ミノキシジルは外用薬と内服薬どっちがいい?

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「発毛剤」と呼ばれるものはフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3種類が存在し、中でも高い発毛効果があるミノキシジルは外用薬・内服薬どちらにおいても活発に利用されています。

しかし、外用薬・内服薬どちらにもメリットデメリットが存在し、どっちを使うべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

一般的には内服薬(ミノキシジルタブレット)は効果が高く、外用薬は副作用が少ないと認識されているはず。しかしそれは本当なのか?また、コストパフォーマンスではどちらが勝っているのか?

ミノキシジル外用薬・内服薬どちらを使おうか迷っている人に向け、様々な点で徹底比較したいと思います。

    目次
  1. ミノキシジルとは?
  2. ミノキシジルの発毛メカニズム
  3. ミノキシジル外用薬と内服薬の効果を比較
  4. 副作用はどっちが強い?
  5. 内服薬と外用薬を価格で比較
  6. 信頼性が高いのはどっち?
  7. 【結論】ミノキシジルは内服薬・外用薬どっち?
  8. おすすめのミノキシジル外用薬
  9. 内服薬のおすすめは?

ミノキシジルとは?

非常に強力な発毛効果を発揮するミノキシジル。内服薬でも外用薬でも高い効果を発揮するのですから、メーカーも相当力を入れて開発した最新鋭の成分なんだろうなー…と思いきや、必ずしもそうではありません。

ミノキシジルはアメリカの製薬メーカーによって1960年代に製造された比較的古い薬で、しかも当初は発毛剤ではなく血圧を下げるための血管拡張剤として作られたもの。もちろん用途は内服薬(経口薬)です。

しかし、高血圧の治療に使われる中で多くの患者にある副作用が現れました。それは全身の毛が濃くなる「多毛症」です。

多毛症の作用は髪の毛にも及ぶことから、そこに目を付けたメーカーがミノキシジルを副作用が少なく作用範囲を絞ることができる外用薬として発売しました。それが世界で初めてのミノキシジル外用薬「ロゲイン」です。

今現在、発毛剤として世界中で多くの人に愛用されているミノキシジルですが、本来は血管を広げて血圧を下げるために開発された医薬品で、高い発毛効果は実は副作用だったのです。

副作用である多毛症を主作用として見立てた発毛剤…それがミノキシジル。

余談ですが、血圧を下げるための降圧剤としてのミノキシジルは日本において認可されていません。認可は発毛剤としてのみ。

ミノキシジルの発毛メカニズム

思いがけない副作用の発現が後に発毛剤としての地位を確立することになったミノキシジル。ではどういった作用で髪の毛を生やすのでしょうか?

元々降圧剤であるミノキシジルは血管を拡張させ血流を改善させる作用があることから、薬が持つ血行促進効果によって頭皮に酸素や栄養が活発に送られ、それが発毛効果に結びついている…と説明する育毛サイトが多数見受けられます。

しかしこれは大きな勘違い。なぜなら血行促進で髪の毛が生えることはないから。

血行促進で髪の毛が生えるなら、世に様々存在する降圧剤のほとんどに発毛効果があることになる。しかし実際にはそうではないことからも、ミノキシジルは血流の改善によって発毛させているわけではないことが分かるはず。

発毛作用は毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化

実のところミノキシジルの発毛メカニズムは完全に解明されているわけではありません。しかし毛の元となる毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化させ発毛させるという説が有力となっています。

男性の薄毛の9割以上を占める男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が毛乳頭細胞内にて男性ホルモン受容体と結合し毛母細胞の成長を阻害することで脱毛を引き起こすとされています。

そんなAGAに高い効果を示すミノキシジルが毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化することで毛を生やすというのは理にかなっていると考えられます。

ミノキシジル外用薬と内服薬の効果を比較

では、皆さんが最も気になっているであろう効果について、外用薬と内服薬を比較したいと思います。

といっても、ミノキシジル外用薬と内服薬の効果を比較するのは非常に難しいというのが実情だったりします。なぜなら内服薬の効果は臨床試験などによって検証しておらず、数字として表れていないから。

