フィナステリドのEDをカマグラでカバーはあり？

薄毛に悩む男性にとってプロペシアやフィンペシアに代表されるフィナステリド内服薬は救世主と言える存在。しかし勃起障害（ED）などの副作用に対する懸念も。それをバイアグラやカマグラ、メガリスなどでカバーしても大丈夫なのか？

フィナステリドは男性型脱毛症（AGA）の原因となるジヒドロテストステロン（DHT）を作りだす5αリダクターゼ（5α還元酵素）を阻害することによって薄毛を改善させる薬です。

しかし性欲などに影響を与える作用の強い男性ホルモンであるDHTの生成を抑制する性質上、性欲減退や勃起障害、勃起不全といった副作用が出る恐れがあります

薄毛は治したいが性機能障害は避けたい…そう考えた時、男性機能を補助するバイアグラやカマグラといった薬の使用が脳裏をよぎり場合もあるでしょう。フィナステリドとED改善薬の併用は問題ないのか？

目次
1. プロペシア（フィナステリド）の副作用
2. フィナステリドとバイアグラの併用は問題ない
3. 肝機能に問題がある場合は要注意
4. ED治療薬に性欲を高める効果はない
5. デュタステリド（ザガーロ）との併用は？
6. フィナステリドとED治療薬のコストを検証
7. バイアグラって偽物が多いんじゃないの？
8. ED治療薬は錠剤の分割がお得
9. 状況に応じてED治療薬を活用しよう

プロペシア（フィナステリド）の副作用

まずはAGA治療薬であるプロペシアやフィンペシアといったフィナステリド内服薬には具体的にどういった副作用があるのか見てみます。

これを見ると副作用は多岐にわたる印象を抱くかもしれませんが、全体の副作用頻度は5％程度であるうえ重篤なものはほとんど存在しないことから、医師の間では「比較的安全な薬」という位置づけになっています。

プロペシアやフィンペシアの副作用の中で最も多いのが性欲減退（リビドー減退）。次いで勃起障害（ED）という順。確かに命に関わる重篤なものではないが、男としては可能な限り避けたい事態でもありますよね。

全体的に性機能への悪影響が多い理由は、AGAの原因であるジヒドロテストステロン（DHT）がとても作用の強い男性ホルモンだから。そのDHTの生成を抑えれば男性機能に影響が出かねないのは想像に難くありません。

ごく稀に起こる女性化乳房や乳房肥大も男性ホルモンが減った結果によるもの。

全体的な副作用頻度としては大したことがないため過度に恐れる必要はありませんが、パートナーがいたりすると使用を躊躇ってしまうのも確か。

性欲が多少減ったところで“行為”を行うことは十分可能ですが、勃起不全になるとそれすら困難になります。パートナーとの関係にも影響しかねないので、何とかしたいと考える男性は多いのではないでしょうか。

フィナステリドとバイアグラの併用は問題ない

まず結論から書くと、フィナステリド内服薬とED治療薬の併用は問題ありません。

薬には相性が悪く飲み合わせを禁忌とするものが存在しますが、プロペシアの主成分であるフィナステリドと、バイアグラやカマグラ主成分シルデナフィル、シアリスやメガリスの主成分タダラフィルは飲み合わせ的に問題ないのです。

薄毛に悩みがある場合まずはフィナステリドを試してみて、万が一勃起障害などの副作用が出るようであればED治療薬を追加しても問題ありません。

とはいえどちらも医薬品になりますので、基本的には医師の診断のもと処方してもらうべきもの。フィンペシアやカマグラを個人輸入で購入すれば5分の1～10分の1程度で手に入るとはいえ、安全性を考慮すれば医師の処方を受けたほうがいいでしょう。

肝機能に問題がある場合は要注意

飲み合わせとしては問題ないフィナステリドとED治療薬。しかし肝臓の機能に問題がある人などは注意が必要です。

薬というのは主に肝臓で代謝されます。そのため、薬を多く服用すると肝臓に負担がかかりますし、フィナステリドの副作用でもごく稀に肝機能障害が起こるとされています。

ただ、バイアグラやカマグラといったED治療薬は肝臓の血流改善などに役立つという報告もあり、軽度の肝機能障害程度であれば服用しても問題ないとされます。

フィナステリドにしても肝臓への負担は軽度であるため、これらの飲み合わせによって肝機能に悪影響が出る可能性は低いと見ていいでしょう。

ただし、肝機能障害が重度である場合はどちらも使用するべきではありません。

血液検査で肝臓に関する数値に問題がある、肝臓になんらかの病気を持っているなど不安がある場合、フィナステリドやED治療薬の使用に際し医師の判断を仰ぐようにしてください。

