発毛・育毛を諦めるという選択肢も

育毛諦める選択肢

薄毛が発覚してから幾星霜、色々と対策や育毛を試みてきたが、どうしても進行が止まらない…そんな時は思い切って薄毛治療や育毛に見切りをつけハゲを受け入れるという選択肢もありますよ。

薄毛が発覚した時は大きなショックを受けるもの。とはいえ薄毛治療を始めた時は「これで髪の毛が生えるかもしれない」という希望に溢れていたのではないでしょうか?

しかし、医療機関を受診しプロペシアやザガーロで治療していても必ず生えるとは限りませんし、もし市販の育毛剤を使っているのであれば発毛などするわけがないので進行する一方のはず。

金銭的負担も大きく改善する見込みもない…しかし治療を止めたら一気に薄毛が進むかもしれず、治療を中断する踏ん切りがつかないという人も多いのでは?

そんな時は諦めるという選択も考えてみて下さい。

発毛剤といえど効果には限界がある

薄毛治療を考えた場合、市販の育毛剤の甘い言葉に騙されない限り、医療機関で処方されるプロペシアやザガーロなどの発毛剤を使用している事でしょう。

プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)は科学的な発毛根拠がある強い効き目の男性型脱毛症(AGA)治療薬。

しかし、いくら発毛剤だからといって100%効果が出るとは限りません。

プロペシアの臨床試験

上記はプロペシアの臨床試験の結果。同薬を使っても進行が止まらなかった人は数%に過ぎないものの、進行も改善もしない現状維持を含めれば30%前後と決して低い数字ではありません。

また、プロペシアなどの発毛剤は最初の1年で発毛効果が現れた人は、その後10年にわたって高い効果が期待できる一方、最初の1年で効果が認められなかった人は、その後使い続けてもほとんど改善は見込めないというデータが出ています。

つまり、発毛剤といえども使い始めてから1年以内に効果がなければ、その後も思うような効き目が出ない可能性が高いのです。

ただ、今現在はプロペシア(フィナステリド)より効果が高い、ザガーロなどのデュタステリド内服薬の存在がありますので、フィナテリドが効かない場合はこちらを試してみるという選択肢もありますけどね。

とはいえ、そのデュタステリドも万能ではありません。

現在デュタステリドを発毛剤として認めている国は日本と韓国のみと、実績の面でフィナステリドに劣りますし、デュタステリドの方が副作用が強いと感じる人も多くなっています。また、価格もフィナステリドより高い。

性欲減退や精液の質低下など性機能障害の副作用の存在も無視できません。

フィナステリドが効かなかった場合でもデュタステリドは効く…という可能性は否定できないものの、費用や副作用リスクまで考慮すると「そこまでする必要はない」という判断も選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

ミノキシジルタブレットはもっとリスクが高い

フィナステリドやデュタステリドで思うような結果がでない場合、より強い効果を求め飲むミノキシジル…いわゆる「ミノキシジルタブレット」を追加する人も多いと思います。

確かにミノキシジルタブレットには強い発毛効果があります。しかしミノキシジルは本来血管を広げ血流を改善させることで血圧を下げる“降圧剤”であるため、様々なリスクに直面することも。

具体的には、めまい、動悸、倦怠感など、予期せぬ血圧低下による弊害。また、血圧が下がり過ぎると心臓はより多くの血液を送るために活動が活発化、結果として心臓に余計な負担がかかってしまう可能性も否定できません。

フィナステリドやデュタステリドのように性機能障害程度の副作用であれば、「薬をやめれば副作用もなくなる」と楽観視できる面がある一方、心臓への負担は寿命を縮める可能性すらあるのです。

そこまでして髪の毛を生やしたいのか?

今一度自分に問いかけてみることも必要なのではないでしょうか。

これまで育毛剤を使っていた場合は手遅れも

育毛剤で手遅れになっている場合は諦める選択肢も

フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛剤をすでに使用しているのであれば、現状これ以上効果が見込める方法はありませんので、効かない場合は「仕方ない」と諦めが付くものの、育毛剤であればどうなのか?

