フィナステリドとデュタステリドどっちがいい?

フィナステリドとデュタステリドどっち使う?

日本において内服薬として正式に認可されている発毛剤といえばフィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)。医療機関で正式に処方されるものはこの2つのみとなります。(ジェネリック除く)

どちらも基本的な作用は「5α還元酵素を阻害する」という点で同一であり、共に高い発毛効果を示すことから、どちらを使うか迷っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、基本的な作用は同じとはいえ効果の範囲や半減期などは異なり、複数の臨床試験で得られたデータには明確な違いが現れています。

それらデータや価格、信頼性などを考慮し、どちらを使うべきなのか、またそれぞれの使用に合う人などを検証していきたいと思います。

    目次
  1. フィナステリドとデュタステリドの違い
    1. 作用の違い
    2. 半減期にも大きな違いが
  2. 臨床試験データで徹底比較
    1. ザガーロ承認時のデータ
    2. フィナステリド5mgより効果的なデュタステリド
  3. 副作用で比較
    1. 別の試験でも同様の結果が
  4. 価格で比較
    1. 医療機関処方のフィナステリドやデュタステリド
    2. 海外製のフィナステリドやデュタステリド
  5. 信頼性はフィナステリドの方が高い
  6. 安定のフィナステリド、効果のデュタステリド
  7. フィナステリドがおすすめの人
  8. デュタステリドがおすすめの人

フィナステリドとデュタステリドの違い

フィナステリドとデュタステリドにどういった違いがあるのか詳しく知らない人も多いと思いますので、まずはこの2つの違いについて簡単に説明しておきましょう。

日本国内においてフィナステリドが発毛剤として厚生労働省に承認されたのは2005年。MDS株式会社が製造販売するプロペシアが先発薬として販売され、その後2015年にはファイザーやサワイといったジェネリック医薬品も発売されています。

一方、デュタステリドが認可されたのはプロペシアから遅れること10年、2015年のこと。グラクソ・スミスクライン社のザガーロがそれにあたります。

そのザガーロは製造工場の不備などで発売が遅れ、認可から約9ヶ月後の2016年6月にどうにか発売にこぎつけた経緯が。

フィナステリドとデュタステリドの作用は共に「5α還元酵素阻害薬」。つまり基本的な作用は一緒なのです。

男性型脱毛症(AGA)の原因物質は「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンと断定されており、このDHTはテストステロンという男性ホルモンと「5αリダクターゼ(5α還元酵素)」が結びついて生成されます。

つまり、フィナステリドやデュタステリドはこの5αリダクターゼを阻害し、AGAの原因であるDHTの生成を抑制しようという目的で使用される医薬品。ちなみにどちらも本来はDHTを由来とする前立腺肥大症の治療薬として開発されたもの。

開発された時期、メーカー、商品名や成分名は異なるものの、どちらも作用は「5α還元酵素阻害薬」で共通していることも、どちらを使うべきか悩む人が続出している原因の一つと考えられます。

作用の違い

一見すると同じ作用であるフィナステリドとデュタステリド。「だったらどっち使っても一緒じゃん」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの2つには複数の相違点が存在します。

まずパッケージを見てみましょう。

フィナステリドとデュタステリドの作用の違い

そう、フィナステリドが5α還元酵素“2型”阻害薬なのに対し、デュタステリドは5α還元酵素1型/2型阻害薬なのです。

デュタステリドは1、2型の5αリダクターゼを阻害する

2型の5αリダクターゼで作られるDHTは約7割、1型が約3割とされています。2型の方が割合が大きいだけにフィナステリドでも十分な効果を発揮しますが、1型も阻害するデュタステリドはさらに高い効果が望めるのです。

この作用の違いにより、血清中のDHT濃度は一般的な用量となるフィナステリド1mgで約70%減、デュタステリドにいたっては約90%減と優秀な成績を残しています。

半減期にも大きな違いが

フィナステリドとデュタステリドは、血中濃度の半減期にも大きな違いがあります。半減期とは、代謝などにより成分の血中濃度が半減するまでに要する時間を指します。

フィナステリドの半減期は約4時間であるのに対し、デュタステリドは3~5週と非常に長くなっているのです。

フィナステリド・デュタステリド共に1日1回の服用が基本となっており、フィナステリドは服用から次回の服用までの24時間でそのほとんどが消失してしまうのに対し、デュタステリドの血中濃度はほとんど変化がないことに。

