ベルトリドの効果と副作用、口コミ紹介
2015年に第3の発毛剤としてデュタステリド(ザガーロ)が登場。しかし1ヶ月1万円という価格に尻込みし試すことができない人も多いと思いますが、ベルトリドなら1ヶ月約1,500円で使えます。
日本で認可された最新のデュタステリド内服薬ザガーロはフィナステリドの1.5~1.6倍の効果があるとされるものの、価格もプロペシアの1.5倍にあたる1万円前後と非常に高価。
薄毛の人にとって救世主となりうる薬だけに、もうちょっと安くして欲しいところですよね。
そんな人に検討して欲しいのがベルトリドです。いくつかある海外製のデュタステリドジェネリックの中でもトップクラスの安さを誇っています。
そんなベルトリドですが、色々と不安に感じる点もあると思いますので、良い面、悪い面を含め包み隠さず紹介していきたいと思います。
- ベルトリドとは?
- デュタステリドとはどういったものなのか?
- 本当にフィナステリドの1.5倍の効果?
- ベルトリドの副作用
- ベルトリドはカプセルではなく錠剤
- ベルトリドを実際に使ってみた感想
- 最安レベルのベルトリドの価格
- ベルトリドの口コミ・レビュー
- 【追記】ベルトリドとデュマン、どっちがいいの?
- ベルトリドの総評・まとめ
ベルトリドとは?
日本において発毛剤の価格は高く、ザガーロが約1万円、従来のプロペシア(フィナステリド)ですら28日分で6,000~7,000円と高価。
そこで目を付けたのがインドなど国際特許に甘い国で作られるジェネリック医薬品。これを個人輸入して安価な発毛剤を使うことが10年以上前から当たり前になってきている背景があります。
複数あるプロペシアジェネリックの中でもとくに有名なのがインドのシプラ社が製造するフィンペシア。これは100錠3,000円程度で購入できるため、1ヶ月の費用は実質1,000円程度ということに。
そして本題のベルトリド。これはザガーロと同じグラクソ・スミスクライン社が製造するアボダートのジェネリックという位置付けの商品。ザガーロと同じく0.5mgのデュタステリドを配合しています。
便宜上「ジェネリック」と書いてはいるものの、本来ジェネリック医薬品と呼ばれるものは、特許が切れた先発薬と同じ有効成分や効き目を持たせ、安価に製造・販売する後発薬を指します。
特許の切れていないデュタステリドを主成分としているベルトリドは、厳密には「勝手に作っている薬」といえるのかもしれません。
大人気のプロペシアジェネリックであるフィンペシアも同様だったりします。ざっくり言ってしまえばインドってそういうお国柄なんです。
ベルトリドの信頼性・安全性は?
ベルトリドを製造販売しているのはインドのインタス社。
インタス社の薬は日本では流通していないためあまり馴染みはないかもしれませんが、アメリカやヨーロッパなどに世界各地に工場を持つ大手製薬会社で、信頼性という面に不安はありません。
発毛剤においてはデュタステリドのジェネリックであるベルトリドに加え、フィナステリド内服薬のジェネリックとしてはもっとも安いフィナロを販売しています。
アメリカ国内でも多くのジェネリック医薬品が認可・販売されていることからも、「インドとか大丈夫かよ」という心配は無用なのです。
デュタステリドとはどういったものなのか?
今現在発毛に取り組んでいて、デュタステリドの事を知っている人は多いと思いますが、これから発毛を始める人などは馴染みがないと思いますので、まずはベルトリドの主成分であるデュタステリドについて軽く触れておきます。
デュタステリドは2015年9月に日本で正式に認可された、フィナステリド(プロペシア)、ミノキシジルに次ぐ第3の発毛成分です。2016年にはデュタステリド内服薬であるザガーロが発売されました。
このデュタステリドはフィナステリドの1.6倍の発毛効果があるとされています。そのメカニズムは以下のようになります。
男性の薄毛の9割を占める男性型脱毛症(AGA)は男性ホルモンであるテストステロンに、主に遺伝によって分泌量や感受性が決まる5αリダクターゼ(5α還元酵素)が作用して作られるジヒドロテストステロン(DHT)によって引き起こされます。
デュタステリドはこの5αリダクターゼの働きを阻害することでDHTの生成を抑制し薄毛を治療するもので、基本的な作用はフィナステリドと同じになります。
違う点は、従来のフィナステリドが2型の5αリダクターゼにしか作用しないのに対し、デュタステリドは1型と2型両方に作用すること。これによってフィナステリドを上回る発毛効果を生み出しているのです。
フィナステリドに代わってこれからの発毛剤を担うと期待されるデュタステリド。しかし日本で発売されるザガーロの価格は30日分で9,000~10,000円と非常に高価で、普及の足を引っ張る懸念も。
そういった理由からザガーロに比べ圧倒的に安いベルトリドの人気が高まっているのです。
本当にフィナステリドの1.6倍の効果?