とりあえずミノキシジル外用薬の効果を見てみましょう。

ミノキシジル外用薬の効果

ミノキシジル外用薬と一口に言ってもその濃度は様々で、低いものは1%、最も濃度が高いものは16%のものまで非常に幅があります。

その中でしっかりと治験(臨床試験)が行われているのは1%と5%のもの。下表はリアップの試験データで、1平方センチメートルあたりどのくらいの本数が増えたか示しています。水色が1%、濃い青が5%。

ミノキシジル外用薬臨床試験データ

ミノキシジル外用薬を6ヶ月間使用することで、1平方センチメートルあたり1%の製剤なら平均して約15本、5%製剤で22本ほど増えることが確認されています。

薄毛でない人は1平方センチメートルあたり120~150本ほど髪の毛が生えていることから、そこそこの改善という見方ができるでしょうか。

ただ、この試験データはそれぞれ被験者約150名の平均。中にはほとんど効果がない人もいるでしょうし、逆に50本60本増えた人もいるはず。このあたりの個人差は使ってみないと分からないというのが実情。

ミノキシジル5%の効果

ちなみにミノキシジル5%での6ヶ月後の薄毛改善率は約98%。軽度のものまで含めての数字ですが、ミノキシジル外用薬単体でこれだけの改善率を示すというのは心強いところ。

ミノキシジル内服薬の効果

一方、ミノキシジル内服薬の効果はというと…示すことができるデータがない。

いわゆる“ミノキシジルタブレット”と呼ばれるミノキシジル内服薬は、世界中見渡しても発毛剤としての試験は行われていないという現実が。それを物語るようにミノキシジル内服薬を発毛剤として認めている国は存在しません。

…が、一方でミノキシジルタブレットは「最強の発毛剤」として知られる。

AGA治療薬として使用されるプロペシア(成分名:フィナステリド)やザガーロ(成分名:デュタステリド)はあくまでもAGAの進行を止めるものミノキシジルタブレットは髪の毛を生やすものという認識の人も多いほど。

ミノキシジルが発毛剤として使用されるようになった経緯を考えれば当然ですよね。そもそも降圧剤として使用されていた中で抜群の発毛効果を示したため、後に発毛剤として転用されることになったのですから。

ゆえに、発毛効果のみの強弱であれば間違いなく内服薬の勝利です。

ミノキシジル16%にフィナステリドやアデノシンを配合した最強外用薬フォリックスFR16をもってしても、ミノキシジル内服薬の効果を上回ることは難しいと見ていいでしょう。M字部分などに絞った限局的な比較になると微妙かもしれませんが。

ただ、それを裏付ける明確なデータを示すことができないのは歯がゆいところ。最強発毛剤としてこれだけ認識されているにもかかわらず試験すら行われていない理由に関しては、副作用などが大きく影響していると考えられます。

副作用はどっちが強い?

効果と並んで気になるのは副作用ですよね。どんなに高い発毛効果があったとしても、重篤な副作用がある薬は使うべきではないからです。

結論から言えば、副作用が強いのはミノキシジル内服薬です。その理由について詳しく解説していきましょう。

外用薬の副作用はほとんど気にする必要がない

本来血圧を下げるための降圧剤であるミノキシジルですが、発毛剤への転用に際し頭皮に塗布する外用薬に変更。その理由は、全身に及ぶ多毛症の作用を頭皮に限定させるため、そして降圧剤としてのネガティブな部分を最小限に抑えるため。

それは狙い通りの結果をもたらしたと言っていいでしょう。それを物語るのがミノキシジル外用薬の臨床試験データ。

臨床試験による副作用の検証は、リアップシリーズを販売する大正製薬が認証時に提出したものと、医薬品医療機器総合機構が行った大規模なものが存在します。

まずは大正製薬のものから。

ミノキシジル1%と5%の副作用

これはミノキシジル1%と5%のものにそれぞれ150名を割り当て副作用を検証したもの。1%の副作用発現率は5.3%、5%では8.7%となっているのが確認できます。

内容を見ても分かるように、その症状のほとんどは塗布した頭皮の炎症や湿疹。検査の数値に異常が出たというものも少量ながら確認されていますが、ミノキシジルとの因果関係がはっきりしないレベルのもの。