ネット上にはチャップアップやイクオスEXプラスなどの育毛剤に驚くほどの効果があると謳うサイトが溢れていますが、これらには一切の発毛効果はなく、ハゲてしまった部分から新たな髪が生えることはありません。

しかし、そうとは知らずに育毛剤出髪の毛が生えると勘違いする人間が後を絶たないのが実情。当然髪の毛は生えないので、薄毛はどんどん進行することに。

AGAは進行すればするほど毛根に力がなくなり毛が細く短くなっていき、ある程度進行すれば発毛剤を使ったとしても回復は難しくなってきます。

薄毛に気付いた時、不幸にも育毛剤という選択をしてしまい、結果AGAが進行してしまったという場合には、スパッと育毛剤の使用を止めハゲを受け入れたほうが良いような気がします。

前述のように育毛剤に発毛効果は一切ありませんから使い続けてもほとんど意味はありませんし、それによってかなり進行してしまっていては、そこから発毛剤で治療しても効果が限られてしまう可能性が高いからです。

デュタステリド+ミノキシジルタブレットという最強の組み合わせを使用すればある程度の改善は期待できるでしょうが、すでにかなり進行してしまっているのであれば諦めるのも一つの選択でしょう。

発毛にかかる費用を冷静に考えてみよう

発毛にはお金がかかる

薄毛治療で大きな負担となるのが金銭面です。

主な治療による費用を見てみると…

商品名 内容量 価格
プロペシア処方 28錠 7,000円
ザガーロ処方 30錠 10,000円
リアップX5プラス 60ml 7,600円
育毛剤 50~150ml 5,000~15,000円
個人輸入フィナステリド 100錠 3,000円
個人輸入デュタステリド 100錠 5,000円
ミノキシジルタブレット 100錠 3,000円

個人輸入を用いれば圧倒的に安い海外製の発毛剤が手に入るものの、信頼性などを懸念する人も多いため、ここでは日本の医療機関で処方されるプロペシアやザガーロなどの発毛剤や、薬局やネットで購入できる育毛剤で話を勧めます。

日本でプロペシア(フィナステリド)の処方を受けると28日分で約7,000円、1年分では約9万円かかることになります。

ザガーロ(デュタステリド)や、ネットなどで購入できる育毛剤であれば年間10万円以上かかることになり、よほどお金に余裕がある人でない限り経済的負担はかなり大きなものに。

それでしっかりと髪の毛が生えてきたのであればまだしも、いまいち効果を実感できないという場合は、スッパリと止めてしまうというのもひとつの方法です。

髪の毛にこだわって薄毛治療に大金を使うより、オシャレな帽子や服、ハゲにも似合う髪形などにお金を使った方が有意義という見方もできます。

医療機関で処方される発毛剤であればまだしも、市販の育毛剤は効果がない割に強気の価格設定となっています。こんな無駄なものを使うのはお金をドブに捨てるようなものなので、スッパリと止めてしまいましょう。

育毛剤や発毛剤は使用を中止してしまうと、それらの効果で生えていた髪の毛はすべて抜け落ちてしまいます。そのため髪の毛を維持したいのであれば半永久的に使用する必要があり、当然費用も凄まじいことに。

自分にとって髪の毛は大金をかけてまで維持する必要があるものなのか? 今後発毛に使用するであろう費用を別のことに使った場合に広がる可能性などを総合的に判断してみると、思いのほか諦めが付くかもしれませんよ。

現在置かれている状況も考慮しよう

置かれている状況も発毛を諦めるきっかけに

もしあなたがすでに結婚していて、なおかつ育毛剤や発毛剤の効果に限界を感じているのであれば、とっとと止めてしまおう。

そんなものにお金を使うくらいなら、奥さんや子供に使った方が100万倍有意義ですし、奥さんとしても女々しく髪の毛にしがみついている姿など見たくないはず。

どうしても若い子と浮気したいのであればまだしも、今の生活に満足しているなら、この際薄毛治療をスッパリと止めてしまってはいかがでしょうか。旦那がハゲたからといって嫌いになるような奥さんってほとんどいませんよ。

独身の場合でも止め時はある

では独身場合はどうなのか?

