剤がメイン商品であるフォリックスシリーズですから、発毛剤の浸透を邪魔するようなものにはなっていないと考えるのが自然でしょう。しかしミノキシジルやフィナステリドを配合していないならわざわざ使用するメリットは見当たらない。

コンディショナーに金を使うくらいなら、発毛剤に金を使えと言いたい。

フォリックスFR-S1のおすすめ度

これまでの検証を踏まえフォリックスFR-S1は使用するだけの価値があるのか?

ミノキシジルとフィナステリドを配合していること、一定の浸透は期待できることから、フォリックスFR-S1に多少の発毛効果がある可能性はあります。しかししょせんはシャンプー。発毛剤のような強い効果は望めません。

となれば、使用目的は発毛剤の補助となってくるでしょう。

すでにフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛剤を使用しており、これ以上増量する余地がない、もしくは副作用への懸念から発毛剤をこれ以上増やしたくないといったケースでフォリックスFR-S1が光ると考えます。

価格的にも試しやすくなったので、今現在なんらかの育毛シャンプーを使っているのであれば、フォリックスFR-S1に切り替えたほうが遥かに効果的なのは言うまでもありません。

ほんと市販の育毛シャンプーとかゴミだからね。気休めにもならん。

もちろん、これから育毛や発毛に取り組む人の入門としてもおすすめ。薄毛が気になりだした人の多くは育毛シャンプーの使用を検討するというデータがあります、そういった人は市販の育毛シャンプーよりこちらを使ってみて欲しい。

ミノキシジルやフィナステリド配合とはいえフォリックスFR-S1はシャンプーなので多くは望めない。しかし巷に溢れる育毛シャンプーと違い発毛の補助には十分なりうる。

そんな位置づけの商品になるでしょうか。

本気で発毛させたいのであれば発毛剤併用推奨なのは言うまでもありません。相性的にもフォリックスシリーズを使っておけば間違いはないかと。

フォリックスFR-S1シャンプーの詳細

高い効果で人気の発毛剤

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