新型コロナ感染で薄毛に!その対策は?

新型コロナによる薄毛の対策

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)。命に関わるウイルスであるだけに多くの人が感染予防に努めていると思いますが、社会生活を送る以上100%予防することは事実上不可能といえます。

新型コロナウイルス発見から1年が経過し様々なことが判明してきた中で、特に怖いのが多岐にわたる後遺症です。そんな後遺症の中でも特に気になるのが「抜け毛・薄毛」に関するもの。

「抜け毛が増えた」「薄毛になった」という報告が後を絶たないコロナ後遺症、もしそれが慢性的に続くのであれば、これほど怖いことはありません。

新型コロナウイルスによる薄毛はどう防げばいいのか? もしなってしまった場合どのくらいの期間続くのか? その改善法は? 気になる新型コロナと薄毛の関係について詳しく解説していきます。

    目次
  1. 新型コロナで薄毛になる理由
  2. 新型コロナによる薄毛の治療法
  3. 新型コロナとAGAの同時進行も
  4. 新型コロナによる薄毛への対処法は?
  5. いつまで経っても薄毛が治らない場合は
  6. 個人輸入という選択肢も

新型コロナで薄毛になる理由

新型コロナウイルスに感染した人の多くに何らかの後遺症が残ることが分かってきており、その中には薄毛や抜け毛といった髪の毛に関するものも多数報告されています。

なぜ新型コロナウイルス感染で薄毛になってしまうのか? 結論からいえば「よく分かっていない」と言わざるを得ません。

新型コロナウイルスに感染することで免疫機能が異常をきたし、正常な毛母細胞や毛乳頭細胞を攻撃することで発症する円形脱毛症のような現象と見る向きもありますし、頭皮への血流の悪化が原因とする見方もあります。

そこに「新型コロナに罹ってしまった」という心理的なストレスなども加わわった結果抜け毛が増えてしまう…という可能性も否定はできませんが、現段階において確かなことはまったく分かっていません。

ただ、イタリアの調査では入院後110日以上経過した時点で20%の人に脱毛が認められたとのことなので、何らかの関連性があるのは間違いないでしょう。

新型コロナによる薄毛の治療法

新型コロナウイルス感染によって薄毛になってしまった場合、どういった治療法が考えられるのでしょうか?

実はこれに関しても「治療法は存在しない」という現実が。そもそも新型コロナによる抜け毛の増加や薄毛のメカニズムが分かっていないため、治療法の確立は現段階では不可能なのです。

そのため現状では経過観察という手段を取らざるを得ないものの、これまでの報告から時間と共に改善する可能性が高いことが分かっています。

多くの場合薄毛や抜け毛の増加が確認されてから2~3ヶ月でこれらは解消されています。新型コロナウイルスによる薄毛は一過性のものである可能性が高いのです。

新型コロナウイルスに感染したうえに薄毛になってしまった際の不安や絶望は計り知れませんが、その多くは時間の経過とともに改善されていくので、過度に恐れる必要はないでしょう。

ただ、一部には後遺症が半年以上続くケースもあります。本当に治るのかどうか分からない状態が半年も続くというのは怖いですね。

新型コロナとAGAの同時進行も

新型コロナウイルスによる薄毛の多くは特に何もしなくても自然と治っていくものという見方が強いものの、注意が必要なケースもあります。それは新型コロナによる薄毛の裏に男性型脱毛症(AGA)が隠れている可能性も捨てきれないからです。

現在のところ新型コロナがAGAの発症を促したり、新興を早めたりといった報告はなされていませんし、AGAの発症・進行は男性ホルモンによって引き起こされることから、こういったことが起きる可能性も限りなくゼロに近いでしょう。

ただ、新型コロナウイルス感染から後遺症発現・解消の期間であるおよそ2~6カ月の間にAGAを発症したり進行したりする可能性は否定できません。

今まで髪の毛に対し無頓着だったものの、薄毛の後遺症によって改めて髪の毛に注意を払うようになった結果、AGAの発症に気が付いた…というケースもあるでしょう。

新型コロナウイルスによってAGAなど進行性の薄毛を発症したり進行を加速させたりといった可能性はほとんどないものの、それによってAGAに気付いたり、後遺症の期間中に進行した結果「新型コロナで薄毛が酷くなった」と感じることはあるかもしれません。

新型コロナによる薄毛への対処法は?