まだまだ恋愛を楽しみたい20代や30代であれば薄毛治療を諦めるわけにはいかない場合も多々あるでしょう。女性は若ければ若いほど男性のハゲに抵抗感を示す傾向があるので尚更。

しかし、30代後半~40代になると、女性も外見より中身を重視するようになってくるので、このくらいに年齢であれば育毛剤や発毛剤の使用を止めてしまっても良いと考えます。

むしろ髪の毛の幻想にとりつかれているほうが嫌われるのではないでしょうか。女々しく髪の毛に執着したり、「ハゲだから…」というネガティブオーラを放出していたり…女性って卑屈な男性をすごく嫌いますよ。

また、ちょっと悲しいデータを持ち出し残酷なことを書くと、30代後半になっても独身でいる男性の大半はその後も結婚できる可能性が低いことが示されています。

30代後半にもなると恋愛や出会い、結婚への意欲も失われがちになるので、「結婚は別にいいかな」と感じるのであれば、無理に薄毛治療を行う必要もないかと。

もちろん、結婚や恋愛は別として男性としての魅力を少しでも維持したいというのであれば治療を続けるのもありですが、仮に長年の対策を行ってきたにもかかわらず目に見えた効果が出ていないのであれば、髪の毛のことはすっぱり諦め、別のことにお金や時間を使ってみてはいかがでしょうか。

発毛や薄毛治療を諦めた場合のメリット

どんなに効果の高い発毛剤を使っても必ず髪の毛が生えるわけではありません。最初の期待が大きいだけに効き目がなかなか現れないのは強い心理的負担になりますし、金銭的な負担にも馬鹿にできません。

薄毛は男性にとって非常に悲しい状況ではあるものの、考えようによっては「ただ髪の毛が薄いだけ」。恋愛においてはマイナスになる可能性がある一方、体は至って健康。病気に比べれは100倍ましです。

最後に、発毛や育毛、薄毛治療を諦めたハゲを受け入れた場合のメリットを書いておきましょう。

  • 薄毛になっていくストレスが無くなる
  • 周囲の目を過度に恐れる必要がなくなる
  • コンプレックスによる卑屈さがなくなり人間的な魅力アップ
  • 副作用からの解放
  • 薄毛治療や対策に使っていた時間が浮く
  • 金銭的負担の解消

確かに髪の毛はあるに越したことはないでしょう。

しかし、ハゲかそうでないかの違いは髪の毛の有無のみであり、人間性や行動範囲には何ら影響を与えません。

前述したとおり恋愛面においても、ある程度の年齢になれば同年代の女性はハゲを受け入れる傾向にあります。むしろ必死に髪の毛にしがみつき、コンプレックス全開の男性の方がよっぽど嫌われます。

色々と負担も大きいため、30代半ば~後半くらいを目安に薄毛を受け入れるという選択肢も持っておくと気分が楽になるのではないでしょうか。「いつでも止めていいんだよ」…と。

ただし、30代前半までは髪の毛の有無で人生が大きく変わる可能性がありますので、ここぞという時には全力で対策・治療に取り組みたいところ。集中して発毛に取り組み、ダメだったらすっぱり諦める。

男性はこだわり性・完璧主義の人が多いこともあり、一度髪の毛や発毛にとりつかれると、どんどんエスカレートしていく傾向に。

自分の置かれている状況、発毛に使った金額や今後使うであろう費用、本当に髪の毛が必要なのかどうかなど、冷静になって客観的に見つめ直すと「なんでそこまでして髪の毛や発毛に執着してたんだろう」と感じることも。

薄毛を受け入れスキンヘッドにした結果「全く気にならなくなったし、すごく楽になった」という人も大勢いらっしゃいます。

ハゲていたって発毛を諦めたって、あなたを責める人はいませんよ。

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