そのため、フィナステリドよりデュタステリドの方が効果が高いとされる一因には、安定した血中濃度を保っていられることも寄与している可能性があります。

また、血中濃度が安定しやすいデュタステリドを使用している場合、服用する時間に神経質にならなくても済むというメリットも。

フィナステリドにおいても、必ずしも毎日同じ時間に服用する必要はないとされているものの、半減期が短いことから最大限の効果を引き出すためには、極力毎日同じ時間に服用したいところ。

一方のデュタステリドは、服用時間が数時間前後したところで血中濃度にほとんど変化がないため、緩く管理できるという点でも優れていると言えます。

ただし、デュタステリドは半減期が長いこともあって、服用中はもちろん、服用を中止したとしても6ヶ月間は献血できないというデメリットも。

「献血しなければ問題ない」というケースがほとんどだとは思いますが、定期的に献血を行っていた人は気に留めておく必要があるでしょう。

臨床試験データで徹底比較

5αリダクターゼを阻害するという点においては同様ながら、2型のみのフィナステリドに対し1型、2型両方を阻害するデュタステリド。それは臨床試験のデータにも現れています。

いくつかの試験結果を見てみましょう。

ザガーロ承認時のデータ

まずは2015年のザガーロ承認時に示された臨床試験データを見てみます。

ザガーロ承認時の臨床データ
出典:グラクソ・スミスクライン社公式サイト


これは日本人200名を含め複数の国の共同で行われた試験で全被験者数は917名。被験者・医療関係者ともにどの薬を使ったか伏せられて行われる二重盲検試験という客観性・信頼性の高い方法が採用されています。

発毛剤として用いられる標準的なフィナステリド1mgに対し、デュタステリド0.1mgで同等の効果、標準的に用いられる0.5mgにいたっては1.5倍以上の発毛効果が得られています。

また、この試験ではデュタステリド0.5mg群はフィナステリド1mg群に対し前頭部全体の発毛で有意な改善を示したとされています。一方で頭頂部では有意な差がなかったとも。

つまりデュタステリドはフィナステリドよりM字ハゲに効くことになる。

フィナステリド5mgより効果的なデュタステリド

こちらも明確な科学的根拠として用いられるのがアメリカで行われた試験。もちろん二重盲検法で行われています。21~45歳の男性378名を対象に行われました。

この試験ではプラセボ(偽薬)、プロペシアの5倍の用量となるフィナステリド5mg、デュタステリドは0.05mg、0.1mg、0.5mg、2.5mgが用いられています。

それらを24週間使用し、試験領域の髪の毛の数を調べた結果がこちら。

髪の毛の本数
プラセボ -32.3本
フィナステリド5mg +75.6本
デュタステリド0.1mg +78.5本
デュタステリド0.5mg +94.6本
デュタステリド2.5mg +109.6本

驚くべき点はAGA治療薬として用いられる一般的なフィナステリド1mgの5倍にあたる5mgより、デュタステリド0.1mgのほうが若干ながら高い効果を示したこと。

ザガーロ承認時の臨床試験データにおいても0.1mgの低用量デュタステリドの方が高い発毛効果を発揮していましたが、その際の比較対象はフィナステリド1mg。フィナステリドは増量してもほとんど意味がないことはすでに示されていたが…

そして、デュタステリドの中で最もバランスが良いのはやはり0.5mg。2.5mgのほうがより高い効果が出ているものの、副作用のリスクなどまで考慮すれば0.5mgがベストと言えるでしょう。


フィナステリドとデュタステリドを比較した臨床試験においては、総じてデュタステリドのほうが高い効果を示しているのが分かります。

臨床試験の結果を見るに、より高い発毛効果を望むならデュタステリドがベストいうことになるでしょう。

副作用で比較

次に副作用の観点からフィナステリドとデュタステリドを比較してみます。

デュタステリドはフィナステリドに比べ約1.5倍の効果があるとされる一方、副作用も強いという意見があります。この2つの発毛成分は同じような作用だけに、効果が高い=副作用が強いと考えるのはある意味自然ともいえます。