ED治療薬に性欲を高める効果はない

プロペシアやフィンペシア、フィナロイドなどのフィナステリド内服薬で最も多い副作用は性欲減退、次いで勃起障害となっています。

バイアグラやカマグラといった薬を飲めば、EDに効果的なのはもちろん性欲も高まりそうなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか？しかしこれらで性欲が高まることはない点に注意が必要です。

その理由については勃起のメカニズムに触れておく必要があるでしょう。

勃起とEDのメカニズム

勃起というものは男性器にある海綿体に血液が集まることで起こります。そしてその作用に大きく関わっているのが「環状グアノシン―リン酸（cGMP）」という物質。

性的な興奮が高まるとこのcGMPが増え海綿体の平滑筋が弛緩、それによって海綿体に血液が集まり勃起するのです。

一方でcGMPを分解する「5-ホスホジエステラーゼ（PED-5）」という酵素があり、これが活性化することで勃起障害や勃起不全（ED）が引き起こされます。

バイアグラやカマグラの主成分であるシルデナフィルや、シアリスやメガリスの主成分タダラフィル、バルデナフィルといった成分は、cGMPを分解するPED-5を阻害することで勃起を促進・維持させる作用がある薬ということに。

ED治療薬は性欲を高めて勃起させるわけではない

勘のいいかたであればもうお気付きだろう。そう、バイアグラやカマグラといったED治療薬は性欲を高めて勃起を促すわけではなく、メカニズムに働きかけて勃起させるのです。

そのため、フィナステリドの副作用によって減退してしまった性欲をED治療薬の服用で取り戻すことはできません。

ただ、フィナステリドの服用で多少性欲が落ちてしまったとしても、自分の心がけ次第で性行為は行うことができます。しかし勃起不全になるとそれすら不可能ということを考えれば、ED治療薬の有用性が見えてくると思います。

デュタステリド（ザガーロ）との併用は？

プロペシアやフィンペシアとED治療薬の飲み合わせが問題ないことはお分かりいただけたと思います。では同じくAGA治療薬であるザガーロ（デュタステリド）はどうなのか？

デュタステリドを主成分とするザガーロはプロペシアから遅れること10年、2015年に認可された発毛剤です。

作用はフィナステリド同様5αリダクターゼを阻害しDHTの生成を抑制するというもので、副作用も同様に性機能障害が主なものとなっています。

フィナステリドと違う点は1型、2型両方の5αリダクターゼを阻害すること。そのため2型のみに作用するフィナステリドに比べ約1.6倍の効果があるとされます。ただし効果が強いがゆえに風作用も強めという見方も多いのが実情。

デュタステリドとの併用はOK

結論から言えばデュタステリドとED治療薬の併用は問題ありません。

フィナステリド同様に禁忌とされる飲み合わせにED治療薬は入っておらず、重度の肝機能障害があるケースを除き両方使っても問題は発生しないでしょう。

臨床試験においてはフィナステリドと同等程度の副作用しか認められなかったデュタステリドですが、効果が高い分副作用に対する懸念を完全に払拭することはできませんよね。

仮にデュタステリドの副作用が強いとするなら、バイアグラやカマグラ、メガリスなどのED治療薬が必要になるケースもあるかもしれませんので、覚えておいて損はないかと。

フィナステリドとED治療薬のコストを検証

プロペシアやフィンペシアの副作用による勃起障害はED治療薬の併用によってクリアにできる点は非常に心強いところ。

しかし、日本の医療機関で処方されるバイアグラは高価で、経済的な面を心配してしまう人も多いのではないでしょうか？

というわけで、ここでは医療機関や個人輸入による発毛剤とED治療薬のコストを検証します。まずはAGA治療薬の発毛剤から。

AGAクリニックや皮膚科などでプロペシアを処方してもらうと1ヶ月あたり約7,000円ほど。一方、個人輸入で正規品の海外製プロペシアを購入すると約8,000円。フィンペシアやフィナロイドであれば100錠入りが基本であるため、1ヶ月あたり1,000円ほどと圧倒的に安くなります。

次にED治療薬。

医療機関でバイアグラを処方してもらう場合、1錠あたりの相場は1,500～2,000円。ジェネリック処方になるとある程度安くなって1錠1,000円程度。

いや、超高いんですけど…

個人輸入でバイアグラジェネリックであるカマグラゴールドや、シアリスジェネリックのメガリスを購入すると1錠あたり400～600円程度とずいぶん安くなります。週に1回“行為”を行うとするならば、1ヶ月あたり2,000円前後。

フィンペシアやフィナロイドとカマグラ、メガリスを組み合わせれば1ヶ月あたり3,000円前後で収まる計算に。薄毛を治療しつつ性生活も犠牲にしない対価と考えれば十分許容範囲なのではないでしょうか。

