ポラリスNR-02 唯一発毛するシャンプー

最強発毛シャンプーポラリスNR-02

※ポラリスNR-02は販売終了となり、後継のフォリックスFR-S1が登場しています。(詳細は後述)

育毛シャンプーというとアンファーのスカルプDなどが有名で、その響きから何となく髪が生えそうな印象を受けるものの当然ながらそんな効果はありません。しかしポラリスのNR-02は唯一髪の毛が生える可能性があるシャンプーかもしれません。

なぜシャンプーで髪が生えるのか?

それはポラリスNR-02には日本で発毛する、髪が生えると認められるフィナステリドデュタステリドミノキシジルの3つの成分のうち2つが配合されているからで、私が知っている限り発毛成分が入っているシャンプーはこれのみ。

そんなポラリスNR-02、実際どんなシャンプーなのか、そして本当に髪の毛が生える可能性があるのかどうか検証してみたいと思います。

ポラリスNR-02の成分

ではとりあえずポラリスNR-02の全成分と含有量を見てみましょう。

ポラリスNR-02

脱イオン水 64.3%
ラウリル硫酸ナトリウム 12.0%
アロエベラ葉エキス 6.0%
コカミドプロピルベタイン 5.2%
アルファオレフィン硫酸塩 5.0%
ミノキシジル 1.0%
ジステアリン酸PEG-150 1.5%
ケラチン 1.0%
パンタノール 0.75%
ポリクオタニウム-10 0.75%
塩化セトリモニウム 0.75%
グリセリルステアレートSE 0.5%
ポリシリコーン-15 0.50%
フィナステリド 0.05%
EDTA二ナトリウム 0.1%
メチルアルコール 0.05%
カプリリルグリコール 0.05%
メチルイソチアゾリノン 0.0003%

この中で注目成分を見てみると…

■ミノキシジル

日本においてミノキシジルを配合する発毛剤というのはリアップシリーズしかありませんが、ポラリスNR-02はシャンプーにもかかわらず無印のリアップと同じミノキシジル1%を配合しています。

高血圧の治療のため血管拡張薬として使われていたものの、使用した患者の多くに発毛が見られたため発毛剤に転用された成分で、毛母細胞や毛乳頭細胞の増殖や分裂を促進させる作用が発毛に繋がっていると見られています。

当然ながら日本にミノキシジルを配合した育毛シャンプーは存在しません。

■フィナステリド

最も有名かつ最も使用されているであろうプロペシアの主成分フィナステリドをポラリスNR-02は0.05%配合しています。

0.05%と聞くとすごく少ない印象を受けるものの、同じくポラリスシリーズでミノキシジル16%を配合する最強の外用薬ポラリスNR-10などに含まれているフィナステリドが0.1%

つまりNR-02はシャンプーにも関わらず発毛剤のポラリスの2分の1のフィナステリドを配合していることになります。

男性型脱毛症(AGA)の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)を作り出す酵素5αリダクターゼの働きを阻害することによって発毛を促す成分で、妊婦は触るだけでも悪影響が懸念されることから皮膚から吸収されることが分かります。

■ケラチン

ケラチンは髪の毛の99%を占めるたんぱく質。

一般的な育毛剤には様々なアミノ酸が配合されているが、ケラチンは18種のアミノ酸で構成されているため上位という印象か。

まあケラチンでは髪は生えないが。

シャンプーで効果あるの?

育毛シャンプーで髪の毛が生えない理由は、そもそも育毛剤ですら発毛効果は一切ないのに、それを薄めた程度の成分と短時間しか頭皮に触れないシャンプーという性質上発毛はもちろん育毛においてもクソの役にも立たないから。

NR-02も短時間しか頭皮に触れないのは同じであるものの、ミノキシジルとフィナステリドの存在はやはり別格。

シャンプーの中で唯一発毛する可能性があるのはNR-02のみであることは間違いなく、ハゲてしまった場所から新たな髪が生えるに至らなくても髪が太くなったり抜け毛が減ったりといった効果は十分期待できるでしょう。

髪の毛を生やすことを目的としなければ育毛シャンプーはそれなりに良いものであるものの、シャンプーで髪の毛が生える可能性に期待したいならNR-02以外の選択肢はありません。