ベルトリドの主成分デュタステリドは従来のフィナステリドを上回る効果がある触れ込みで登場した発毛剤だということは前述のとおり。
しかし本当にそんなに高い効果があるのでしょうか?
まず注目したいのが2017年の年末になって新たに策定された男性型および女性型診療ガイドラインです。
以前のガイドラインが策定されたのは2010年だったため最高のA評価はフィナステリドとミノキシジル外用薬のみでデュタステリドは対象外でしたが、今回のガイドラインではA評価を受けています。
ただしその内容を見てみると、フィナステリドに比べ全毛髪数と毛直径の増加はデュタステリドが優れていたものの、直径60μm以上の硬毛数は有意差がなかったとしています。
また、著明悪化から著明改善のスコアリングではフィナステリドとデュタステリドに有意差はなかったものの、エキスパートパネルによる評価ではデュタステリドが優れていたとも。しかしその点数差は小さく、両者の効果差についてはさらなる検証が必要としています。
つまり、デュタステリドはフィナステリドに対し必ずしも高い効果を発揮するとは言い切れず、1.6倍という売り文句は若干怪しいとも考えられます。
明らかな有意差も
一方でベルトリドと同じデュタステリド内服薬ザガーロの承認時に示された臨床試験の結果は良好。
これは2.54cm円内における毛髪数の変化量を示したもの。一般的なフィナステリド1mgに対しデュタステリド0.5mgは約1.6倍増えています。
また髪の毛の太さを比べた育毛効果に関してもフィナステリドの1.45倍の効果が出るなど高い効果を発揮。このあたりがフィナステリドの1.5倍とも1.6倍ともいわれる根拠になっています。
試験の内容によって効果には幅があるものの、確実に言えることはフィナステリドよりは効果があるという点。個人差はあれどフィナステリドで限界を感じていた人がベルトリドに替え再び発毛を実感する可能性は十分にあると見ていいでしょう。
ベルトリド(デュタステリド)の副作用
さて、ベルトリドについてある程度知ってもらえたところで、発毛剤を語る上で欠かせない副作用についても取り上げておきましょう。
ベルトリド自体の臨床試験データがあればいいのですが、ジェネリック医薬品は先発薬と違い診療試験を行わないのが通例なので、ここでは先発薬であるアボダートと事実上同一であるザガーロのデータを用います。
プラセボ群 | フィナステリド1mg群 | ザガーロ0.1mg群 | ザガーロ0.5mg群 | |
---|---|---|---|---|
評価症例数 | 181 | 179 | 188 | 184 |
副作用発現例数(発現率) | 27(15%) | 35(20%) | 39(21%) | 30(16%) |
副作用名 | 発現症例数(発現率) | |||
生殖系および乳房障害 | 8(4%) | 18(10%) | 10(5%) | 14(8%) |
勃起不全 | 6(3%) | 10(6%) | 6(3%) | 10(5%) |
射精不能 | 2(1%) | 3(2%) | 2(1%) | 1(<1%) |
射精障害 | 1(<1%) | 2(1%) | 3(2%) | 2(1%) |
精神障害 | 5(3%) | 9(5%) | 14(7%) | 4(2%) |
リビドー減退 | 2(1%) | 7(4%) | 9(5%) | 4(2%) |
胃腸障害 | 8(4%) | 3(2%) | 6(3%) | 4(2%) |
腹痛 | 2(1%) | 0 | 3(2%) | 0 |
臨床検査 | 5(3%) | 4(2%) | 6(3%) | 5(3%) |
精液量減少 | 0 | 0 | 3(2%) | 2(1%) |
感染症および寄生虫症 | 0 | 1(<1%) | 1(<1%) | 3(2%) |
鼻咽頭炎 | 0 | 1(<1%) | 0 | 3(2%) |
見ての通りここではプラセボ(偽薬)とフィナステリド、ザガーロ(デュタステリド)の副作用を比較しており、フィナステリドとザガーロで約20%程度の副作用発現率を示しているのが見て取れます。
代表的な副作用はリビドー減退(性欲減退)と勃起障害。
薄毛の原因であるDHTは性欲などにも関わる男性ホルモンであるため、この生成を抑制することで性機能障害を起こす可能性があるのです。
ただし、なんの効果も副作用も無いはずのプラセボ(偽薬)を飲んだ群でも15%もの副作用が出ており、作用の強い薬を飲んだという思い込みがいかに大きな影響を与えるかが見て取れます。