ただし、どちらも副作用が存在する医薬品であるため、最低1度は医療機関にかかり医師の判断のもと処方してもらった方がいいでしょう。その後は好きにしろ。

バイアグラって偽物が多いんじゃないの？

一時バイアグラの偽物が出回ってるとニュースになったため、個人輸入での購入に強い不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

2016年に行った調査では、国内流通しているバイアグラなど3ブランドをネット上で販売するサイトから薬を入手した結果、約4割が偽造品だったという結果が出ています。

ただ、これらバイアグラ、レビトラ、シアリスという日本で正式に認可されているED治療薬で、すべて1錠1,500～2,000円する先発薬であり、個人輸入においてもほとんど変わらない価格になっています。つまり、高価ゆえに偽物の旨味がある商品。

一方でカマグラやメガリスといったジェネリックは1錠あたり400円前後。偽物を作るだけの旨味は少ないため、先発薬に比べ偽物ははるかに少ないと見られています。

加えて、大手個人輸入代行業者はカマグラやメガリスの成分鑑定を独自に行い、鑑定書を公開しています。設立してから20年以上経っているオオサカ堂やアイドラッグストアであればかなり安心できる。口コミを見てもほとんどが好意的なものなので、こういったジェネリックの場合偽物の可能性は低いと見ていいでしょう。

ただし、100％本物と言い切れないのも確か。

カマグラの場合、箱の正面中ほどに製造メーカーである「ajanta」の文字が入ったホログラムの有無、取扱説明書の有無なので偽物を判断することができます。万が一偽物であった場合は絶対に服用せず、販売業者にクレームを入れましょう。

ED治療薬は錠剤の分割がお得

日本で認可されているED治療薬の成分含有量は、バイアグラが25mgと50mg、シアリスが5mg、10mg、20mgとなっています。

一方、個人輸入で購入できるジェネリック医薬品は、バイアグラジェネリックのカマグラが50mgと100mg、シアリスジェネリックのメガリスが20mg。つまり日本で認可されているものに比べ含有量が多い傾向にあるのです。

一般的にバイアグラは25mgから、シアリスは5mgや10mgから使用するのが良いとされています。そのため、カマグラやメガリスをピルカッターなどで2分割し使用している人が多くなっています。

カマグラの価格を見ると、共に4錠入りで50mgが約1,700円、100mgが1,900円程度と価格に大きな差はありません。であれば、2分割や4分割して使った方が圧倒的に経済的です。

これは医療機関で処方されるバイアグラやシアリス、レビトラにも応用できる方法なので、可能であれば成分含有量が多いものを処方してもらい分割して使うようにしましょう。

状況に応じてED治療薬を活用しよう

プロペシアやフィンペシアに代表されるフィナステリド内服薬の副作用として代表的な性機能障害。頻度は低いものの、仮に発現してしまったらパートナーとの関係に影響が出る恐れもあります。

特に勃起障害は男性にとって深刻。彼女や奥さんがいないのであれば大きな問題にならないものの、パートナーがいる場合はなんらかの対策も考えておいた方がいいでしょう。

もちろん「プロペシア服用を中止する」という選択肢もありますが、そうなるとAGAは確実に進行します。薄くなる一方の髪の毛を受け入れられるというのであれば、フィナステリドの使用を止めるのがベストですが…

フィナステリドを使用して勃起障害が出た。でもAGAは治療したい。しかしパートナーとの関係や子作りが心配だ。

こういったケースならカマグラやメガリスといったED治療薬が力を発揮します。

性機能障害が不安で発毛剤の使用に踏み切れない方、すでにフィナステリドを使用して性機能障害を実感している方はED治療薬の使用を検討してみてはいかがでしょうか。

カマグラゴールド100mgの詳細

メガリス20mgの詳細

高い効果で人気の発毛剤

リグロースラボM15

ミノキシジル濃度はリアップX5の3倍となる15％、価格は半額以下という圧倒的コストパフォーマンスの発毛剤

デュマン

デュタステリド内服薬で最も人気があるベルトリドの姉妹品。ベルトリドと違いAGA治療薬として開発され信頼性抜群。

フォリックスFR15

高濃度ミノキシジルが特徴のフォリックスシリーズの中でも特に価格と効果のバランスに優れ最も人気があるFR15。

フィナロイド

プロペシアの約7分の1の価格で購入できるジェネリック医薬品。成分・効果はプロペシアと同様のフィナステリド1mg。

ケトコロストシャンプー

一定の発毛効果があるケトコナゾール2％と低価格が特徴の育毛シャンプー。スカ〇プDを使うくらいならこちらを。

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