おすすめの発毛剤組み合わせと価格

おすすめ発毛剤組み合わせ

薄毛になった部分に髪の毛を再び生やすには発毛剤の使用が第一に考えられますが、個人輸入を含めればその種類はかなり豊富。どういったものを組み合わせればいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか?

現在の薄毛治療というのは医療機関での発毛剤処方を筆頭に、自毛植毛や育毛剤など多くの選択肢があるものの、価格や効果のバランスを考えれば発毛剤の使用に勝るものはありません。

その発毛剤、日本国内に限れば医療機関のプロペシアやザガーロ、及び正式なプロペシアジェネリックとリアップX5プラスしか選択肢はありません。しかし価格が大きなネック。

海外に目を向ければ日本製がバカらしくなるくらい価格が安く、しかも豊富な種類がラインナップされており私たちの選択肢は豊富に用意されている。ただ、それだけに「どれを使っていいのか分からない」と感じる人も多いでしょう。

ここでは価格を重視する人、効果を最重視する人など目的に合わせて最適な発毛剤を提案していきますので、発毛剤選びの参考にしていただければ幸いです。

信頼性を最重視した発毛剤組み合わせ

まずは多少お金を多く払ってもいいから、とにかく信用できる発毛剤を使用したいという人に向けたものを提案したいと思います。

というのも、いまだネット上には個人輸入を用いた発毛剤に偽薬が紛れているという噂が後を絶たず、インドやフィリピンなどの国が作る発毛剤に不安を抱いている人も多いからです。

薬の信頼性を最重視するなら日本製の商品や、日本の医療機関で処方されているものがベストなのは間違いありません。

そこで選択肢に入るのは大きく分けて下の4つ。

  • プロペシア
  • プロペシアジェネリック
  • ザガーロ
  • リアップX5プラスネオ

プロペシアとザガーロは共に先発薬で、AGAクリニックや皮膚科などで処方されるAGA治療薬。プロペシアは2005年に発売され代表的な発毛剤となっていますからご存知の方も多いと思います。一方のザガーロは2016年発売の新しい薬。

どちらも5αリダクターゼという酵素の働きを阻害し、薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制する目的のもの。プロペシアは2型への阻害効果しかないのに対し、ザガーロは1型2型両方の阻害効果があることからより高い発毛効果が望めます。

一方のプロペシアジェネリックは大手製薬会社ファイザーやサワイが販売しているものが有名でしょうか。プロペシアと同じフィナステリドを含有するジェネリック医薬品。ジェネリックだけあって当然価格も抑えめ。

これらプロペシア、ザガーロ、プロペシアジェネリック(フィナステリド)の3つは同じ作用であるため、基本的にどれか一つを選ぶことになります。

さらなる効果を望むならミノキシジルを使うのがセオリー。

数年前まで日本においてミノキシジルを用いた発毛剤は大正製薬のリアップシリーズしか存在しない状態が続いてきましたが、2018年頃から様々な製薬会社においてリアップX5のジェネリック医薬品が販売されています。

そのため、極めて信頼性の高い日本のものにこだわりつつ効果を重視するなら、プロペシアもしくはそのジェネリック、ザガーロの中から一つと、ミノキシジルを5%配合したリアップX5プラスネオやそのジェネリック医薬品の組み合わせに。

それぞれの価格は…

商品名 内容量 価格
プロペシア 28錠 7,000円前後
プロペシアジェネリック 28錠 4,000円前後
ザガーロ 30カプセル 9,000~10,000円
リアップX5プラスネオ 60ml 7,500円前後
リアップX5ジェネリック 60ml 5,000円前後

もっともオーソドックスなプロペシアとリアップX5プラスネオの組み合わせで約15,000円、プロペシアの代わりにジェネリックやザガーロを選べば3,000円くらい前後するといったところ。

海外製のものは怖くて使えないという人はこの組み合わせがベストになります。

海外製正規品という方法も

一方、インドやタイなどで作られるジェネリックという点に不安を覚えるという人であれば、海外製の正規品を購入するという手もあります。

プロペシアであればアメリカの正規品を購入することで日本のものより1~2割安くなり、ザガーロ(デュタステリド0.5mg)にいたっては正規品が3分の1程度の価格で手に入るから驚き。

商品名 内容量 価格
プロペシア アメリカ版 28錠 7,712円
アボダート(ディタステリド0.5mg) 30錠 4,962円
(2024年4月現在)  

「アボダートって何だよ!」と感じる方も多いでしょう。

正規品のアボダート このアボダート、日本では「アボルブ」の名で処方される医薬品で、ザガーロと同じグラクソ・スミスクライン社製。中身はザガーロと全く同じデュタステリド0.5mg。

何が違うのかというと、名前とカプセルの色・デザインのみ。あとは、アボダート(アボルブ)が前立腺肥大症の治療薬として認可されているのに対し、ザガーロは男性型脱毛症(AGA)の治療薬だという点です。

製薬会社も中身も全く同一であるため、ザガーロが発売されるまでアボルブを処方していたAGAクリニックも散見されたほど。

つまりアボダートはザガーロと全く同じ成分の正規品ということになります。

アメリカ版プロペシアやアボダートは海外製ジェネリックに比べれば高くなりますが、日本で処方してもらうものよりははるかに安い。安全性と価格を両立させたい人は検討してみてください。

プロペシア(アメリカ版)の詳細

アボダート0.5mgの詳細

価格の安さを重視した組み合わせ

一方で「とにかく発毛剤を安く使いたい」という場合はどうなのか?

