フィンペシアの効果や副作用・注意点は?
プロペシアは世界中で使われる発毛剤とあって日本のAGAクリニックや皮膚科でも男性型脱毛症(AGA)治療の第一選択薬として重用されていますが、価格が高いのがネックになっています。
そんな中人気なのが個人輸入代行業者を介して購入する「フィンペシア」。日本の医療機関で処方してもらえば28錠(28日分)で7,000円ほどかかるプロペシアに対しフィンペシアは100錠で3,000円ほどと圧倒的に安くなっています。
プロペシア同様フィナステリドが1mg配合されているため薄毛に対する効果も同じ…とさているフィンペシア。効き目が一緒で価格は圧倒的に安い夢の薬のような印象を受けますが…
しかしフィンペシアにはデメリットがあるのも確か。プロペシアと比べどう違うのか?本当に効果は一緒なのか?そして副作用は?気になる点を詳しく紹介していきます。
フィンペシアの主成分フィナステリドとは
プロペシアやフィンペシアの主成分は「フィナステリド」。
このフィナステリドは元々前立腺肥大症の治療薬として開発されたもので、この病の原因となる「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成に関わる5αリダクターゼ(5α還元酵素)の働きを阻害する効果があります。
前立腺肥大症の原因であるDHTは男性型脱毛症(AGA)の原因でもあるため、その後発毛剤として転用されたという経緯があります。
1997年にアメリカでプロペシアが認可されて以来、現在まで世界70か国以上で承認・使用されており、発毛剤としてミノキシジルと並び圧倒的な実績と信頼性を誇っています。
プロペシア発売から20年経った今でもフィナステリド内服薬はAGA治療の第一選択薬であり、日本においても薄毛に悩む多くの男性に愛されています。
2015年にはフィナステリドの効果をパワーアップさせたデュタステリドが認可され、2016年にはザガーロが発売されました。
しかし30日分で約1万円と価格が高いうえ信頼性や実績はフィナステリドに及ばないことから、発毛剤の主役はまだまだフィナステリドが務めることになりそうです。
フィンペシアとは
次にフィンペシアがどういったものか紹介しましょう。
フィンペシアはインドにある大手製薬会社「Cipla(シプラ)社」が製造するジェネリック医薬品で、主成分はプロペシア同様フィナステリド1mgとなっています。
ただ「ジェネリック」というのは便宜上の表現。フィンペシアが作られた当時プロペシアにはまだ特許の期間が残っていたため、当然ながらフィンペシアは正式なジェネリックではありません。
分かりやすく言うと「シプラ社が勝手に作ったプロペシアのコピー」という表現が当てはまるでしょうか。
というのも、当時のインドは国際特許などお構いなしの状況で、貧しい新興国の人に安価な薬を提供するという人道的観点も相まって先発薬メーカーも半ば黙認状態だったという経緯があります。
フィンペシアはそんな状況から生まれただけあって先発薬のプロペシアに比べ圧倒的に安価。その安さは半額どころの騒ぎではなく、約8分の1程度の価格で購入できるのですから、フィンペシアを使い慣れるとプロペシアを購入するのがバカバカしくなるほど。
ただ、だからといってシプラ社が“悪”というわけではありません。前述の通り本来高価な薬を安価に提供するシプラ社は発展途上国において非常に重要な役割を担っていると言っても過言ではないのです。
それを物語るようにシプラ社は世界でも有数のジェネリック医薬品製造メーカーです。薬の信頼性においても非常に高いものになっており、中国の粗悪コピー品に対するような心配は無用です。
キノリンイエローの心配は無用
キノリンイエローという着色料をご存知ですか?