それを加味すればデュタステリドの副作用発現率はせいぜい数%程度であると推測することができ、これはプロペシアの臨床試験で示された副作用発現率約4%とほぼ一致します。
そう、副作用を心配する人が多い発毛剤ですが、実際の発現率は高くなく、また飲み続けていれば副作用は徐々に軽くなっていくことが証明されています。
育毛関連サイトなどを見たことがある人は分かると思いますが、発毛剤の副作用を「危険」だと過剰に煽る記事が多いのは、ただ単にアフィリエイト報酬が高いチャップアップなどの育毛剤を売りたいだけなのです。
ベルトリドはカプセルではなく錠剤
ベルトリドの特徴として挙げられるのが錠剤という点。ザガーロ含めほとんどのデュタステリド内服薬はカプセルタイプになっているのに対し、ベルトリドは錠剤なのです。
分かりやすくザガーロやデュタスと比べてみましょう。
ザガーロやデュタスは楕円形のカプセルタイプ、ベルトリドはプロペシアのような普通のシートタイプの錠剤。この画像だと大きく見えるかもしれませんが、大きさはいたって普通。
もちろんデュタステリド0.5mgであることに変わりはありませんので、錠剤だからといって効果が薄いなどといった心配もない。
実際、大手個人輸入代行業者が行っている成分鑑定において規定量以上のデュタステリドを含有していることが証明されています。
この0.54mgというのは下手なカプセルタイプのものより高濃度。おそらく誤差の範囲内なのでしょうが、カプセルタイプのデュタステリドより含有量が少ないということはないと考えていいでしょう。
カプセルは大きく飲みにくいと感じる人も多く、ベルトリドが錠剤タイプである点は地味に高評価だったりします。
錠剤は分割できるというメリットも
また、先発薬であるザガーロには0.1mgが存在するように、いきなり0.5mgを飲むことに抵抗がある場合分割できるというメリットも錠剤にはあります。
薬というのは効果が弱いものから試していき、状況を見ながら徐々に強くしていくというのがセオリー。その観点からまずは4分割や2分割して服用するという方法もあるのです。
そしてそれを可能にするデュタステリド内服薬は錠剤であるベルトリドのみ。初めてデュタステリドを使うという人は分割という選択肢も考慮してはいかがでしょうか。
ベルトリドを実際に使ってみた感想
私自身30歳を前に薄毛が始まったこともあり、長年にわたって育毛剤や発毛剤にお世話になっています。
定番のフィンペシアはもちろんのこと、市販の胡散臭い育毛剤も色々と手を出しました。そして今はベルトリドとミノキシジルタブレット、フォリックスやリグロースラボといった高濃度のミノキシジル外用薬の併用に落ち着いています。
ベルトリドの使用感
ベルトリドを使用する以前はデュプロストやデュタスを使っていた時期もありましたが、ベルトリドは錠剤ということもありそれらに比べ飲みやすいという特徴があります。
カプセルは横長であるため喉に引っかかる感じがあるんですよね。また、暑い時期はカプセルがベタベタするというデメリットも。そういった点において錠剤は優れているなと痛感しました。
ベルトリドの効果をレビュー
ベルトリドの効果に関して、率直な感想は「必要十分」。デュタスから乗り換えて良くも悪くも別段の変化はなく、デュタステリドで生えた髪はしっかり維持してくれています。乗り換え時の初期脱毛ももちろんない。
フィナステリドから直接ベルトリドに移行すれば確かな発毛効果を感じたのでしょうが、私の場合アボダートやデュプロスト、デュタスを経由しているため「他のデュタステリド内服薬と同じ効果」という、ごく平凡な感想しか出てきません。
ただし、それはもちろんポジティブな意味でのこと。フィンペシアからアボダートに乗り換えた時は若干の初期脱毛と、その後のさらなる発毛効果を実感しました。ベルトリドはそれと同等の効果があることを意味しているのです。
デュタステリドの中で最も安く、また“錠剤”という点に不安を感じる人もいるベルトリドが、他のデュタステリド製剤と同じ効果があるのですから、これほど嬉しいことはありません。
デュタステリドのコストに辟易している人はベルトリドを検討してみてはいかがでしょうか。
ベルトリドの価格 2024年6月更新
高い発毛効果が魅力のベルトリド。しかし最大の強みはやはり価格。
先発薬であるザガーロと、同じく先発薬の海外製アボダート、そして複数のデュタステリドジェネリックの価格と1錠当たりの単価を見てみましょう。
商品名 | 内容量 | 価格 | 1錠あたりの価格 |
---|---|---|---|
ベルトリド | 100錠 | 7,064円 | 71円 |
デュプロスト | 100錠 | 7,729円 | 77円 |