前述2件の臨床試験において、フィナステリドとデュタステリドの効果に加え、それぞれの副作用についても言及しているので、まずはそちらを見てみましょう。

プラセボ群 フィナステリド1mg群 ザガーロ0.1mg群 ザガーロ0.5mg群
評価症例数 181 179 188 184
副作用発現例数(発現率) 27(15%) 35(20%) 39(21%) 30(16%)
副作用名 発現症例数(発現率)
生殖系および乳房障害 8(4%) 18(10%) 10(5%) 14(8%)
勃起不全 6(3%) 10(6%) 6(3%) 10(5%)
射精不能 2(1%) 3(2%) 2(1%) 1(<1%)
射精障害 1(<1%) 2(1%) 3(2%) 2(1%)
精神障害 5(3%) 9(5%) 14(7%) 4(2%)
リビドー減退 2(1%) 7(4%) 9(5%) 4(2%)
胃腸障害 8(4%) 3(2%) 6(3%) 4(2%)
腹痛 2(1%) 0 3(2%) 0
臨床検査 5(3%) 4(2%) 6(3%) 5(3%)
精液量減少 0 0 3(2%) 2(1%)
感染症および寄生虫症 0 1(<1%) 1(<1%) 3(2%)
鼻咽頭炎 0 1(<1%) 0 3(2%)

これはザガーロ承認時のデータ。フィナステリドの副作用発現率が20%なのに対し、デュタステリドは0.1mgが21%、最も標準的な0.5%では16%となっています。

0.1mgより0.5mgのほうが副作用が少ないというのはさすがに理解に苦しむ。このあたりは誤差や数字の揺らぎと思っていいのかと。ただ、間を取って19%程度だとしてもフィナステリドと同等レベルに落ち着いていることになります。

別の試験でも同様の結果が

しかし、デュタステリド0.5mgの副作用が少ないことは、もうひとつの臨床試験でも示されています。そう、アメリカで行われた378名を対象にした試験です。

この試験で示されたそれぞれの副作用発現率は以下の通り。

副作用発現率
プラセボ 24%(14/58例)
フィナステリド5mg 23%(15/64例)
デュタステリド0.05mg 15%(10/65例)
デュタステリド0.1mg 29%(19/66例)
デュタステリド0.5mg 15%(9/61例)
デュタステリド2.5mg 28%(18/64例)

こちらでもデュタステリド0.5mgは同0.1mgやフィナステリドより副作用発現率が低い。まあ、こちらのフィナステリドは5mgと高用量なので単純な比較はできませんが。

先ほどの試験といい、この試験といい、プラセボの副作用発現率がやたらと高いのが気になります。結局は気の持ちようなのかなと。

実際フィナステリドやデュタステリドに目立った副作用は確認できなかったとする試験内容も存在するなど、これらの副作用についていまいちハッキリしない面があるのも確か。

フィナステリドとデュタステリドの副作用を比較した場合において、臨床試験においてはややデュタステリド優位な結果が出ています。少なくとも巷で言われているようにフィナステリドより強いということはないと見ていいでしょう。

勘違いしてほしくないのは、どちらも性欲減退や勃起障害などの副作用が出る恐れはあるものの、医師などの専門家から見ればこの2つは副作用の検証がしっかりと行われた安全性の高い薬という位置付けである点。

「発毛剤は危険」なんて煽り方をしているサイトが多くなっていますが、それらは育毛剤を売るために発毛剤の副作用を誇張しているにすぎません。AGAに一切利かない育毛剤を、あたかも効果があるように錯覚させ売りつける方がよほど害悪。

それはさておき、試験内容はデュタステリド優位ながら、本来副作用が出るはずがないプラセボが高い数値を示すなどやや信頼できない面もあるので、副作用の比較に関しては引き分けとします。

価格で比較 2024年6月更新

次は気になる価格です。フィナステリドを大きく上回る効果があるとして登場したデュタステリドだけに、価格も高いと考えるのが自然ですよね。

フィナステリドやデュタステリドを購入する方法は大きく分けて2つ。AGAクリニックや皮膚科で処方してもらうか、もしくは海外製の商品を個人輸入で購入するかのどちらかになるでしょう。

それぞれの価格を見てみます。

医療機関処方のフィナステリドやデュタステリド

医療機関のフィナステリドとデュタステリド

フィナステリドやデュタステリドを医療機関で処方してもらう場合は、先発薬であるプロペシア(フィナステリド)もしくはザガーロ(デュタステリド)、そしてサワイやファイザーといったプロペシアジェネリックになります。

商品名 内容量 価格
プロペシア 28錠 7,000円前後
プロペシアジェネリック 28錠 5,000円前後
ザガーロ 30錠 10,000円前後

価格は…まあ高い。

プロペシアは4週間分で約7,000円、最も安い医療機関でも6,000円は下りません。医療機関によって価格が違うのは、保険適用でない医薬品ということもあって明確な薬価が定められていないから。

一方、プロペシアジェネリックは4週間分で4,000~5,000円といったところ。後発薬だけに2~3割ほど安くはなるものの、保険が適用されないだけに決して安くはありません。でもこれでハゲが治るなら我慢できるレベル。