フィンペシアのコーティング剤として使用されていたことで注目されたもので、一部では発がん性が疑われている成分でもあります。
インド製ジェネリック医薬品ということで、それでなくても若干怪しい雰囲気を漂わせるフィンペシアの印象をさらに悪化させた原因ともいえるでしょう。
ただし、このキノリンイエローはあくまでも「多量に摂取すれば有害である可能性」というレベルであり、それを物語るように厚生労働省は医薬品等に使用するタール色素としてキノリンイエロー(黄色203号・黄色204号)を認めています。
とはいえ自主規制の動きはあるようですが…
フィンペシアを製造・販売するシプラ社はこんな状況を重く見て、自主規制などが存在する国に向けキノリンイエローフリーであるフィナステリド1mg製剤「エフペシア」を発売。2014年ごろにはキノリンイエローフリーのフィンペシアを発売することで解決に至っています。
キノリンイエローが使われているフィンペシアは白地に赤のデザイン、キノリンイエローフリーの新商品は白地に緑のデザインになっているため、間違えることはないでしょう。
現在でもキノリンイエローを使用した旧製品が出回っていることから、気になる人は白地に緑のパッケージのものを購入するようにしてください。
フィンペシアの効果
では最も重要となるフィンペシアの効果はいかほどのもなのか?
フィンペシアはプロペシアジェネリックという性質上臨床試験は行っておらず、先発薬であるプロペシア1mgの治験データをそのまま引用する形になります。
プロペシアと同様にフィナステリド1mgを配合するフィンペシアは長期間服用することによって薄毛の進行を食い止める、もしくは改善が見込め、1年の使用でおよそ6割が改善し、3年の使用では7~8割が改善しています。
一度発症すると進行する一方のAGAに対し進行を食い止める作用にも優れ、改善、進行なしを合計すると98%の人に効果を発揮する優れた発毛剤。
フィンペシアは本当にプロペシアと同じ効果なの?
一部にはプロペシアとフィンペシアで効果に差があると感じる人もいます。主成分はフィナステリド1mgで同様ながら、添加物やコーティング剤が異なるため、それが効果に影響を与えていると考える人も。
ただし、添加物などは薬効に影響が出ないものを使うのがジェネリック医薬品の常識。同一の有効成分を同じ量含有している以上、効能・効果に違いはありません。
「とはいえインドの製薬メーカーが勝手に作っているコピー品でしょ?」と感じるかもしれません。しかし前述した通りフィンペシアを製造するシプラ社はアメリカやヨーロッパなどの先進国を含め世界150カ国以上にジェネリック医薬品を輸出している大手企業。
それだけの実績と信頼性を誇る企業が低品質のものを作ることなどまず考えられません。
薬の効果や副作用の感じ方は各々の主観によるものが大きく、かつプラシーボ効果やノセボ効果など思い込みも無視できません。それらがプロペシアとフィンペシアの効果の違いを生み出している原因と考えられます。
余計な先入観を排除すればプロペシアとフィンペシアの効果に違いはない。
フィンペシアはどんなハゲに効く?
一口に「薄毛」といってもその種類は様々。男性型脱毛症(AGA)や円形脱毛症、脂漏性皮膚炎や粃糠性脱毛症など炎症によって髪の毛が抜けてしまうもの、抗がん剤など薬の副作用など挙げだしたらきりがありません。
そんな様々な薄毛の中でフィンペシアはどういった症状に効果を発揮するのか?
結論から書くとAGAに対してのみです。円形脱毛症にも脂漏性皮膚炎にも薬の副作用による薄毛にも効果は発揮しません。なぜならAGAとこれら症状は薄毛になるメカニズムが全く違うから。
しかし、男性の薄毛の9割以上はAGAであることから、事実上ハゲのほとんどに効果を発揮することに。円形脱毛症や脂漏性皮膚炎、粃糠性脱毛症の場合は素直に皮膚科を受診するべきでしょう。
M字ハゲとO字ハゲ、どっちに効果的?
フィンペシアが効果を発揮するのはAGAに対してのみ。ただそのAGAにしても、生え際やM字部分からハゲるパターンと、頭頂部からハゲるO字ハゲパターンに大別されますよね。
フィンペシアはどっちのハゲにより効果的なのでしょうか?