しっかり感染症対策をしていても完全に予防することは難しい新型コロナ。万が一発症に至ってしまい、薄毛の後遺症が見られた場合はどうすればいいのでしょうか?

基本的には「何もしない」がベスト。もちろん新型コロナの治療はしっかりと行ったうえで…ですよ。

新型コロナの治療が終わった後に何らかの後遺症が残ってしまったとしても、現在においてできることは対症療法程度。それぞれの症状に合わせ薬や漢方薬を処方してもらったり生活習慣を変えたりといった方法が主。

一方、後遺症の薄毛に関しては医師はもちろん我々としてもできることは何もありません。というよりは「何もしないほうがいい」といえるでしょう。

元々AGAではない人が新型コロナウイルスの後遺症によって抜け毛が増え髪の毛が薄くなってしまったとしても、ほとんどの場合数カ月には回復します。

にもかかわらず焦ってシャンプーを替えたり育毛剤や発毛剤をすることは避けるべき。本来何の問題もなく髪の毛が生えていた環境を無理に変えてしまうことで何らかの悪影響が出る可能性すらあるからです。

新型コロナになって後遺症により髪の毛が薄くなってしまったとしても、「一過性の後遺症」と自分に言い聞かせ、あえて放置するようにしてください。

いつまで経っても薄毛が治らない場合は

新型コロナの後遺症により薄毛になってしまった…それが本当に後遺症であるなら「何もしない」がベスト。しかし前述したとおりAGAが隠れている可能性もゼロではありません。

その見極めは難しいものの、新型コロナ回復後半年以上たっても薄毛が一向に改善せず、かつ前頭部から頭頂部にかけての毛髪のみが薄くなってきている場合はAGAを疑ってみるべきかもしれません。

AGAが疑われる場合は、医師の判断を仰いだうえで発毛剤の治療を行うことになるでしょう。もちろんそのままでいいなら発毛剤を使用する必要はありません。AGAは健康上の異常ではありませんからね。

治療に使われるのはプロペシアに代表されるフィナステリド内服薬、もしくはザガーロということになるでしょう。AGA治療薬を初めて使う人はフィナステリド、すでにフィナステリドによる治療を行っている場合はザガーロの可能性も。

いずれもAGAに対し高い効果を発揮する医薬品。健康保険を適用できないことから、プロペシアは1カ月7,000円前後、ザガーロであれば10,000円前後と比較的大きな出費となります。

費用対効果を考慮したうえで使用するかしないかの判断をするようにしましょう。

個人輸入という選択肢も

健康保険が使用できないこともあり、日本の医療機関で処方されるプロペシアやザガーロは非常に高価となっています。

安心感に関しては日本の医療機関で発毛剤を処方してもらうのがベストではあるものの、AGA治療薬は年単位で使用することが前提となるため負担は決して小さくありません。

そんな毎月の費用がどうしても厳しいという場合は海外製のジェネリックを使用するという選択肢もあります。実際薄毛に悩む多くの人が個人輸入代行業者を利用して海外製の発毛剤を購入・使用しています。

例えば日本のプロペシアであれば1カ月分約7,000円、ザガーロなら同10,000円ほどの費用がかかりますが、海外製のプロペシアジェネリックであれば1カ月分約1,000円、ザガーロジェネリックは約1,500円で購入できるといった具合。

商品名 内容量 価格 1錠あたりの価格
プロペシア 28錠 7,000円 250円
フィナロイド 100錠 4,157円 29円
ザガーロ 30錠 10,000円 333円
ベルトリド 100錠 7,064円 49円

海外製とはいえ、先進国含め多くの国にジェネリック医薬品を流通させている大手製薬会社製なので、信頼性や安全性も問題ありません。

ただし、新型コロナが関わっているだけに医師の判断を仰ぐことは必須。日本の医療機関で最低一度は発毛剤を処方してもらい、実際に服用してみて問題ないことを確認してから海外製を試すようにしてください。

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