女性のミノタブ使用は最終手段

女性の薄毛増加が叫ばれている一方で女性が使用できる発毛剤はミノキシジルしか存在しません。そんな中で最終手段になるのがミノキシジルタブレットです。

女性にミノキシジルタブレット

共働きやキャリアアップなど女性の社会進出が進んだことによって昔とは生活環境がガラリと変わり、それに伴って女性の薄毛が急増、そこに目を付けた企業が様々な女性用育毛剤を販売していますが、ハッキリ言ってこれらに発毛効果はなく薄毛改善には意味を成しません。

そして、様々な育毛剤を試しても効果が出なかった場合の最終手段として考えられるのがミノキシジル外用薬…いわゆるミノキシジルタブレット。しかし強い作用と併せて副作用が存在するのも確かで、使用に二の足を踏んでしまいがち。

とはいえこれ以上の発毛剤せず薄毛に悩む女性にとっては救世主ともいえる存在ですので、適切な使用や選択を行えるようミノキシジルタブレットについて知識を深めてほしいと感じます。

    目次
  1. ミノキシジルタブレットとは?
  2. 女性が使える発毛剤はミノキシジルのみ
  3. ミノキシジルタブレットの効果
  4. 副作用について
  5. 初期脱毛の存在も留意しておこう
  6. 女性がミノタブを使う際の服用量
  7. 育毛剤に比べ圧倒的に安い価格
  8. 診療ガイドラインでは否定されてしまった
  9. 女性にミノタブはおすすめできるか?
  10. ロイド社製とアメリカ製どっちがいいの?

ミノキシジルタブレットとは?

まずミノキシジルタブレットがどういったものか詳しく見ていきましょう。

ミノキシジルという成分は元々血圧を下げるための内服薬として開発されたもの。しかし使用者の多くに体中の毛が太く濃くなる「多毛症」の副作用が出たことから、この作用を主作用とした外用薬の発毛剤が開発されました。

なぜ頭皮の塗布するタイプの外用薬なのかというと、血圧を下げるという作用による副作用をできる限り軽減したかったから。それを物語るように世界中で発毛剤として認可されているミノキシジル外用薬に対し、ミノキシジルタブレットを発毛剤として認可している国はひとつもありません。

しかし、内服薬で発現が確認された多毛症も頭皮に塗布する外用薬ではその効果も弱まってしまうため、薄毛に悩む男性を中心により効果の高いミノキシジルタブレットが使われているのです。

日本においてミノキシジルは降圧剤として認可されていないため、これを使用するなら海外製のものを個人輸入するか、AGAクリニックなどの医療機関で処方してもらうしか方法はありません。どちらにせよ海外製になりますが。

女性が使える発毛剤はミノキシジルのみ

マイナチュレやベルタ育毛剤に代表される育毛剤は「抜け毛を予防する」「今ある髪の毛の成長を促進させる」という効果しかなく、薄くなってしまった部分から髪の毛を生やす発毛効果が認められているのは発毛剤のみ。

そして、発毛剤として認められている成分は日本においてフィナステリド(商品名:プロペシア)とデュタステリド(商品名:ザガーロ)、ミノキシジル外用薬(商品名:リアップ)しかありません。

男性であればこの中から自分に合ったものを選んだり、プロペシアとミノキシジルの併用などいくつかの選択肢があるものの、女性の場合は事情が異なります。

フィナステリドやデュタステリドは男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼ(5α還元酵素)が結合して作り出される薄毛の原因「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成を抑制する作用があるのですが、男性ホルモンが少ない女性には効果が認められていないのです

加えて妊娠している場合は胎児の生殖器の成長を阻害する恐れがあるとして、服用はおろか触れる事すら禁止されています。

一方、ミノキシジルはこれらとは作用がまったく異なるため、女性が唯一使える発毛剤として認可されているのです。ただし前述のように認可されているのは頭皮に塗布する外用薬のみで、ミノキシジルタブレットについては男女問わず正式認可されていないことに変わりありません。

ミノキシジルタブレットの効果

ミノキシジルタブレットを発毛剤として認可している国は存在しないため、ミノキシジルを服用することでどの程度の発毛効果があるのかを調べた臨床データも存在しません。

しかし外用薬として頭皮に塗っても効果を発揮するほど強い多毛症の作用があるのも確かで、フィナステリドやデュタステリドを使用できる男性の間でも「最強の発毛剤」という認識が広がっているほど。

