フォリックスFR15 効果や成分などを検証

フォリックスFR15の外観

これまでミノキシジルを15%配合している外用薬といえばポラリスNR-09やジェンヘアーでしたが、どちらも販売や取り扱いを終了してしまい、それに代わってフォリックスFR15が登場しました。

このフォリックスはポラリスシリーズの跡を継ぐ形で発売されたこともあり、主要な成分の大半は踏襲しつつも、一部パワーアップした点も。

外用薬の育毛剤や発毛剤は色々と販売されていますが、チャップアップやイクオスといった育毛剤には髪の毛を生やす効果はないので論外ですし、ミノキシジルを5%配合したリアップX5プラスでもあまり効果を感じないという人もいるでしょう。

そんな人にこそ使って欲しいのがリアップの3倍のミノキシジルを配合しながらも価格は安いフォリックスFR15。具体的にどういったものなのか詳しく解説していきます。

    目次
  1. フォリックスFR15とポラリスNR-09の違い
  2. 製造メーカーは違うの?
  3. フォリックスFR15の全成分
  4. 主要成分を具体的に紹介
  5. 高い浸透力を発揮するリポスフィアテクノロジー
  6. フォリックスFR15の価格
  7. 副作用の心配は?
  8. M字ハゲにこそ使って欲しいフォリックスFR15
  9. フォリックスFR15の総評・まとめ

フォリックスFR15とポラリスNR-09の違い

まだまだ知名度も馴染みもないフォリックスFR15に対し、歴史と実績があるポラリスNR-09は知っているという人も多いと思いますので、この2つの違いなどを簡単に説明していきましょう。

元々高い人気を誇っていたポラリスシリーズの発毛剤ですが、「供給が不安定になり商品の確保が難しくなった」との理由でほとんどの個人輸入代行業者は取り扱いを止めてしまい、その代わりの商品として登場したのフォリックスシリーズです。

ポラリスの最大の特徴であった高濃度のミノキシジルやフィナステリドといったメインとなる成分や濃度はそのままに、いくつかの成分を変更・追加したものがフォリックス。

ここで紹介するFR15はポラリスでのNR-09に相当し、共にミノキシジル15%配合で、アデノシンやアゼライン産、プロシアニジンB2などの主要な成分も同様ながら、新たな成分として「プロキャピル」を配合…と思ったら、紹介してないだけでNR-09にも配合されてた。

ミノキシジルを16%配合する人気のフォリックスFR16とポラリスNR-10はミノキシジルとフィナステリド以外の成分にある程度違いがあるものの、FR15とNR-09はほぼ一緒というのが特徴。

そのため、他のシリーズに比べより移行しやすいと考えられます。

また、ポラリスにもフォリックスにも高い浸透力を実現するリポスフィアテクノロジーが採用されており、しかも価格も一緒。

大きな違いといえばメーカーが違う点くらいだが…

製造メーカーは違うの?

最初に私がフォリックス移行の報を見た時、成分や技術がほぼ一緒だったため「同じ会社が作っているのかな?」と感じたのですが、どうやらそうではなさそう。

ポラリスNR-09は「Polaris Research laboratories社(ポラリスリサーチラボラトリーズ社)」が製造しているの対し、フォリックスFR15は「Sapphire Healthcare LLC(サファイアヘルスケアLLC)」と別会社。

このサファイアヘルスケアという会社、ポラリス社と同じくアメリカの企業で、2017年8月中は公式サイトすら存在せず、9月に入ってやっと公開されました。

会社の設立自体が2017年8月となっており、公式サイトにもフォリックスシリーズしか紹介されていないため、同シリーズを製造・販売するために作られた会社と見ることができます。今後は商品を広げていくのかもしれませんが。

ただ、ポラリス社と全く関わりがないかといえば、どうもそうではなさそう。

ポラリスの象徴的な独自技術であるリポスフィアテクノロジーをフォリックスも使っている点、ポラリスの販売終了に合わせるかのようにフィリックスが発売されたことを考えれば、この2つの会社にはかなり深い関わりがあると見るのが自然でしょう。

とりあえず、変な会社の偽物じゃなくて良かった。

フォリックスFR15の全成分

さて、前置きはこのくらいにして、ここからフォリックスの成分や効果について詳しく触れていきたいと思います。

まずは全成分を事実上の旧製品となるポラリスNR-09と併せて見てみましょう。分かりやすくするためNR-09と同じ成分は赤字で表記します。同じ成分でも表記が違う場合もありますのでわかる範囲でですが。