次いで医療品医療機器総合機構のもの。

ミノキシジル5%の臨床試験データ

こちらはミノキシジル5%であるリアップX5のみを対象に行われ、その被験者数は3,072名と大規模なものになっています。

ここで示された副作用発現率は8.82%。大正製薬が発表したものとほぼ一致しており、信頼性は極めて高い。

こちらでも副作用のほとんどは塗布部のかゆみや発疹、皮膚炎など。これらは重篤ではないうえに使用を控えれば改善する程度のもの。この程度の副作用ですら嫌なのであれば発毛剤など使うべきではない。

大人しくハゲ散らかしていればいい。

ミノキシジルを溶かし込むためにエタノールを使用する必要があるため、どうしても無刺激というわけにはいきません。しかしそれは副作用がないとされる市販の育毛剤も同様。

ただ、医療品医療機器総合機構の試験においてミノキシジル1%の副作用発現率は2.41%と低かったことから、ミノキシジル濃度が高まると刺激性も強くなる可能性が示唆されているのも確か。

ミノキシジル内服薬の副作用

一方でミノキシジルタブレットと呼ばれる内服薬の副作用はどうか?

前述したよようにミノキシジルの内服薬は発毛剤として臨床試験を行っていないため、明確なデータがありません。しかしミノキシジルの内服薬は「=降圧剤」であることを考えれば副作用は見えてくるはず。

ミノキシジルタブレットはいわば「毛の生える血管拡張剤」です。本来の使用用途は血圧を下げるためのものであり、副作用の多毛症によって髪の毛…というか全身の毛が生えるというだけ。

ゆえに考えられる副作用(主作用?)は…

  • めまい
  • 動悸
  • 血圧低下
  • 胸痛
  • むくみ
  • 多毛症

このあたりです。

血管を広げて血圧を下げる薬であるため、当然ながら血圧が低下したりめまきが起きたりする恐れがありますし、それを補うため心臓が活発に動くことが動悸や胸痛を引き起こすこともあります。

また、血管拡張により血流が増えると血液が薄まる傾向にあり、それを解消するために血液中の水分を血管外に排出することによる「むくみ」が生じることも。

当然ながら多毛症によって体毛が濃くなるリスクも考えておく必要が。

ミノキシジルタブレットの服用は血液や血管、ひいては心臓にまで影響を与えかねないだけに、ちょっと怖いと感じるのは確かでしょう。塗った部位がかゆくなったり炎症を起こしたりする外用薬に比べレベルが違う感じ。

ミノキシジルタブレットに高い発毛効果がありながらどの製薬会社も発毛剤としての臨床試験を行わないのは、髪の毛を生やすという目的に対して副作用が見合わないという判断が働いているのかもしれません。

用量が少ないため危険は少ない

副作用を見るとちょっと怖い印象を受けるミノキシジル内服薬。しかし用量という観点から見るとそれほど恐れる必要はないと感じます。

というのも、降圧剤としてのミノキシジルの1日の限度量は50mgであるのに対し、発毛剤として使用する場合は多くても10mgが限度とされます。

用意されている用量も2.5mg、5mg、10mgの3種類で、男性の場合5mgくらいがスタンダードな用量。ミノキシジルが血管拡張剤である事実は変わらないものの、用量的には十分な余裕があるとみていいのではないでしょうか。

ただ、それでも健康な人が降圧剤を飲むことにリスクがないと言い切ることはできません。ゆえに万人におすすめできるという点で副作用の軽さは外用薬の圧勝といえるでしょう。

