エフペシア フィンペシアと同じシプラ社製

日本では1ヶ月分約7,000円もするプロペシアですが、個人輸入代行業者を用いれば海外製のジェネリック医薬品が遥かに安く買え、エフペシアのその一つ。

フィンペシアと同じエフペシア

そのプロペシアジェネリックの中でも最も知名度が高く人気のものといえばシプラ社製の「フィンペシア」。しかし、これと同じくシプラ社が製造する「エフペシア」というジェネリックがあるのをご存知ですか?

フィンペシアに比べれば知名度は劣るが、知る人ぞ知るフィナステリド内服薬として人気のあるエフペシア。これを知らないと損をするかもしれませんよ。

エフペシアとは?

エフペシアは発毛剤として世界各国で使用されるプロペシアのジェネリック医薬品で、フィナステリド1mgを主成分としています。

このエフペシアを製造しているのは世界170ヶ国以上に製品を輸出しているインドの大手製薬会社「シプラ社」。プロペシアジェネリックとして最も人気のある「フィンペシア」を製造販売しているメーカーであるため、ご存知のかたもいらっしゃるかもしれません。

しかしここで1つ疑問が生まれます。「フィンペシアというフィナステリド1mgを配合するプロペシアジェネリックを製造販売しているのに、なぜまったく同じ成分のエフペシアを作る必要があるのか?」という点です。

これにはかつてフィンペシアのコーティング剤として使用されていた「キノリンイエロー」という成分が関係しています。

キノリンイエローの影響で生まれたエフペシア

数年前までフィンペシアの薬剤を覆うコーティングにはこのタール色素の一種であるキノリンイエローを微量に含有していましたが、日本ではこの成分に発がん性など健康への悪影響が取りざたされ、自主規制の動きが広がります。

一方、欧米など日本以外の国ではキノリンイエローに規制がなかったため、自主規制が呼びかけられている日本などに向けてキノリンイエローを使用しないエフペシアを製造、販売したという経緯があります。

フィンペシアはキノリンイエローへの規制がない国向け、エフペシアは同成分に対する規制がある国向け…という棲み分けがなされたという形。

しかしその後欧米などでもキノリンイエローに対する見方が厳しくなり、結局フィンペシアもキノリンイエローの使用を止めるという結果に。

つまり、フィンペシアがキノリンイエローフリーになっている現在、シプラ社が製造するフィンペシアとエフペシアは完全に同じ薬ということになるのです。

フィンペシアとエフペシア

実際パッケージを見ても極めて似ていることが見て取れると思います。

商品名も「Fin(フィン)」の部分を「F(エフ) 」に略しているだけという手抜き感あふれるもので、取ってつけた印象が強い。

エフペシアは「キノリンイエローフリーのフィンペシア」という位置付けで製造・販売したものの、フィンペシアも結局キノリンイエローフリーになって存在理由が曖昧になってしまった商品ということになります。

実際、フィンペシアのキノリンイエローフリー化によってエフペシアは販売終了になるという見方がありました。何だかんだで今でも販売していますが。

エフペシアにはどんな効果があるの?

紆余曲折あるエフペシアですが、どういった効果が望めるのか?

プロペシアジェネリックである同医薬品の主成分であるフィナステリドは、元々前立腺肥大症の治療薬として私用されていたという経緯があり、この病を引き起こす「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成を抑制する作用があります。

DHTは男性ホルモンであるテストステロンと、5αリダクターゼという酵素が結合して作られ、前立腺を肥大させる他に男性型脱毛症(AGA)を引き起こすことでも知られています。

エフペシアの主成分であるフィナステリドは5αリダクターゼの働きを阻害し、このDHTの生成を抑えることができるのです。

長く使えば使うほど効果が現れる

この作用によってどれほどの発毛効果を得られるかというと…エフペシアはジェネリック医薬品であるため臨床データは存在しませんので、先発薬であるプロペシアの臨床試験データで見てみます。

エフペシアの効果

1年間服用することで98%の人に薄毛の進行が止まることが確認され、60%弱の人に改善が見られます。そしてそれは使い続けることで増加していき、3年後には75%前後の人のAGAが改善することに。

注目して欲しいのは右の「前頭部写真評価」という点。

プロペシアに代表されるフィナステリドはM字部分のハゲに効果がないなんて言われることもありますが、データが示すとおり決してそんなことはありません。

根気よく使い続けることで頭頂部にもM字や生え際部分にも効果がある…それがフィナステリドを主成分とするエフペシアの効果なのです。

エフペシアに副作用はあるのだろうか?