参考までにミノキシジル1%を配合した外用薬リアップリジェンヌの臨床データを見てみると…

リアップリジェンヌの効果

内服薬と外用薬では効果が全く異なるため、外用薬であるリアップリジェンヌのデータはあまり参考になりませんが、この効果をさらに高めたものという認識でよろしいかと。

日本の医療機関であるAGAクリニックにおいても薄毛女性に対しミノキシジルタブレットを処方することが多々あることを鑑みても、その効果の高さが伺えるのではないでしょうか。

副作用について

ミノキシジルタブレットの副作用

非常に高い発毛効果が期待できるミノキシジルタブレットですが、その効果ゆえに副作用という大きな懸念が付きまとうのも確か。

ミノキシジルタブレットを女性が服用することによって考えうる副作用は以下のとおり。

  • めまい
  • 動悸
  • 血圧低下
  • 胸痛
  • むくみ
  • 多毛症

ミノキシジルタブレットは本来血管を拡張して血圧を下げる薬であるため、血圧低下によるめまいや動悸、むくみなどの副作用が考えられます。

また、主作用として見立てる多毛症の影響で髪の毛のみならず体毛も濃くなってしまう可能性がある点にも注意。男性であればまだしも、女性にとってムダ毛が増えるのは痛い問題ですよね。

とはいえ、普段からムダ毛処理をこまめに行っているのであれば大した問題にはならないと思います。あとは髪の毛とムダ毛を天秤にかけて各々が判断する問題でしょうか。

インターネットでミノキシジルタブレットを検索すると副作用のリスクを過剰に煽る記事を見かけますが、これらはお金のために育毛剤を売りたいだけなのであまり鵜呑みにしないようにして下さい。

下でも触れますが、女性が薄毛改善目的で使用するミノキシジルタブレットはかなりの低用量。副作用のリスクはそれほど高くありません。

初期脱毛の存在も留意しておこう

副作用…とはちょっと違うのですが、効果の高い発毛剤を使用する場合、多くの人が経験するであろう初期脱毛の存在も忘れてはなりません。

これはミノキシジルタブレットの作用により薄毛の原因となっている細く寿命の短い不健康な髪の毛を抜いてしまう現象。女性に比べ多くの量を飲む男性において顕著に見られるものですが、女性がミノキシジルタブレットを服用しても一定の初期脱毛は覚悟しておく必要があります。

ただし、初期脱毛が起きるということは薬がしっかり効いていること意味します。細く不健康な髪の毛が一通り抜けた後は正常なヘアサイクルの髪の毛が生えてきますので、「ちゃんと効果が出ている」とポジティブに捉えるべきでしょう。

薄毛で悩んでいるところに初期脱毛が来ると恐怖心に苛まれますが、そこで使用を止めてしまうことだけは避けて下さい。

女性がミノタブを使う際の服用量

一般的にミノキシジルタブレットには「2.5mg」「5mg」「10mg」の3種類の含有量が設定されています。そして女性が使うべきは2.5mgです。

外用薬にしろ内服薬にしろ女性は男性に比べミノキシジルの効果が出やすく、男性用のミノキシジル外用薬では5%が一般的である一方、女性用は1~2%と低用量に。…まあ、本場アメリカには女性用でも5%のものが存在しますが、これは例外。

ミノキシジルタブレットも同様で、男性であれば5mgか10mgを使用しないと思うような効果が出ないケースも、女性であれば2.5mgで十分。副作用のリスクを減らすという意味でも可能な限り2.5mgに抑えておくべきでしょう。

それでも副作用が心配であれば2.5mgを2分割して1日1かけら(1.25mg)から始めるという方法も。

ちなみに、降圧剤としてのミノキシジルの1日の限度量は50mg。それを考慮すれば2.5mgの副作用リスクはそれほど大きくないことが分かると思います。

育毛剤に比べ圧倒的に安い価格

ミノキシジルタブレットは効果の高さが大きな魅力。しかしそれと同じくらい価格も魅力的だったりします。

まずは個人輸入で購入できる2.5mgの価格を見てみましょう。

商品名 内容量 価格
ロイド社製 100錠 3,400円
米国製 100錠 4,121円

1日1錠の服用になりますから、100錠入りのボトル1本で3ヶ月強使えることになります。1ヶ月あたりに直すとフィリピンのロイド社製で約1,000円。アメリカ製でも1,300円ほど。

効きもしない日本の女性用育毛剤が1ヶ月5,000円前後することを考えれば、高い発毛効果がある上に極めて安いミノキシジルタブレットのコストパフォーマンスの高さが伺えると思います。