だがな、それでも髪の毛には代えられないとばかりにミノキシジルタブレットを使う人が大勢いることを考えると、ハゲがいかに人生を狂わせるかが伺える。

内服薬と外用薬を価格で比較

次にミノキシジル外用薬と内服薬の価格を比較してみます。

ミノキシジル外用薬は医薬品の発毛剤ではありますが基本的に医療機関での処方は行っておらず、ドラッグストアや個人輸入で購入することになります。

一方、内服薬であるミノキシジルタブレットは日本製のものが存在しないため、AGAクリニックなどで海外製のものをぼったくり価格で購入するか、個人輸入して安価に購入するかの2択に。

外用薬と内服薬の価格を見てみましょう。

ミノキシジル外用薬の価格

ミノキシジル外用薬は日本のものだとミノキシジル5%のリアップX5プラスとメディカルミノキ5が存在します。一方、海外製のものに目を向けると価格やミノキシジル濃度は千差万別選び放題。

アンファーのメディカルミノキ5は後発のジェネリックである上にリアップより高いというクソ仕様なので除外するとして、リアップX5プラスや海外の特徴的なミノキシジル外用薬の価格をいくつか比較してみましょう。。

内容量はすべて60mlで1ヶ月分、価格は税込です。

商品名 ミノキシジル濃度 価格
リアップX5プラス 5% 7,752円
リグロースラボM5(2本) 5% 3,400円
リグロースラボM15 15% 3,500円
フォリックスFR16 16% 5,180円

リアップX5プラスは日本製、その他はすべてアメリカ製になります。

まず言っておかなければならないことは「日本製はクソ高い」という点。ミノキシジル濃度はいたって平凡な5%であるうえ、それ以外に目立った成分が入っていないリアップX5プラスが7,752円とか正気の沙汰ではない。

そこへいくと、同じくミノキシジル5%でリポソームという浸透技術まで採用しているリグロースラボM5は2本で3,400円。発毛先進国のアメリカ製にもかかわらず1本あたり1,700円なのですから、日本がいかにぼったくっているかが分かる。

一方、15%という高濃度ミノキシジルが売りのリグロースラボM15は3,500円。ミノキシジル16%にフィナステリドやアデノシンなどなど多くの成分を配合する最強外用薬フォリックスFR16は5,180円。

ミノキシジル5%のリグロースラボM5に比べると高く感じるかもしれませんが、高濃度による高い効果を考えれば致し方ない。それでも日本のリアップX5プラスやメディカルミノキ5よりはずっと安いしね。

最もオーソドックスなミノキシジル5%に限るのであれば、最安はリグロースラボM5の1,700円ということになります。

ミノキシジル内服薬の価格 2019年10月16日更新

一方、内服薬であるミノキシジルタブレットはどうか?

ミノキシジルタブレットは以下の3種類ほど存在します。

  • タイ:T.O.Pharma社製「ノキシジル」
  • フィリピン:Lloyd社製「ミノキシジルタブレット」
  • アメリカ:Sun Pharmaceutical Industries, Inc.製「ミノキシジルタブレット」

ミノキシジルタブレットの先発薬はアメリカ製の「ロニテン」ですが、現在ロニテンを手に入れることは困難となっており、ジェネリックのみが市場に出回っている状況に。

ミノキシジルの用量は銘柄によって異なり、2.5mg、5gm、10mgの3種類が存在。それぞれの価格とラインナップを見てみます。

商品名 含有量 内容量 価格
ノキシジルボトル5mg 5mg 100錠 2,231円
ノキシジルボトル10mg 10mg 100錠 3,072円
Lloyd社製2.5mg 2.5mg 100錠 3,400円
Lloyd社製5mg 5mg 100錠 3,700円
Lloyd社製10mg 10mg 100錠 4,000円
米国製10mg 10mg 100錠 6,177円
(2019年10月16日現在)  

内容量はすべて100錠。1日1錠が基本なので1本で3ヶ月強持つ計算になります。

最も高いのはやはりアメリカ製。10mgの取り扱いしかない上に1ヶ月換算で2,000円弱の出費に。まあ十分安いですが。ただし2019年になって販売終了の動きがあり、手に入れるのは困難な状況に。