世の中の薄毛男性や2ちゃんねる(5ちゃんねる)などの掲示板の声を拾うと、「プロペシア(フィナステリド)はてっぺんハゲには効果的だがM字ハゲには効かない」という意見が多くなっています。
実際にフィナステリドを使用している私もM字ハゲの治りにくさを痛感しているため、この意見には同意せざるを得ないと感じるものの、プロペシアの臨床試験データの結果はむしろ逆なんですよね。
この結果を見るに、使用1年目こそ頭頂部、前頭部共に改善率は同じですが、2年目以降は前頭部の薄毛に対してより効果を発揮していることが見て取れます。つまりデータ上はM字ハゲの方が改善すると。
ホントかよ…
一口に「改善」といってもそれがどの程度のものか見えてこないことから、改善率の数字のみを鵜呑みにすることはできない。1本増えても100本増えても改善は改善ですからね。
ただし少なくともM字ハゲに効かないということはないらしい。M字部分は鏡を見れば常に目に入る部分であるため、多少の改善では効果を実感できないというのも「M字ハゲには効かない」と言われる所以か。
本気でM字ハゲを改善させたいのであれば、フィンペシアに加えフォリックスFR16などの高濃度ミノキシジル外用薬やミノキシジルタブレットを使うべきでしょう。
フィンペシアの副作用
フィンペシアは発毛効果がまったくない育毛剤と違い、抜け落ちてしまった部位から髪が生えることが期待できるほど効果の大きい薬なので、副作用がまったくないということはありません。
フィナステリドはDHTの生成を抑えることによって薄毛を改善しますが、DHTは性欲や生殖器の成長に関与する男性ホルモンなので、副作用もそれに関連したものになります。
副作用の種類/頻度 | 頻度不明 | 1~5%未満 | 1%未満 |
---|---|---|---|
過敏症 | 痒痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む) | ― | ― |
生殖器 性機能障害 |
睾丸痛、男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等) | リビドー減退 | 勃起機能不全、射精障害、精液量減少 |
肝機能 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇 | ― | ― |
その他 | 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい | ― | ― |
副作用がどの程度の頻度で発現するかはデータによって若干のばらつきがあるものの、もっとも多いリビドー(性欲)減退で1~3%、次いで多い勃起障害が同じく1~2%くらいとなっており、副作用のほとんどをこの2つが占めています。
副作用がもっとも起きやすい時期は飲みはじめ初期~1年の間で、2年目以降は初年の4%に対し1.1%まで下がるというデータが示されています。
これを高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれですが、高い効果を示す薬には必ず副作用があるのは常識で、副作用が嫌なら市販の育毛剤という選択肢になってくるかと思います。
しかし市販の育毛剤には副作用がない代わりに発毛効果もまったくありませんので、アフィリエイト報酬を目的としたサイトやブログの甘い言葉に騙されないようにして下さい。
■薄毛を本気で治したいのなら副作用も効果もない育毛剤では話にならない
初期脱毛について
フィンペシアを使用する上で副作用と並んで注意しておくべきものがあります。それが「初期脱毛」です。初期脱毛とはその名の通り発毛剤使用開始から比較的初期の段階に起こる抜け毛の増加を指します。
髪の毛を生やすはずのフィンペシアでなぜ「髪の毛が抜ける」という逆の現象が起きるのか?
AGAの人の髪の毛というのは通常4~6年とされるヘアサイクルのうち大半の期間を占める成長期が極端に短くなっている状況。短い成長期から退行期、休止期と移行し短期間で抜けてしまうため髪の毛が減る状態にあるのです。
こんな状況で高い発毛効果があるフィンペシアを使うとどうなるのか?