フォリックスFR15 ポラリスNR-09

純水
エタノール(SDA 40B-190溶媒)
プロパンジオール
ミノキシジル
乳酸
アジピン酸ジイソプロピル
ピロ亜硫酸Na

アデノシン
ミリストイルペンタペプチド-17
BG

PPG-26ブテス-26
PEG-40水添ヒマシ油
アピゲニン
オレアノール酸
ビオチノイルトリペプチド-1
メントールクリスタル
セイヨウハッカ油
ジブチルヒドロキシトルエン
アゼライン酸

酢酸トコフェロール
トリペプチド-1銅
ポリソルベート80
リシン
プロシアニジンB2
ビオチン

リン脂質
エスシン
シトステロール


プロピレングリコール
エチルアルコール
ミノキシジル
グリコール酸
アジピン酸ジイソプロピル
ブチル化ヒドロキシトルエン
メントール
セイヨウハッカ(ペパーミント)オイル
ブチレングリコール
脱イオン水
PPG-26-ブテス-26
PEG-40硬化ヒマシ油
ビオチノイルトリペプチド-1
アゼライン酸(アゼライク酸)
プロシアニジンB2
アデノシン
アピゲニン
オレアノール酸
β-シトステロール
リジン
ビオチン
ビタミンBコンプレックス(葉酸、シアノコバラミン、ナイアシンアミド、パントテン酸、ピリドキシン、リボフラビン、チアミン、酵母ポリペプチド)

発毛剤の根幹である発毛・育毛成分についてはほとんど。あえて違いを挙げるならトリペプチド-1銅(銅ペプチド)や酢酸トコフェロール(ビタミンE)が追加された一方で、ビタミンB群が減っている点か。

どちらも主要な成分ではないため、実質リニューアルレベルの違いしかない。

FR16と違いフィナステリドは入っていないため、発毛成分はミノキシジル15%のみとなりますが、アデノシンやアゼライン酸など育毛効果であればある程度期待できるものが複数入っているので、その辺の育毛効果も期待したいところ。

プロピレングリコール不使用

フォリックスFR15の特徴のひとつにプロピレングリコール(PG)を使用していない点が挙げられます。

この成分は多くの食品や化粧品などに広く使用されるもの。溶剤として非常に使い勝手の良い成分である一方、一部では毒性や刺激も指摘されるなど賛否あるものとあって、FR15では使用を控えるようになりました。

基本的にプロピレングリコールの毒性は弱いものの、入っていないのであればそれに越したことはないのも確か。

主要成分を具体的に紹介

フォリックスFR15の成分

ポラリスNR-09とほとんど変わらないので、従来のユーザーであれば成分の紹介など今さら感があると思われますが、これから高濃度ミノキシジルに挑戦するという人も多いと思いますので、フォリックスFR15の注目成分を簡単に説明していきましょう。

ミノキシジル

ご存知(?)世界が認めた発毛成分ミノキシジル。

日本では大正製薬のリアップシリーズが独占しているミノキシジルですが、世界的に見れば外用の発毛剤として多くの商品が販売されており、プロペシアの主成分フィナステリドと信頼性や実績を2分しています。

元々は血圧を下げる血管拡張剤として使われていた同成分ですが、多くの患者に髪の毛を含めた全身の毛が濃くなる「多毛症」の副作用が見られたため、血圧を下げるという作用を排除しつつ発毛効果を得られる外用の発毛剤として使われるようになりました。

その発毛メカニズムに関しては完全には解明されていないものの、服用した際には全身の毛が濃くなることから、毛乳頭および毛母細胞に働きかける成長因子の生成を促し、増殖や分裂を促進させると見られています。

ミノキシジルを5%配合したリアップX5の臨床試験では使用6ヶ月の時点で著明改善と中等度改善が50%を占め、軽度改善が41.7%、不変は8.3%と抜群の成績を収めています。

使用1年後に至っては著明改善と中等度改善が77.8%。こういったデータが世界中で示されていることから、日本においてもフィナステリドと並んで最も信頼できる発毛成分となっています。

ミノキシジルの評価

5%ですらこの効果なのですから、3倍となるミノキシジル15%を配合するFR15にさらなる効果が期待できるのは言うまでもないと思います。

アデノシン

日本では資生堂のアデノバイタルやアデノゲンの主要な成分として配合されているアデノシンは、育毛剤の有効成分として厚生労働省に認められた、そこそこ信頼性の高い成分。

ミノキシジルのような髪の毛を増やす発毛効果までは期待できないものの、少ないながら効果を示すデータも存在するため、ある程度のエビデンス(医学的根拠)があるとして一定の評価を受けています。(→アデノシン 髪は生えないが育毛効果あり?