一方、最も人気のあるタイ製のノキシジルは非常に安価なのが特徴で、5mg、10mg共に1ヶ月1,000円以内に収まります。タイ製とはいえ大手製薬メーカー製ですので、特にこだわりがないならノキシジルで十分かと。

日本のAGAクリニックでもノキシジルを処方している所はいっぱいあるしね。

3種の用量すべて揃えているLloyd社製はノキシジルに比べるとやや高いが、プロペシアジェネリックであるフィナロイドとセットで購入すると安い特徴も。2.5mgが存在するので女性にもおすすめのメーカーか。

ミノキシジルタブレットの1ヶ月あたりの費用は1,000円くらいと考えておけばいいでしょう。ちなみに同じノキシジルでもAGAクリニックなどで処方してもらうと5倍はするから気を付けろ。

内服薬と外用薬、安いのは?

結局ミノキシジルは外用薬と内服薬どっちが安く使えるのか?

ここまで見てきたように、価格面では内服薬であるミノキシジルタブレットのほうが安価に使用できるといっていいでしょう。

最も人気があるミノキシジルタブレットであるノキシジルは1ヶ月換算で1,000円以下、信頼性を重視しアメリカ製のものを使うとしても2,000円以下で収まります。

一方外用薬は、5%製剤で最も安価なリグロースラボM5やカークランドが1,700円と健闘するも、ミノキシジル濃度が上がったり成分が充実したりすると価格も比例し高くなる傾向に。

日本製にこだわろうものなら、消費者を舐めきっているぼったくり価格で購入しなければならない。

価格面はもちろん効果の面でも内服薬が勝っているため、費用対効果はミノキシジルタブレットが圧倒。…まあ、副作用を考慮しなければの話ですが…

兎にも角にも価格の安さは内服薬の圧勝となります。

信頼性が高いのはどっち?

次に信頼性について見ていきましょう。

臨床試験によって明らかにされる効果や副作用、価格と違い、信頼性や安全性というのは可視化することができないため、比較することが難しいといえます。

そもそも一口に「信頼性」と言っても、それが薬自体のものなのか、製薬会社に対するものなのかによっても答えは変わってくるでしょう。ただ、ミノキシジルの内服薬と外用薬に関しては比較は簡単かもしれません。

なぜなら、内服薬は色々と突っ込みどころがあるから。

専門家が否定するミノキシジル内服薬

まずはこれを見てください。2017年に日本皮膚科学会が策定した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」です。

ミノキシジル内服薬の評価

お分かりになるでしょうか?ミノキシジル外用薬の評価は最高の「A」なのに対し、内服薬は最低の「D」になっています。同じ成分を使い、しかも効果面では内服薬に分があるにもかかわらず評価は極端になっているのが興味深いですよね。

内服薬の評価が最低である理由は簡単。前述したように臨床試験によって効果や副作用が検証されておらず、ミノキシジルタブレットを発毛剤として認めている国は存在しないから。

医療にとって科学的根拠は非常に重要なもの。そしてその根拠を明らかにするのが臨床試験(治験)です。

多くの費用や期間を費やし統計学的、薬学的に有意なデータを取ることによって効果や副作用に根拠が作られ、そのデータをもとに医師がコントロールすることによって安全性が生まれるのです。

それを行っていないミノキシジル内服薬は効果や副作用が明確ではないため、専門家や医師の立場からすると「使うべきではない」という判断になるのも頷ける。

ミノキシジルタブレットはAGAクリニックなどで医師が処方することも多いんですけどね。このあたりは科学的根拠を最優先するか、ハゲを治すことを最優先するかによってスタンスが変わるのでしょう。

ハゲ当事者である私からすれば高い発毛効果を示すミノキシジルタブレットは救世主と言える。しかし客観的に見れば「健康に何の影響もないハゲのためにそんな薬を使うのは止めとけ」となるのだろう。