フィンペシアの作用によってAGAの原因ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が急減すると毛根が一気に活性化、これまでDHTの影響で細く弱くなっていた髪の毛を押し出し、正常なヘアサイクルを持った新しい毛を作り出そうとする働きが。
その結果一気に抜け毛が増えることに。これが世にいう初期脱毛のメカニズムになります。
生きなり抜け毛が増えると「フィンペシアは逆効果だったのでは?」と不安に感じるものですが、むしろその逆。初期脱毛は薬がしっかりと効いているからこそ起きるもの。これから髪の毛が生えてくる前兆現象なのです。
フィンペシアに限らずデュタステリドやミノキシジルといった強力な発毛作用を持つ発毛剤に初期脱毛は付きもの。しかしそれは健康な髪の毛が生えるための“儀式”のようなものなのです。
私たちハゲにとって初期脱毛で抜け毛が増えるのは恐怖以外の何ものでもありません。しかしそれに恐れおののき使用を止めてしまうのは最悪の選択。「初期脱毛は生える前兆」とポジティブに受け止めてください。
初期脱毛の期間は?
そんな初期脱毛、フィンペシア使用開始からどのくらいで出はじめ、どの程度の期間続くのでしょうか?
初期脱毛の期間は個人差が大きいと前置きした上で、最も多いパターンは使用開始から2週間後。それから2週~4週間ほど続くのが一般的です。
ただし、人によってはフィンペシア使用開始から1ヶ月後以降に始まる場合もありますし、また継続期間も1ヶ月を超えるケースも散見されます。
結局は個人差ということになってしまうのです。
とはいえ、ボリュームゾーンは2週間~4週間後、初期脱毛継続期間も2週間~4週間ほどとなっています。このあたりを目安に考えておけば余計な恐怖心を抱かずに済むのかなと。
初期脱毛で抜ける本数は?
次にフィンペシアの初期脱毛で抜ける本数ですが…
そもそも初期脱毛はフィンペシアを飲んだ人すべてに出る現象ではなく、科学的な裏付けがあるわけでもないため、初期脱毛によってどのくらい抜けるのかは人それぞれと言わざるを得ません。
ただ、様々な人の話を聞くと、正常な人の髪の毛が1日50~100本抜けるとして、フィンペシアの初期脱毛では1日200~300本、人によってはピーク時に400~500本抜けることがあるという声も。
これだけ聞くと非常に恐ろしいですが、前述のように初期脱毛が起きるということは薬がよく効いていることの裏返し。ここはグッと我慢して初期脱毛後に訪れるであろう発毛に思いを馳せましょう。
フィンペシアは女性にも使えるの?
フィンペシアは男性ホルモンに働きかけ、それによって薄毛を治療する作用がある薬であるため、男性に対し10分の1程度の男性ホルモンしかない女性には効果がないという調査結果が出ています。
女性にも女性男性型脱毛症(FAGA)という薄毛が存在し、女性ホルモン「エストロゲン」が減ることによって相対的に男性ホルモンが増え薄毛を引き起こすことがありますが、そういった場合は男性ホルモンを抑制するより女性ホルモンの分泌を促す必要があります。
また、フィンペシアの主成分であるフィナステリドは肌からも吸収されることが確認されており、妊婦が薬に触れると胎児(男児)の生殖器の成長に悪影響が出る恐れがあるため、妊娠している女性はフィンペシアアの飲むことはおろか触ることも禁止されています。
旦那様がフィナステリドを使用している、もしくは妊娠している奥様がいる場合は細心の注意をもって使用するようにして下さい。
フィンペシアの口コミ
フィンペシアについて色々と説明してきましたが、いまいち実感がわかないという人もいると思いますので、掲示板などに寄せられるフィンペシアの口コミも見てみましょう。
金が絡む育毛関連サイトやの口コミは一切信用できないため、ハゲ同士で活発に意見交換されておりステマをする人間もほとんどいない(チャップアップ除く)2ちゃんねる(5ちゃんねる)から口コミを引っ張ってきます。
フィンペシアの良い口コミ
ではまずフィンペシアの良い口コミから。
出典:2ちゃんねる半年でもよくわからないよ。 2年やって微増、その後変化無し。
文面だけ見るとあまり満足していないように感じられますが、微増した後に現状維持できているならそこそこ効いている証。
もしフィンペシアを使用していなければ確実に進行していたでしょうからね。
出典:2ちゃんねる今年の2月からフィンペシアだけ飲み始めて約半年。 頭頂部は髪の毛が太く成り良い感じです。 前頭部は現状維持か、少し改善しました。飲まないよりは飲んだ方が絶対に良いです。
飲み始めて1ヶ月ほどで初期脱毛に恐れおののく書き込みも多いなか、半年使ってしっかりと効果を実感した人の口コミ。
ただ、やはり前頭部(M字)にはあまり効かないらしい。プロペシアの臨床試験では前頭部の方が効果があるというデータになっていましたが…あまりあてにならないのか?