AGAに対し高い効果を示すエフペシアですが、それだけに副作用のリスクもゼロというわけにはいきません。

副作用の種類/頻度 頻度不明 1~5%未満 1%未満
過敏症 痒痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)
生殖器
性機能障害
睾丸痛、男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等) リビドー減退 勃起機能不全、射精障害、精液量減少
肝機能 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇
その他 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

エフペシアの主成分であるフィナステリドは男性ホルモンの生成を抑制するという性質上、性欲を減退させたり勃起障害を起こしたりといった性機能障害の副作用が懸念されます。

発毛剤として使われるフィナステリドは1日1mgが上限と、前立腺肥大症の治療の上限5mgより遥かに少ないため副作用全体の発現率は約5%と決して高くはないものの、使用する以上出る可能性は想定しておく必要があるでしょう。

使い続けると副作用の発現率は減っていく

ただし、長く使用するとより効果が表れやすいの状況とは反比例し、長期使用により副作用のリスクは減っていくことがプロペシアの臨床試験で示されています。

プロペシアの副作用

効果の高い医薬品であるがゆえに副作用のリスクは排除できないものの、数字としては過度に恐れる必要はないといえるものになっています。

性欲減退とか勃起障害とか、男としての楽しみが減ることはありえない!」というのであればアレですけどね。薄毛改善と天秤にかけてどっちが良いかはそれぞれの判断になるかと。

使ってはいけない人とは?

医師の間でも比較的安全な薬という位置付けのフィナステリド1mgを主成分とする製剤ですが、女性と子供に関しては服用を禁止しています。

男性ホルモンが少ない女性に対してフィナステリドの薄毛改善効果は認められていない上、妊娠している人が服用や接触をすると胎児の生殖器の成長に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。

同様に子供が使用することで生殖器の成長が阻害される恐れがあります。

仮に女性や未成年の薄毛が気になったとしても、フィナステリドを主成分とするエフペシアを使用することは絶対に避けて下さい。

初期脱毛はエフペシアにもある

初期脱毛」ってご存知ですか?

フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった強い発毛効果を持つ医薬品を使用すると、AGAの影響を受け細く弱くなってしまった不健康な髪の毛を抜こうとする作用(初期脱毛)が働き、当然エフペシアにもこれが起こる可能性があります。

ヘアサイクルが極端に短くなってしまった髪の毛をリセットするという作用は健康な髪の毛を生やす前段階として重要。

つまり初期脱毛は「薬がしっかりと効いている」という証拠で、これが現れるということは今後の発毛を期待できることの裏返しでもあるのですが、それでもなくても薄毛のところからさらに毛が抜けるという状況は戦慄を覚えること必至。

この初期脱毛は多くの場合服用から2~4週間目くらいにピークが訪れ、その後は徐々に発毛が見られるようになります。ただ、この期間には個人差があるため、場合によっては2ヶ月くらい続くことも。

重要なのは初期脱毛が現れたからといって使用を中止しないこと。

エフペシアには初期脱毛が起きる可能性がありますが、それはこれから正常なヘアサイクルに移行するというサインでもありますので、グッと我慢して使用を続けるようにして下さい。

心が折れて使用を止めてしまうと、これまでの努力が水の泡に。

エフペシアはフィンペシアより安い

エフペシアはプロペシアジェネリックであるため価格が安いことは容易に想像がつくと思います。しかし、同じくシプラ社製のフィンペシアと比べた場合はどうなのか?

結論から言うとエフペシアの方が若干安くなっています。

商品名 内容量 価格
エフペシア 100錠 2,948円
フィンペシア 100錠 3,005円

ちょびっとなんですけどね。

ただ、メーカーも内容も一緒であるなら少しでも安いもののほうが良いのはあたりまえなので、フィンペシアに強いこだわりがない限りエフペシアで十分だと考えられます。

とはいえ、フィナステリド1mgのプロペシアジェネリック全体に目を向ければ、フィナロイドなどもっと安いものもありますので、価格を重視するならエフペシアにこだわる必要がないのもまた事実ですが。

ちなみに日本の医療機関で処方されるプロペシアは28錠で7,000円前後。1錠あたりに換算すると250円ほどである一方、エフペシアは1錠あたり約30円と約8分の1の値段となります。

知名度にこだわらないならエフペシアを

プロペシアジェネリックとしてもっとも人気が高く売れているフィンペシアと同じシプラ社が製造しているエフペシア。それだけに信頼性は十分と言えるでしょう。

ゆえにフィンペシアというネームバリューにこだわりがなければ若干安いエフペシアの使用をおすすめします。

ただ、フィンペシアのキノリンイエローフリー化でエフペシアは一時販売終了になった時期があり、存在意義が薄れていることを考えると今後無くなる可能性も否定できません。

エフペシアが無くなったらフィンペシアに乗り換えればいいだけの話ですけど…

前述したようにエフペシアより安いジェネリック医薬品としてフィナロイドやフィナロが存在しますが、安価なプロペシアジェネリックを製造する会社としてシプラ社はトップクラスの規模を誇る製薬会社なので、信頼性まで考慮するならエフペシアが良いように感じます。

エフペシアの詳細

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