そしてザガーロ。これは30日分とプロペシアより2日分多いが、価格は9,000~10,000円。デュタステリドの効果はフィナステリドの1.5倍だが価格も同程度に高く悩ましい。

ちなみに2015年に認可された薬とあってジェネリック医薬品は存在しません。

海外製のフィナステリドやデュタステリド

海外のフィナステリドとデュタステリド

次に海外製のフィナステリドやデュタステリドを見てみます。

海外製の場合、先発薬であるプロペシアやアボダート(デュタステリド)に加え、インドやタイなどで製造される極めて安価なジェネリックが存在するとあって高い人気を誇るのが特徴。

まずはフィナステリドから見てみます。

商品名 内容量 価格 1錠あたりの価格
プロペシア 28錠 7,712円 275円
フィナロイド 100錠 4,157円 42円
フィンペシア 100錠 4,357円 44円
(2024年6月現在)  

先発薬であるプロペシアもオーストラリア版であれば日本のものに比べ3~4割ほど安い価格で購入できる…はずだったのですが、2020年頃から個人輸入代行業者での取り扱い終了が相次ぎ購入できない状況に。

そのため現在最も安いプロペシアはアメリカ製になりますが、4,500円ほどだったオーストラリア製に対しアメリカ製は現在約7,700円。日本で処方されるプロペシアとほとんど変わらない価格なのが痛い。

一方、安価なプロペシアジェネリックとして最も人気があるフィンペシアと、それに比べ若干ながら低価格とあって急激に支持を集めているフィナロイドの安さは圧倒的といえます。

日本のプロペシアが1錠250円程度ということを考えると、40円以下で購入できるフィンペシアやフィナロイドはもはや別次元。

とはいえ、これらはプロペシアの特許が切れるのを待って製造された正規のジェネリックでないに注意。特にインドは貧困を理由に特許を無視し安価に薬を提供していた歴史があり、これらはその産物。

ただし、フィンペシアを製造するインドのシプラ社やフィナロイドを製造するフィリピンのロイド社は共にジェネリック医薬品を主に製造する大手製薬メーカー。アメリカやEUなど先進国を含め多くの国に流通させています。

日本でも多くの人が使用しているように、品質には問題ありませんが…そのあたりは個人の価値観に委ねることにします。

次いでデュタステリドの価格を見てみます

商品名 内容量 価格 1錠あたりの価格
アボダート 30錠 4,962円 165円
ベルトリド 100錠 7,064円 71円
デュプロスト 100錠 7,729円 77円
デュタス 300錠 18,334円 61円
(2024年6月現在)  

この中でアボダートは、ザガーロを製造販売するグラクソ・スミスクライン社製の正規品。AGA治療薬ではなく前立腺肥大症の治療薬となりますが、中身はザガーロと同一のデュタステリド0.5mg。

アボダートは日本国内では「アボルブ」の名で処方される前立腺肥大症の先発薬とあって、信頼性は群を抜いているといっていいでしょう。しかも価格はザガーロの2分の1なので、信頼性と価格の両面を重視する人から高い支持を得ています。

一方でデュタステリドを用いたジェネリックの中で最も安価なのがベルトリド。箱あたりで見れば1錠の単価は300錠入りのデュタスが安いものの、ベルトリドは複数購入で大きな割引が適用されるため、実質の最安値。

価格はザガーロの1錠300円に対し、ベルトリドが約65円。3箱同時購入すると割引で1万円強になるため1錠あたり45円ほど。つまりザガーロの8分の1~10分の1程度の価格ということに。

ただ、安価とはいえフィナステリドに比べると価格は1.3~1.6倍。


信頼性が高い日本での処方、安価な海外製ジェネリックという2つの選択肢があるフィナステリドとデュタステリド。とはいえどちらもデュタステリドはフィナステリドに比べ1.5倍程度の価格になってしまいます。

効果なりの価格といえば聞こえはいいが、フィナステリドでも高い発毛効果を望めることに加え長年の実績も加味すれば、コストパフォーマンスという点でフィナステリドに軍配が上がるのではないでしょうか。

ただ、海外製の先発薬同士を比べると、プロペシアよりアボダートの方が安いという逆転現象も。安い先発薬にこだわるならアボダートがベストかもしれません。

信頼性はフィナステリドの方が高い

デュタステリドは新しい薬とあって、価格はやや高いものの私たちが最も重要視する発毛効果についてはフィナステリドに勝っていると見ていいでしょう。それは複数の臨床試験において実証されているからです。