出典:2ちゃんねる維持できたら幸せだよ。 フィナ服用2年目だが確実にMが広がってる。 一回断薬したが更に抜け毛加速したから辞めるにやめれない
フィナステリドを飲んでいてもなお薄毛は進行しているが、服用を中止すると加速するから止めるに止められないという口コミ。
爆発的には効いていないが、じんわり効いて進行を遅らせていると見るべきか。
出典:2ちゃんねる始めて130日でようやくスカッてた前頭部が埋まりつつある あと50日でどこまで復活するやら
とてもポジティブな意見。
フィナステリドは効きにくいとされる前頭部にも効果を感じているようですし、みんなこのくらい効果を実感できれば良いんですけどねぇ…
出典:2ちゃんねるフィンペ1年半で、抜け毛減ってかなりフサフサになったけど 効き目も頭打ちになってる感あった
どの程度の状態でフィンペシアを使い始め、どの程度フサフサになったかは分からないが、効き目が頭打ちになるというのは説得力があります。
実際プロペシアの臨床試験では最初の1年である程度増えた後は頭打ちになり現状維持を続けるというデータが出ていますしね。
フィンペシアの悪い口コミ
次にフィンペシアの悪い口コミも見てみます。
出典:2ちゃんねる飲み初めて三週間 M字が冗談抜きで広がってる 前髪かきあげると永遠に抜けるんだが マジで何これ誰か助けてくれ
出典:2ちゃんねる同じくフィンペシア始めて3週間 おでこが広がってきた。初期脱毛なら良いんだけど…
おそらく初期脱毛だと思われます。飲み始めて2週間~2ヶ月で一気に抜けたという口コミが多いんですよね。
とりあえず6ヶ月使ってから効果の有無を判断して欲しい。
出典:2ちゃんねるフィンペ飲んでそろそろ4ヶ月だが太ももから毛が生えてきたわ どこに作用してんだよ
出典:2ちゃんねる俺もフィナ 飲み始めてから体毛はわりと濃くなったよ。ヒゲ伸びるのは遅くなったけど。 尚、髪の毛は特に変化ない。はやく結果が欲しい
フィンペシアに限らずフィナステリド内服薬でたびたび見聞きする副作用。
一般的に体毛が濃くなる発毛剤はミノキシジルタブレットで、男性ホルモンDHTの生成を抑制するフィンペシアであれば体毛はむしろ薄くなる傾向にあるはずですが…
DHTが減る代わりにテストステロンが増えるとか? もしくはミノキシジルタブレットも併用している人間の書き込みとか?