その根拠となるのが下記のデータ。

アデノシンのデータ

実際の人間の頭皮を用いて一定の育毛効果があるとして育毛剤にもよく使用されるニコチン酸アミドと比較試験を行っていて、その中で明らかに有意な差が出ていることが見て取れます。

ただし、これはあくまでも今ある髪の毛が太くなったり成長が促されたりする「育毛効果」である点に注意。実際髪の毛の本数に関してはほとんど変化がなかったことも分かっているので、発毛効果はミノキシジルに任せるべき。

プロシアニジンB2

プロシアニジンB2はリンゴ由来のポリフェノールの一種で、高い抗酸化力を持ちます。

高い抗酸化力があることから日本では化粧品などに多く使われていますが、海外では毛髪に関する臨床試験なども行われており、育毛分野でも注目を集めています。

試験の中では抜け毛を引き起こす原因物質のひとつ「プロテインキナーゼアイソザイム」の作用を阻害するとかなんとか。

アデノシンやプロシアニジンB2含めメーカーが独自の研究を行い「育毛に効果がある」とする成分は腐るほど存在するものの、客観的なデータに乏しいものばかりなので、「入っていないよりはマシ」くらいのスタンスでいいかと。

プロキャピル

あまり聞き慣れないプロキャピルは以下の7つの成分で構成されています。

  • ■オレアノール酸
  • ■ビオチノイルトリペプチド-1
  • ■アピゲニン
  • ■水
  • ■BG
  • ■PPG-26ブテス-26
  • ■PEG-40水添ヒマシ油

デュタステリド同様、薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を作り出す1型2型の5αリダクターゼ(5α還元酵素)を阻害するとされています。

加えてミノキシジルと同様に血行を促進させる作用もあることから、従来の発毛剤の良いとこ取り的な成分…らしいですよ。

プロキャピルのデータ

上記は培養した毛包を用いてプロキャピルとミノキシジル1%を比較したもので、プロキャピル1%でミノキシジルと同等の効果を示し、2.5%では2倍強の毛髪成長促進効果が得られたとしています。

ただ、開発メーカーのデータである点や培養細胞を用い必死になってミノキシジルと比較している点は胡散臭さ爆発のキャピキシルリデンシルと同じパターン。

客観性に乏しく医学的根拠があるとはとても言えないので、個人的にはこういったものはあまり信用していない。

FR15に配合されている含有量も分からないため、おまけ程度に考えておいた方が良いかと。

高い浸透力を発揮するリポスフィアテクノロジー

リポスフィアテクノロジー

フォリックスFR15はミノキシジル濃度ばかりが注目されがちですが、高い浸透力を実現するリポスフィアテクノロジーを採用しているのも特徴のひとつ。

この技術は水分・油分の双方にな馴染む特性があるリン脂質が2重層に配置されているため、皮脂や汗が混在する頭皮にも親和性が高く毛穴の奥まで浸透するというもの。

別名「リポソーム」という技術で、日本の大手化粧品会社も肌への浸透を高めるため積極的に研究・開発を行っています。

乱暴かつ簡潔に言ってしまえば、水や油に対し親和性の高い極小のカプセルに有効成分を閉じ込め、それを幾重にも重ねることで徐々に成分が放出され長時間にわたって効果を発揮するというものです。

外用の育毛剤や発毛剤は「有効成分が毛根まで届くかどうか」が焦点になることも多いように、どんなに優れた成分を配合していたとしても、浸透しなければ意味がありません。

フォリックスFR15に採用されるリポスフィアテクノロジーはそんな懸念を払拭するための独自技術であり、なんでもかんでも「ナノ化しました」で済ませる国内のクソみたいな育毛剤よりかはよっぽど信用できるかと。

フォリックスFR15の価格

続いてフォリックスFR15の価格を見てみます。

比較対象として旧製品となるポラリスNR-09が販売終了となる直前の価格と、ミノキシジル16%を配合するフォリックスFR16の価格も併せて掲載しておきましょう。

商品名 ミノキシジル濃度 価格
フォリックスFR15 15% 4,940円
ポラリスNR-09 15% 4,940円
フォリックスFR16 16% 5,180円

価格は成分的にほとんど一緒であるポラリスNR-09と同じに設定。このことからこれまでポラリスを使っていた人も問題なく移行できると思われます。

悩ましいのは最もミノキシジル濃度が高いフォリックスFR16との価格差が240円という点。成分的にはほとんど変わらないものの、ミノキシジルが1%多くフィナステリドを配合する点をどう評価するかがカギか。

効果的にはFR16のほうが若干高いと見るべきですが、「100%副作用はない」とは言い切れないフィナステリド配合は評価の分かれるところ。これを嫌うならFR15を、最強の効果を求めるならFR16を…という使い分けになるでしょうか。

どちらを使うにせよ日本のリアップX5プラスがミノキシジル5%で7,611円することを考えれば、コストパフォーマンスは極めて良好と言えるでしょう。

副作用の心配は?