立場が違えば受け止め方も180度変わる好例かもしれない。

製薬会社の信頼性も内服薬が不利

ミノキシジル外用薬は、非常に効果とはいえ日本製のリアップやメディカルミノキ5が存在し、海外製に目を向けても本家本元の先発薬ロゲインをはじめ、発毛先進国であるアメリカ製がほとんど。

一方、ミノキシジルタブレットは先発薬であるロニテンが流通しておらず、ほとんどがジェネリック。アメリカ製が存在するが、価格が高く人気なのはタイのノキシジルやフィリピンLloyd社製のもの。

タイ製、フィリピン製とも主にジェネリックを製造し多くの国々に流通させている大手製薬会社が作っているとはいえ、日本製やアメリカ製に比べれば信頼性で劣ると感じるのも確か。

これはイメージも大きく影響しているのでしょうね。先進国で様々な面において成熟・洗練している日本やアメリカに比べ、タイはフィリピンは新興国。品質に問題がなくても何となく不安を感じるのが人情というものか。

タイ製のノキシジルを使い続けている身としては信頼性も効果も全く問題がないと断言できるが、これから使おうと考えている人にとっては躊躇する一因なのではないでしょうか。

単純に品質を考えれば本当に問題ないんですけどね。大手個人輸入代行業者は成分分析もしっかりと行っていますしね。しかし客観的に見れば日本やアメリカ製が中心の外用薬に比べ、タイやフィリピン製が中心の内服薬は不利。

そこに日本皮膚科学会が策定するガイドラインの評価も加味すれば、信頼性において外用薬の圧勝なのは間違いないでしょう。

【結論】ミノキシジルは内服薬・外用薬どっち?

ミノキシジルの外用薬・内服薬を効果や副作用、価格などいくつかの要素について比較してきましたが、結論は見いだせたでしょうか?

最後にこの2つの比較をまとめます。

内服薬 外用薬
効果(強さ)
副作用(弱さ)
価格
信頼性

ミノキシジル外用薬は頭皮に塗る分副作用が弱く、世界的に発毛効果が認められている信頼性や安全性、商品の豊富さ、日本製にこだわらなければ安価なものが存在するなど、非常にバランスが良い。

ただ、副作用を考慮した分効果を若干スポイルしているのが弱点か。

一方のミノキシジル内服薬はとにかく尖っている印象。効果の大きさと価格の安さは群を抜いているが、副作用に不安を抱え社会的信用も低い。

それを理解した上でも非常に多くの人たちがミノキシジルタブレットを使用している点を見るに、薄毛改善に向け必死になっている当事者と、頭でっかちな専門家やハゲ部外者の温度差を強く感じます。

ハゲは人生を狂わす。どんなに綺麗ごとを言ったところでこれが現実。周囲が「ハゲなんて気にしないよ」と言ったところで、本人が気になってしょうがないのだから人生に与える影響は大きい。

そんな人たちに向かって「ミノキシジルタブレットを使うな」となぜ言えよう。危険な薬物というわけではなく降圧剤として使われる医薬品であるうえに、本来の用途より遥かに低用量での使用なのだから、試してみる価値はある気がします。

しかし、それでも内服薬を安易に乱用すべきではないのは確か。まずはフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジル外用薬といった比較的安全なものを使い、それでも思うような効果が得られない場合の最後の選択肢とすべきか。

まずは5%濃度のミノキシジル外用薬を使用し、いまいち効果が弱いようなら濃度を上げ、それでもダメなら内服薬という推移がセオリー。まあ、もたもたしているうちにハゲが悪化しかねないことから、いきなりミノタブに突っ込む人もいますが…

初心者ハゲからエリートハゲまで万人におすすめできる安定感や安全性があるのがミノキシジル外用薬どうしても薄毛が改善しない人が最終的に行きつくのがミノキシジル内服薬という結論になります。