出典:2ちゃんねるフィンペシア単独で生やそうとしてる人
それは無理だよ
ミノキシジルと使って初めて効果が現れる
塗りならリスクほぼないしまずはそっち使ってみろよ
フィナステリドでは髪の毛はほとんど生えず、ミノキシジルを使ってはじめて発毛する…そういった意見は結構耳にするんですよね。フィナステリドはあくまでも進行を食い止めるものだと。
確かに医師にも同意見の人もいる。一方で臨床試験では発毛効果が認められている。どれが本当かいまいち見えてこない気がします。要検証ですね。
出典:2ちゃんねるいま40歳で少し薄くなってきたかなって時に先手を打ってやろうってことで フィンペシア(1mg)を飲みはじめ、かれこれ4ヶ月経ったんだけど特に 何も感じないんだよねw 初期脱毛も発毛も副作用も何も実感ない。特に薄毛が進行したわけでもない。
出典:2ちゃんねるもうすぐ4カ月だけど増えた感じは全くない 残念ながらフィナだけで劇的に増えるタイプではなさそうだ 現状維持のために飲み続けるつもりですが
フィンペシアを使っても効果も副作用も初期脱毛も感じない人の声。4ヶ月という期間は微妙なところか。発毛剤が効果を示すのは飲み始めてから3~6ヶ月必要とされていますからね。
ただ、薄毛が進行していないというあたりに一定の効果を感じなくもない。
このようにフィンペシアには賛否両論あります。比較的多いのは「現状維持はできているけど薄毛が治るほどではない」という意見。
髪の毛をしっかりと増やすことまで考えるのであればミノキシジル外用薬なりミノキシジルタブレットなりを併用する必要があるのかもしれません。
フィンペシアの価格 2025年3月更新
フィンペシアを使う最大のメリットは価格です。
フィナステリドやミノキシジルなどの発毛剤は最低でも3ヶ月~6ヶ月以上使用なければ効果は実感できず、上記のデータでも示されているように年単位の使用が前提となっているため、毎月の費用は非常に重要な問題なのです。
日本のAGAクリニックなどで処方されるプロペシアとフィンペシアを比べてみると…
商品名 | 内容量 | 価格 | 1錠あたりの価格 |
---|---|---|---|
日本での処方 | 28錠 | 7,000円前後 | 250円 |
フィンペシア | 100錠 | 4,357円 | 44円 |
見てのとおり圧倒的な差があります。
最近日本ではファイザーやトーワなどが28錠4,000円くらいの正式なジェネリックを発売しプロペシアの価格も若干下がってきた感はあるものの、それでも1錠200円は下らず、また日本のジェネリックに比べても遥かに安いのがフィンペシアの最大のメリットとなります。
一部では信頼性を疑問視する声もありますが、世界有数の製薬会社であるシプラ社が製造するフィンペシアは、日本の胡散臭い零細企業が作る育毛剤よりかは遥かに信頼できるでしょう。
本気で発毛させたい人はフィナステリド内服薬は当然として濃度の高いポラリスやミノキシジルタブレットと併用するのがセオリーとなっており毎月の費用もバカにならないので、そういった意味でも安価で使用できるフィンペシアは非常にありがたい存在です。
フィンペシアの総評・まとめ
安いプロペシアジェネリックとしてフィンペシアはもっとも人気・知名度がある薬で、シプラ社製というのも手伝って安価ながら高い信頼性を誇ります。
高い効果があるがゆえに副作用が出る可能性もゼロではありませんが、だからといって放っておけば薄毛はどんどん進行し取り返しのつかない状況になってしまうでしょう。
副作用が怖いからといってネットで専売されているチャップアップやイクオスを使うようなことは絶対に避けて下さい。
あれらの育毛剤は確かに副作用はありませんが髪の毛を生やす効果も一切なく、1本売れば5,000円という高い報酬を設定してサイトやブログ運営者に効果を誇張させた提灯記事を書かせているだけの“水”に過ぎません。
10,000円近く出してそんなものを使っていても薄毛はどんどん進行していきます。
大きな効果を得るためにはノーリスクはありえない…それは発毛にも当てはまりますので、本当に髪の毛を生やしたい人は必ずフィンペシアなどの発毛剤を使うようにして下さい。
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