ポラリスNR-02の価格

ポラリスNR-02はアメリカの製薬会社が製造しているため個人輸入代行を用いる必要があり、その時々の為替相場によって価格は若干動くことを前提として、2017年1月時点の価格は以下のようになっています。

商品名 内容量 価格
1本 210ml 3,880円
2本 210ml×2 6,680円

価格的には男性用育毛シャンプーの平均的な価格であるため特別高いという感じはしないものの、内容量210mlは少ないかな~と感じざるを得ません。

ピディオキシジルという怪しげな成分を配合しポラリス同様個人輸入で取り扱うBAKUシャンプーが500ml2,980円で買えることを考えても高いのは間違いない。

…まああっちは発毛成分でも何でもない胡散臭い成分だが。

210mlといえば使用期間は1ヶ月くらいが目安になりシャンプーとしては高い部類に入ってしまうものの、市販の効きもしない育毛剤よりかは遥かに安価なので悩ましいところ。

せめて2,000円台だったら…という気はしなくもない。

ポラリスNR-02の総評・まとめ

シャンプーとしては極めて珍しいミノキシジル、フィナステリド配合であるポラリスNR-02は現状で唯一発毛の可能性があるシャンプーと見ることができるでしょう。

価格的にも他のポラリスシリーズより安く、また誰もが使うシャンプーという性質上試しやすいのもポイントになります。

内容量が210mlと少な目なので育毛シャンプーとしては高い部類に入ってしまうものの、一切発毛効果を望めないものを買うくらいならポラリスNR-02を使用したほうが建設的であることは間違いありません。

ただ、リアップX5プラスと同じく5%のミノキシジルを配合するアメリカ製の発毛剤カークランドが1本2,000円弱で買えることを考えると割高感は拭えないか。まあそれはNR-02が高いのではなくカークランドが安すぎるだけですが。

「発毛剤を使うのは抵抗がある」「発毛剤は面倒」などと感じる人も多いでしょうし、朝使用すると発毛剤の水分や成分で髪をセットしにくくなるという問題もありますから、薄毛は気になるが現状はシャンプーのみに留めたいという人にとってポラリスNR-02はうってつけの発毛シャンプーと言えるでしょう。

【追記】ポラリスNR-02が販売終了

ミノキシジルやフィナステリドを配合する貴重なシャンプーであったポラリスNR-02ですが、2017年11月に販売を終了してしまいました。

ポラリスシリーズの後継として成分や価格、商品ラインナップがほぼ同じフォリックスシリーズが登場したものの、シャンプーだけは引き継がなかったようです。

他にミノキシジルなどの発毛成分を配合するシャンプーは存在しないため、紹介できるような代替商品もありません。

あえて挙げるならピディオキシジルを配合し、ポラリスNR-02の倍以上の内容量かつ価格が安いBAKUシャンプープレミアムだが、ピディオキシジル胡散臭いんですよね…そもそも「ピディオキシジルで髪が生えるはずがない」でボロクソ書いちゃってるしな。

フォリックスからポラリスNR-02の後継を出せよと言いたい。

【追追記】フォリックスFR-S1が登場

ポラリスNR-02からフォリックスFR-S1へ

ミノキシジルとフィナステリドを配合した唯一のシャンプーであるポラリスNR-02の販売終了から約半年…2018年4月になってフォリックスから待望の後継商品が登場しました。その名も「フォリックスFR-S1

詳細に関しては下記リンク先のページで詳しく解説しています。

→フォリックスFR-S1 ミノキシジル入りシャンプーの効果と副作用

フォリックスFR-S1の特徴とポラリスNR-02からの変更点を簡単に書きだすと以下のようになります。

  • ポラリスNR-02同様ミノキシジルとフィナステリド配合
  • ラウリル硫酸Naからヤシ油・非イオン系のマイルドな洗浄成分に変更
  • 内容量210ml→250mlに増量
  • 3,880円から2,580円へ大幅値下げ
  • フォリックスFR-C1というコンディショナーも登場

こんな感じになります。

ポラリスからフォリックスに移行した際、これまではすべて価格据え置きとなっていましたが、フォリックスFR-S1は内容量を増やしたうえで大幅値下げに踏み切り非常に試しやすい商品となりました。

シャンプーの中で唯一発毛効果が望めるフォリックスFR-S1。気になる人は一度試してみてはいかがでしょうか。

フォリックスFR-S1シャンプーの詳細

高い効果で人気の発毛剤

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