ただ、実績や信頼性という点においては劣ると言わざるを得ません。

日本において発毛剤として認可された時期はフィナステリドが2005年、対するデュタステリドは2015年と10年の開きがあり、それまで培ってきた実績や信頼性は歴然の差。

そもそも、フィナステリドは日本で認可される前から世界中ですでに発毛剤として使用されている。本場であるアメリカの食品医薬品局(FDA)に発毛剤として認められているのはフィナステリドとミノキシジルという点も見逃せない。

実はデュタステリドを発毛剤として認めているのは日本と韓国のみなのです。

多くの国々で発毛剤として認められているフィナステリドと、日本と韓国のみが認めているデュタステリド。臨床試験の数においてもフィナステリドが圧倒している現実があります。

ただし、前述したようにデュタステリドの効果を実証した臨床試験のひとつはアメリカのもの。にもかかわらずアメリカでデュタステリドが認められないのは、複雑な裏事情があるという噂も。

とはいえ、発毛効果を実証した客観性が高い臨床試験の他、効果を検証した試験も多く行われているため、今後アメリカ含め徐々にデュタステリドを認可する動きにはなってくると思われます。

それでもフィナステリドが信頼性・実績で圧倒している点は揺るぎないけどね。

安定のフィナステリド、効果のデュタステリド

フィナステリドとデュタステリドについて様々な面で比較してきましたが、おおまかな優劣は分かっていただけたでしょうか?

最後におさらいしておきましょう。

フィナステリド デュタステリド
発毛効果
副作用
価格
信頼性・実績

デュタステリドの良いところは、フィナステリドと同レベル以下の副作用ながら、より高い効果が得られる点に尽きます。

一方で実績やデータの信頼性はフィナステリドが圧倒しており、かつデュタステリドに比べ低価格である点もメリットといえるでしょう。

安定感を求めるならフィナステリド、より高い効果と革新性を求めるならデュタステリド…という使い分けになるでしょうか。

フィナステリドがおすすめの人

これらを踏まえ、どういった人がフィナステリドを使うべきか考えてみます。

真っ先に挙げられるのは初めて発毛剤を使うという人

一般的に薬というのは効果が弱いものから使うのがセオリー。副作用のリスクを減らしつつ有無を確認すること、弱い薬で効果が出るならそれに越したことはないこと、今後薬の作用を高める余地を残しておくことなどがその理由。

また、ミノキシジルと併用する場合もフィナステリドで十分かもしれません。

新たな髪の毛を生やすのは高い発毛効果があるミノキシジル外用薬やミノキシジルタブレットに任せ、フィナステリドはAGAの進行を食い止める目的で使うという考え方。

併用をする場合出費もかさみがちなので、そういった点においてもデュタステリドより安価なフィナステリドを使うのは理に適っているのではないでしょうか。

ちなみに、個人輸入でフィナステリドを購入する場合におすすめなのは人気のフィナロイドとフィンペシア。個人的には価格がやや安いフィナロイドがベストと感じています。

以前は信頼性を重視する人にはオーストラリア製のプロペシアをおすすめしていましたが、現在はそれもなくなってしまいました。

長期的なコストを考えるなら28錠で約8,000円のアメリカ製やEU製は高すぎる。やはりここはフィナロイドやフィンペシアを試してもらいたいところ。

フィナロイド1mg100錠の詳細

フィンペシアの詳細

デュタステリドがおすすめの人

一方、デュタステリドが合う人ととして真っ先に挙げられるのは、フィナステリドで思うような効果が出なかった人でしょう。

1型の5αリダクターゼも阻害することから、フィナステリドが効かなかった人にも効果が出る可能性がありますし、すでにフィナステリドを使っていることから副作用のリスクも少ないと見ていいでしょう。

あとは、ミノキシジルとの併用を躊躇している人も挙げられるでしょうか。

高い効果を発揮する発毛剤の組み合わせのド定番といえばミノフィナ(フィナステリド+ミノキシジルタブレット)ですが、ミノキシジルタブレットには血圧低下や動悸、めまいといった副作用リスクが存在します。

フィナステリドとミノキシジルの両方の副作用を心配しなければならない、もしくはすでに悩まされているという人はミノキシジルタブレットを止めデュタステリド一本に絞ってみてはいかがでしょうか。

個人輸入でデュタステリドを購入する場合、信頼性を重視するなら正規品のアボダートを、価格重視ならベルトリドがおすすめ。初めてデュタステリドを使うならアボダートを使っておけば間違いないでしょう。

アボダートの詳細

ベルトリド100錠の詳細

高い効果で人気の発毛剤

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