おすすめのミノキシジル外用薬

最後に、数あるミノキシジル製剤の中でもおすすめの外用薬と内服薬を少し紹介しておきます。発毛剤選びの参考にして下されば幸いです。

まずは外用薬から。

リグロースラボM5

最も安いリグロースラボM5 ミノキシジル外用薬の入門としてはもちろん、長い目で見て負担を少ないしたい人におすすめしたいのがリグロースラボM5。

これまで安価なミノキシジル外用薬といえばカークランドでしたが、新たに登場したリグロースラボM5はカークランドより少し安い2本3,400円であるうえ、リポソームを用いた高い浸透力が特徴。

製造メーカーもフォリックスシリーズと同じアメリカのサファイアヘルスケアと信頼性も申し分なし。今後カークランドに代わってリーズナブルなミノキシジル外用薬のスタンダードになると予想されます。

リグロースラボM5の詳細

フォリックスFR16

最強ミノキシジル外用薬フォリックスFR16 最も安価で標準的な効果を持つのがリグロースラボM5であるのに対し、対極にあるのがフォリックスFR16。

6種類存在するフォリックスシリーズの中で最も高いミノキシジル濃度となる16%に加え、プロペシアに使われるフィナステリドや、一定の発毛効果が確認されたアデノシン他、様々な育毛・発毛成分を配合する最強モデル。

リグロースラボM5に比べると3倍ほどの価格になってしまいますが、それでも日本のリアップX5プラスやメディカルミノキ5に比べれば遥かに安い。アメリカ製なので信頼性にも問題なし。

副作用などの諸事情によりミノキシジルタブレットが使えない場合はこれに頼ることになるでしょう。

クリームタイプなのでM字や生え際からの薄毛に特におすすめ

フォリックスFR16の詳細

内服薬のおすすめは?

ミノキシジル外用薬でも思うような効果が出ない場合は内服薬が選択肢に。

チャップアップやフィンジアといった育毛剤を売って儲けたい育毛サイトを中心に過剰に叩かれることもあってミノキシジルタブレットに不安を抱いている人も多いと思いますが、AGAクリニックでも処方されるなど決して危険な薬ではない。

だからといって積極的におすすめできるものでもありませんが、強固なハゲを改善させるためには避けては通れない道であるのも確か。

タイ製ノキシジル

ミノキシジルタブレットといえばノキシジル 複数存在するミノキシジルタブレットの中で、とりあえずこれを選んでおけば間違いないというのがノキシジル。

古くから安価なジェネリックとして存在しているだけあって最も人気がある商品で、かつ非常に安い。シートタイプとボトルタイプがあり、特にボトルタイプやが安いのでこちらがおすすめ。

5mgは1ヶ月換算で約700円、10mgが約1,000円くらいでしょうか。まずは5mgで試してみて、効果や副作用の状況を見ながら用量を調整するといいでしょう。

ミノタブ選びに迷った時はこれを使っておけば間違いない。

ノキシジルボトルタイプの詳細

Lloyd社製ミノキシジルタブレット

ロイド社製ミノキシジルタブレット Lloyd(ロイド)社製のミノキシジルタブレットはノキシジルに比べ1,000円ほど高いこともあって、単品購入する場合はあえてこれを選ぶ必要はないかもしれません。

ただ、現在のミノキシジルタブレットのラインナップの中で低用量となる2.5mgを用意しているのはLloyd社のみ。低用量で十分な効果が出る女性にとって錠剤分割を用いない限りLloyd社を選ぶほかありません。

Lloyd社のミノキシジルタブレットが光る場面はフィナステリド製剤と併用する状況。同社ではプロペシアジェネリックとしてフィナロイドという安価な商品を販売しており、これとのセットが非常にお得なのです。

ミノタブを検討する人のほとんどはフィンペシアなどフィナステリド製剤を使用していることでしょう。単品購入ならノキシジルがベストですが、フィナステリドとのセットであればLloyd社製をおすすめします。

Lloyd社製ミノキシジルタブレットの詳細

高い効果で人気の発毛剤

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