日本でもミノキシジルタブレットを処方してくれるAGAクリニックは存在するものの、価格は100錠で約2万円です。分かりやすく表現するとぼったくり

ミノキシジルタブレットは日本で製造していないためAGAクリニックといえど海外から輸入していることになります。どうしても医師の診断を受けたいという場合を除き、病院で処方してもらうのはやめておいたほうがいいでしょう。

診療ガイドラインでは否定されてしまった

育毛剤や発毛剤が効かない女性にとって最終手段ともいえるミノキシジルタブレット。一縷(いちる)の望みをかけこれを使っている、もしくは使ってみようと考えている女性も多いことでしょう。

ただ、2017年の年末に改定された「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、このミノキシジルタブレットは全否定されてしまっています。

ミノキシジルタブレットの評価

なでこれほどまで強く否定されたかというと、前述のように脱毛症の治療薬として認可している国は存在しないため臨床試験が行われておらず、発毛効果と副作用について十分に検証されていないというのが大きな理由。

ミノキシジルタブレットを使っている人の多くはそれを承知の上なんですけどね。

ミノキシジル内服薬に強い多毛症の副作用があったからこそ外用でも効果が期待できる発毛剤として転用されたわけですから、ミノキシジルタブレットに発毛効果がないわけはありません。

しかし、発毛剤として効果や副作用について検証されていないことも事実で、今回策定されたガイドラインでもそれについて「利益と危険性が十分検証されていない」と言及しています。

このガイドラインが策定されたからといって発毛効果が否定されたわけではないので「ミノキシジルタブレットを使うべきではない」と書くつもりはありません。

女性にとって薄毛は人生を大きく狂わせるほど深刻な問題で、かつミノキシジルタブレットしか選択肢が残されていない人が多く存在するからです。

育毛剤や育毛サロンのように高額かつろくな効果が望めないものであれば私は徹底的に否定します。しかし経済的負担が少ない一方で絶大な発毛効果を誇るこの薬を全否定することはできません。

このガイドラインは「安易にミノタブを使うな」という注意喚起として価値はあると思いますが、薄毛の人の現実に即していない感があるのもまた事実です。

女性にミノタブはおすすめできるか?

女性のミノキシジルタブレット使用について長々と書いてきましたが、結論としておすすめできるものなのでしょうか?

副作用リスクがゼロではないミノキシジルタブレットを使用せずに薄毛を改善するのが理想であるのは間違いないものの、現実問題としてそう上手くいかないことが多いのも事実。

だからといって薄毛を放置するのは女性にとって辛い状況でもありますので、ご自分の髪の毛の状況と「どこまで求めるか」を勘案して「どうしても改善したい」と思うなら使用を検討するべきと考えます。

個人的に鮭て欲しいと考える対策として、マイナチュレやベルタ育毛剤などに代表される発毛根拠の一切ない女性用育毛剤を使用すること。

まずはリアップリジェンヌや女性用ロゲインなどのミノキシジル外用薬、世界的な実績がありAGAクリニックでも処方される飲む育毛剤ルグゼバイブやパントガールを使用し、それでもダメならミノキシジルタブレットを検討してみてはいかがでしょうか。

ロイド社製とアメリカ製どっちがいいの?

2.5mgのミノキシジルタブレットにはフィリピンのロイド社製のものとアメリカ製のものがあると上でも書きましが、どちらがいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。

アメリカは先進国である上にミノキシジルの本場ということもあって信頼性でいえばこちらの方が上であることは間違いないものの、フィリピンのロイド社はジェネリック医薬品の製造・販売を中心に急成長し、アメリカ含め世界各国に生産拠点を持つ大手製薬会社なので、信頼性に劣るというわけでもありません。

ゆえに個人輸入に慣れている私なら安いロイド社製のもので十分と判断します。

アメリカ製ミノタブ2.5mgが販売終了に

これまで2.5mgのミノキシジルタブレットはロイド社製かアメリカ製かの2択でしたが、最近になってアメリカ製2.5mgの取り扱いが終了してしまったため、実質ロイド社製のみの取り扱いとなっています。

手間でなければノキシジルボトルタイプの5mgを2分割して使うことで非常に安価に使うことができますが、分割する都合上大きさにややムラができますし、面倒なのも否めない。

ロイド社製のものでも1ヶ月1,000円程度で済むので、ノキシジルをわざわざ分割してまで使う必要はないようにも感じます。1.25mgにして使いたい場合、5mgだと4分割しなければならず、さらにムラになってしまいますしね。

基本的には分割の手間がかからず成分的に安定するロイド社製2.5mgをおすすめしますが、このあたりは各々の判断次第でしょうか。

ロイド社製2.5mgの詳細

ノキシジルボトルタイプ5mg

高い効果の女性用発毛剤
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