フォリックスFR15の副作用

ミノキシジルといえば忘れてはならないのが副作用。

ミノキシジルは本来血圧を下げる薬なので、ミノキシジルタブレットのように服用すれば以下のような副作用が出る可能性があります。

  • ■めまい
  • ■動悸
  • ■血圧低下
  • ■胸痛
  • ■むくみ
  • ■多毛症

発毛効果に関しては内服薬の方が高いのですが、上記のような副作用のリスクも存在するため、ミノキシジルは外用薬として使われることが多いのです。

で、外用薬としての副作用のリスクですが、リアップX5の臨床試験では以下のような結果が示されています。

リアップの副作用

見ての通りそのほとんどは皮膚への症状。普段使い慣れない発毛剤を使ったことで炎症を起こしたと見るのが自然でしょうか。

一応血液検査や上で数値に変化があったとする例もわずかに存在しますが、こういった数値は揺らぎがある上に被験者の元々の健康状態も分からないため、因果関係については微妙なところ。

ミノキシジル5%のリアップX5でこの数字ですから、3倍の15%を配合するフォリックスFR15ではもう少しリスクが上昇することが予想されるものの、歴史のあるポラリスでも重篤な副作用は確認されていませんから、基本的には皮膚に合うかどうかが最大の焦点になるはず。

合わなければ使用を止めればいいだけの話。これを恐れて発毛の機会を喪失させてしまうのはあまりにも惜しい。

M字ハゲにこそ使って欲しいフォリックスFR15

プロペシアやフィンペシアなどのフィナステリド内服薬は男性型脱毛症(AGA)に高い効果を示すものの、一方で「M字ハゲにはあまり効果がない」なんて話を聞いたことはありませんか?

実際はそんなことはなく、フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬でもM字ハゲに効果は期待できます。実際プロペシアの臨床試験でも下図のような結果が出ている。

プロペシアはM字ハゲに効く

むしろ生え際やM字のハゲの方が効果があるくらい。

ただ、生え際やM字の薄毛というのは頭頂部に比べ非常に目立ちやすく、鏡を見れば嫌でも目に入る場所なので「なかなか治らない」という印象を抱いてしまうのではないでしょうか。

そういった面から一刻も早くどうにかしたいのがM字ハゲであり、内服薬と違いピンポイントに強力な発毛を促すフォリックスFR15はうってつけなのではないでしょうか。

当然、フィナステリド内服薬と併用するのがベストなのは言うまでもありません。

フォリックスFR15の総評・まとめ

世界的に効果が認められているミノキシジルといえど、外用薬は内服薬に比べ効果が低くなりがちである一方、副作用のリスクをほとんど心配する必要がない点が大きなメリット。

とはいえ髪の毛が生えなければ意味がなく、そういった面でミノキシジルを高濃度で配合しつつ、副作用を気にしなくていいフォリックスFR15は非常に心強い存在かと。

フォリックスはポラリスと同じアメリカ製で、独自の技術であるリポスフィアテクノロジーを採用している点から企業間に関連があることはほぼ確実。そういった面で信頼性も十分と言えるでしょう。

単純な効果だけで考えればミノキシジル16%でフィナステリドも配合するFR16の方が勝るでしょうが、ポラリスではフィナステリドが入っておらず価格がやや安いNR-09の方が人気があった事を考えると、“準最強”くらいの効き目がちょうどよいのかもしれません。

初めてフォリックスを使うという人であれば、いきなりFR16を使うより、まずはFR15やFR12あたりを使用してみて高濃度のミノキシジルが自分に合うかどうかを確かめたほうがいいのは想像に難くないですよね。

一方、私のようにハゲをこじらせている人間からしてみればFR16という選択になるでしょう。この辺はご自分の状況に合わせて上手に使い分けるようにして下さい。

フォリックスFR15の詳細

高い効果で人気の発毛剤

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