デュタス | 300錠 | 18,334円 | 61円 |
アボダート | 30錠 | 4,962円 | 165円 |
ザガーロ | 30錠 | 10,000円 | 333円 |
1錠あたりの価格に関してはデュタスに一歩及ばないものの、デュタスの内容量は300錠と約10ヶ月分に相当するため、効果や副作用、相性を見極めてからでないと購入しづらい商品。
だからといって30錠だとその都度買うのが面倒。そう考えると最もバランスが良いのが100錠。プロペシアジェネリックの多くが100錠というパッケージになっていることからもそれが見て取れます。
これを書いている現在、デュタステリド内服薬で100錠があるのはここで紹介しているベルトリドと、フィンペシアと同じシプラ社製のデュプロストの2つのみ。価格面ではベルトリドに軍配が上がります。
日本のザガーロが1錠300円は下らないのに対し、ベルトリドは1錠約70円と4分の1の価格。これを知ってしまうと馬鹿らしくなってザガーロを処方してもらおうなんて気は起きなくなります。
まとめ買いでデュタステリド最安値に
1錠あたりの単価では300錠のデュタスが最も安いと書きましたが、それは箱単位で見ればの話。ベルトリドを2箱以上同時購入すると大きな割引が適用されデュタスより安くなる逆転現象が起きます。
内容量 | 価格 | 1錠あたりの単価 | |
---|---|---|---|
デュタス1箱 | 300錠 | 18,334円 | 61円 |
ベルトリド1箱 | 100錠 | 7,064円 | 71円 |
ベルトリド2箱 | 200錠 | 11,031円 | 55円 |
ベルトリド3箱 | 300錠 | 15,016円 | 50円 |
デュタスと同じ量となる3箱同時購入になると1錠あたりの単価はデュタスを大きく下回り、3,000円ほど安くなる状態に。デュタスを1箱買うよりベルトリドを3箱買った方がずっと安いのです。
結局ベルトリド最安。
ベルトリドの口コミ・レビュー
実際にベルトリドを使った人の口コミやレビューも見てみましょう。
ベルトリドはデュタステリド内服薬の中でも屈指の人気ということで、2ch(5ch)といった掲示板はもちろん、大手個人輸入代行業者の口コミやレビューにも多くの体験談が寄せられています。
ベルトリドの良い口コミ
フィンペシアから乗り換えです。
ベルトリドに切り替えてまだ数ヵ月程度ですが、抜け毛はかなり治まっており、フィンペシアより効果が出てきたと感じています。
今までミノキシジルタブレットとフィンペシアを使用していましたが、更なる効果をめざして購入しました。 最初は抜け毛が増えて心配しましたが、3ヶ月くらいから抜け毛が減り、髪の毛も増えてきました。
フィンペシアのころは半信半疑だった発毛効果(つまり、その程度の効果だった)でしたが、デュタステリド(ベルトリド)に乗り換えてからは、安心できるほど効果を実感しています。
40代を過ぎ頭頂部辺りがすごく気になりフィンペシアをずっと使ってましたが効きが悪くなったのか抜け毛が増えてきたのでベルトリド購入した所、以前より効いてるのか抜け毛が減った感じを実感出来てるのでリピートで購入しました。価格帯も手頃だし継続して行きたいと思います。
長年使っていたフィナロの効きがなんか弱くなってきてるなぁと思いこちらの薬に変えました。 初期脱毛かなっていうのはありましたが3週間ぐらいで収まり、今はふさふさしてます。
非常に多い口コミの傾向として「フィナステリドに限界を感じてベルトリドに変更し効果を実感している」というものが多数見受けられます。
実際臨床試験においてもデュタステリドはフィナステリドの約1.6倍の発毛効果が確認されていることから、こういった声が多いのも頷けます。
以前アボダートを使っていましたが、コストの安価なベルトリドに切り替えてみました。
デュタステリドを成分とする医薬品の中では最もコスパが高いので常用しています。
何といってもコスパが最高に良いです。
細くなった髪の毛(特に前髪)が太くなり、抜け毛が減りました。
デュタステリド内服薬の中でも最も安いベルトリドの価格を好意的に受け止める声も多くなっています。
発毛剤は年単位での使用を想定する必要があるため、少しでも安いものを使いたいと考えるのが自然。そういった点においてベルトリドを上回る商品は存在しません。
ベルトリドの悪い口コミ
毎日飲んでるけどフィナロイドの時より髪が抜けてる気がする。思った以上に効果が感じられなかった。
さらなる増毛効果を期待してフィンペシアから移行しましたが、あまり効果を感じませんでした。 耐性がついたか?