これにはいくつか選択肢があるものの、基本は個人輸入を用いた海外製のジェネリックを使用することになります。

プロペシアジェネリックとして最も有名なフィンペシアであればプロペシアの6~7分の1程度の価格で購入でき、フィンカーというフィナステリド5mg(プロペシアは1mg)のものを4分割して使えばさらに価格は抑えられます。

…分割するのは面倒かつ多少のムラが生まれますが…

ミノキシジル外用薬にしても、リアップX5プラスネオと同じくミノキシジルを5%配合したアメリカ製のリグロースラボM5であれば1本1,900円くらいで買えるため、月々の費用はリアップX5プラスネオの5分の1程度。

また、海外製の発毛剤にはより効果の大きいミノキシジル内服薬であるミノキシジルタブレットが存在し、しかも1ヶ月分1,000円程度と非常に安価。効果を重視する人には欠かせない発毛剤となっています。

これらの価格を見てみると…

商品名 内容量 価格
フィンペシア 100錠 4,357円
フィンカー 100錠 5,415円
リグロースラボM5 60ml×2本 4,780円
ミノキシジルタブレット10mg 100錠 4,588円
(2024年4月現在)  

日本でのプロペシアとリアップX5プラスネオの組み合わせと同じフィナステリド、ミノキシジル含有量となるフィンペシアとリグロースラボM5の組み合わせだと、1ヶ月あたりの費用は3,500円程度と、日本のそれの5分の1程度の価格になります。

そこに最強発毛剤とも呼べるミノキシジルタブレット10mgを加えても、1ヶ月分の増額は1,000円くらいなのでトータル4,500円

発毛剤は長く使う必要があることから、「可能な限り費用を抑えつつ強い効果が欲しい」という人を中心にこのフィンペシア+ミノタブ+リグロースラボM5の組み合わせは非常に人気。一部では「3種の神器」とも。

フィナステリド内服薬の最安値

プロペシアジェネリックで最も人気があるのはインド・シプラ社製のフィンペシアなのは前述の通り。しかしこれより安いフィナステリド内服薬はいくつか存在します。

格安のフィナロイド フィンペシアと同じくフィナステリド1mgを配合するフィナロイドであれば200円ほど安くなります。比較的後発ということもあって価格を抑えており、人気急上昇中の商品でもあります。

しかし、実はフィンペシアやフィナロイドよりさらに安いプロペシアジェネリックも存在します。その名はフィナロ。100錠入りを比較するとフィンペシアより600円ほど安いという正真正銘の最安値商品。

製造は後述するベルトリドと同じインドのインタス社という大手製薬メーカー。信頼性はフィンペシアやフィナロイドにも引けを取らないでしょう。

ちなみにフィナステリド5mgのフィンカーを4分割して使用すると1ヶ月あたりの費用は400円くらいと、ビックリするほど安くなりますので、ピルカッターなどによる分割が手間でないという人は選択肢に入れてみて下さい。

ただ、この方法だと1欠片の大きさにムラができるうえ、分割時に成分が飛散する恐れがあるため、妊婦や子供がいる家庭の場合は絶対に避けるべき。

フィンカーでなくても1ヶ月1,000円程度で収まること、持ち運びや手間の軽減に繋がることを考えれば、フィナロイドやフィナロで十分なのではないかと感じます。

フィナロイド1mg100錠の詳細

フィナロ1mg100錠の詳細

デュタステリド内服薬の最安値

ベルトリドおすすめ 一方、もし「フィナステリドではなくデュタステリドを使いたい」というのであれば、100錠で6,000円前後のデュタステリドジェネリック「ベルトリド」がベストか。上記の価格に1ヶ月分プラス800円くらいで変更することができます。

デュタステリド内服薬(ザガーロジェネリック)は複数存在しますが、価格面ではフィナロと同じインタス社が製造するベルトリドが最も安くなります。

商品名 内容量 価格 1錠あたりの価格
ベルトリド 100錠 7,064円 71円
デュプロスト 100錠 7,729円 77円
デュタス 300錠 18,334円 61円
(2024年4月現在)  

単純な1錠あたりの価格は1箱300錠入りのデュタスが最も安いものの、ベルトリドは複数同時購入で大きな割引が適用されるため、1箱100錠入りを3箱同時購入するとデュタスより3,000円以上安くなるという特徴も。

そのことからデュタステリド内服薬に関しては基本的にベルトリドがおすすめ。

ただ、ずっとフィンペシアを使ってきたという人は、同じシプラ社が製造販売するデュプロストのほうが安心感があるかもしれません。

このあたりはお好みで。

ベルトリド100錠の詳細

デュプロストの詳細

ミノキシジル外用薬最安値は?