フィンペシアの効果が薄れてる気がしてフィンペシアからの乗り換えでベルトリドを半年ほど使用しております。しかし残念ながら自分には効果がないようで抜け毛が減らず、再び薄毛が進行してきましたのでフィンペシアに戻ってみます。
あまり多くはないものの、ベルトリドに対し「フィナステリドより効果がない」「効果を実感できない」といった声があるのも事実。発毛剤の効果は個人差が大きいこともあり、中にはこう感じる人も出てきてしまうのは致し方ないところ。
また、フィナステリドからデュタステリドに移行すると再び初期脱毛が起きる可能性があるため、それを「ベルトリドに変更して薄毛が進行した」と勘違いしてしまう人がいるのも一因か。
デュタスが高いのでこちらに変更しましたが、「頭痛」「めまい」「倦怠感」があります。
私の場合、勃起不全が顕著に現われたため、中止しました。
性欲減退や勃起障害といった性機能障害の副作用が確認されているデュタステリドだけに、これらが顕著に表れ使用を断念せざるを得ない人も。
ただ頭痛やめまいはちょっと違う気が…
【追記】ベルトリドとデュマン、どっちがいいの?
最安値のデュタステリド内服薬として君臨していたベルトリドですが、2019年になって思わぬライバルが現れました。その名も「デュマン」。下図左のやつですね。
とはいってもひと目見れば分かるように、どう見てもベルトリドの色違い。そう、デュマンはベルトリド同様インドのインタス社が製造・販売する商品なのです。
そしてこのデュマン、ベルトリドと成分は同一、価格も完全に一緒。ぶっちゃけてしまえば「なんのために出てきたの?」という印象を拭えない商品なのです。
このデュマンとベルトリドの唯一の違い、それは“用途”になります。
ベルトリドは日本のアボルブや海外製のデュタステリド内服薬同様「前立腺肥大症治療薬」なのに対し、デュマンは日本のザガーロと同じ「AGA治療薬」。つまりハゲ専門の治療薬ということに。
とはいえ何度も書いているように中身は全く同じもの。日本で処方されるAGA治療薬のザガーロと前立腺肥大症治療薬のアボルブの中身が全く同じなのと同様。言ってしまえば気分の問題か。
効果も中身も値段も製薬会社も全く同じベルトリドとデュマン。気分的に「AGA治療薬」と銘打っているものを使いたいというのであればデュマンがおすすめか。
ただ、これまでベルトリドを使ってきたという人はわざわざデュマンに替える理由は特にないのも確か。まあお好きな方で。
ベルトリドの総評・まとめ
ここまで書いてきたように、ベルトリドは高い発毛効果に100錠というちょうどよいパッケージ、そして安価と極めて魅力的な発毛剤になっています。
とはいえ副作用のリスクはゼロではない医薬品ですから、個人輸入や海外製という点に信頼性に対する懸念を抱くのももっともな話。ただ、日本の薬はちょっと高すぎで、個人輸入を用いるだけでもかなり安く購入できます。
個人輸入を用いつつも信頼性を最重視したいのであれば、ザガーロと同じグラクソ・スミスクライン社が製造するアボダートが最適。アボダートとザガーロは名前が違うだけの同じ薬で、価格は3分の1です。
また、もし今フィンペシアを使っているのであれば、同じくシプラ社製のデュプロストのほうが安心できるかもしれません。価格はベルトリドより高いとはいえ100錠で500円くらいしか変わらないですしね。
プロペシアはAGAを飲んで治せる画期的な薬でしたが、単体でスカスカがフサフサになるほどの劇的な効果はあまり望めませんでした。デュタステリドはその状況を変える可能性があります。
ジェネリック同士でフィナステリドとデュタステリドを比べると、その差は100錠で約2,000円。
1ヶ月分に換算すると700円くらいの差で済みますから、初めて発毛剤を使うという人はもちろん、フィナステリドに限界を感じている人は一度デュタステリドを試してみて下さい。
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