海外製のミノキシジル外用薬は多くの種類が存在し、価格重視から効果重視のものまで揃っています。

その中で価格を重視するならカークランド…がこれまでの常識でしたが、2018年6月に発売されたリグロースラボM5は価格、成分共にほとんど同じ。

商品名 ミノキシジル濃度 価格
リグロースラボM5 1本 5% 2,980円
リグロースラボM5 2本 5% 4,780円
カークランド 2本 5% 4,573円
(2024年4月現在)  

安いミノキシジル発毛剤リグロースラボM5 発売から日が浅いこともあってリグロースラボという名前は聞き慣れないかもしれませんが、これは最強ミノキシジル外用薬であるフォリックスシリーズと同じアメリカのSapphire Healthcare LLC(サファイアヘルスケア)が製造しているため信頼性に問題はない。

2本同時購入で価格はカークランドとほぼ同じ、成分的にも有効成分はミノキシジル5%と同様。ただ、リグロースラボM5は「リポソーム」という浸透技術を採用している分アドバンテージがあります。

長く販売している安心のカークランドか、最新浸透技術を取り入れているリグロースラボM5か…という構図になるでしょうか。

コストパフォーマンス重視の私からするとリグロースラボM5がおすすめ。

リグロースラボM5の詳細

カークランドの詳細

効き目・効果を追求した発毛剤の組み合わせ

最後に、効果を最重視した組み合わせを見てみましょう。

効果面を考えればデュタステリド内服薬(0.5mg)にミノキシジルタブレット(10mg)は鉄板の組み合わせとなり、そこに最強ミノキシジル外用薬であるフォリックスFR16をプラスするのがベストになります。

最強発毛剤フォリックスFR16 ここまでで初登場となるフォリックスは高いミノキシジル濃度が自慢の外用薬で、中でもFR16はミノキシジル濃度16%とリアップX5プラスネオの3倍以上になっています。

この極端さがアメリカ人らしいわ…

発毛剤の最強の組み合わせは現段階で上記3つは揺るがず、その中でより価格が安いものをピックアップすると…

商品名 内容量 価格
ベルトリド 100錠 7,064円
ノキシジルボトルタイプ 100錠 4,588円
フォリックスFR16 60ml 5,820円
(2024年4月現在)  

ベルトリドとミノキシジルタブレット(ノキシジル)は100錠入りであるため、1箱で3ヶ月強使えることに。1ヶ月あたりの費用はフォリックスFR16も含めて約10,000円といったところでしょうか。

日本製で考えると、AGAクリニックなどでザガーロを処方してもらい、かつあまり効果が期待できないミノキシジル5%のリアップX5プラスネオを併用するだけで17,000円くらいかかる。

個人輸入の場合ミノタブ含めて10,000円という価格がいかに安いかが分かっていただけると思います。

ただ、ミノキシジルタブレットは確かに強力な発毛効果が望める一方、副作用の懸念が大きく、事実ミノタブを発毛剤として承認している国はひとつも存在しません。そういったことからミノキシジルはできる限り外用薬を使うようにしましょう。

どうしてもミノキシジルタブレットを使ってみたいようであれば、ミノキシジルタブレットを処方しているAGAクリニックにおいて医師の判断のもと使用するようにしてください。

海外製のミノキシジル外用薬の中ではフォリックスFR16が圧倒的に高いため、前述したリグロースラボM5やカークランドに変えると3,500円~4,000円ほど安くなる。もちろん効果面では若干落ちることになるが。

フォリックスFR16の詳細

発毛剤の組み合わせに答えはない

ここまで価格や効果別に発毛剤の組み合わせを取り上げてきましたが、上記の例は価格や効果、信頼性などに特化した組み合わせであり、あくまでも一例であることをご了承ください。

信頼性においては日本製のプロペシアやザガーロ、リアップが優勢であることは疑いようもありませんが、何しろ価格が…

長期間使用する必要がある発毛剤で毎月1万円以上かかるというのは経済的に厳しく、私自身個人輸入の格安なジェネリックで問題なく効果を実感しているため、日本で処方されるプロペシアやザガーロを使ってみようと考えたことはありません。

もし先発薬・純正品にこだわるのであれば、海外製のプロペシアや、ザガーロと同じグラクソ・スミスクライン社が製造するアボダートを使えば日本製に比べかなり安く抑えられます。

人によっては同じフィナステリド1mgの発毛剤でも「○○は効くけど△△は効かない」など相性もあり、色々使いながら自分に合ったものを探す必要もあります。

発毛剤は効果が出るまで3~6ヶ月は見ておかなければならないため、自分に合ったものを探すのはある程度の時間を要しますが、正しく使えばほとんどの人はそれなりの発毛効果を実感できるはず。

特にフィナステリド・デュタステリドとミノキシジルタブレットの鉄板の組み合わせは個人輸入を用いれば1ヶ月3,000円程度で使用できるのも心強い。ただ、副作用懸念が大きいミノタブに関しては必ず医師の判断を仰ぐように。

「薄毛を治したいけど出費が…」という人は、海外製のフィンペシアやフィナロイドを検討してみてはいかがでしょうか。

フィナロイド1mg100錠の詳細

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