カラーリングやブリーチではハゲない

髪を染める、脱色でハゲない

いつの時代も若い人を中心に人気がある髪の毛のカラーリングやブリーチ。

しかし男性の場合ある程度の年齢になってくると「髪の毛を染めるとハゲるかも…」と二の足を踏むようになる場合も。でも大丈夫、髪の毛を染める・脱色することでハゲることはありません。

とはいえカラーリングやブリーチが薄毛の原因になるという説はいまだはびこっているのも確かですが、髪の毛が染まったり色が抜けたりするメカニズムや薄毛の原因を考えればそれが嘘であることが分かってくるはず。

薄毛の人、もしくはハゲ予防を考えている人も安心してカラーリングやブリーチができるよう、これらでなぜ薄毛にならないのか説明していきます。

カラーリングやブリーチのメカニズム

髪の毛にカラーリングやブリーチをしても薄毛の原因になることはないことを説明するには、まずこれらのメカニズムを知っておく必要があります。

ヘアカラー剤やブリーチ剤は基本的に1剤と2剤に分かれており、髪の毛に塗る直前にこの2つを混ぜ合わせます。これらを行ったことがある人であれば何度も目にしている光景でしょう。

1剤は主にアルカリ剤、2剤は過酸化水素。実はこれ、ヘアカラーもブリーチも成分構成に大きな違いはありません。

カラーリング(染色)とブリーチ(脱色)、まったく逆のことを行っているように感じがちですが、メカニズムはほとんど一緒。違いはヘアカラー剤には1剤に染料が入っている点と、期待する明度によって染料とアクリル剤の比率が違う点。

色が入ったり抜けたりする仕組み

1剤と2剤を混ぜ合わせ髪の毛に塗ると、1剤の中のアルカリ剤が髪の毛を保護しているキューティクルを開きます。

それと同時にアルカリ剤によって2剤の過酸化水素が分解され、そこで発生する酸素が髪の毛のメラニン色素を分解することで色が抜けていきます。

カラーリングの場合はアルカリ剤と過酸化水素によって発生した酸素が染料を発色させ髪の毛の内部に付着、その後キューティクルが閉じることによって色が定着するのです。

髪の毛の色を抜くことに特化しているブリーチと、色を抜きつつ好みの色を入れていくのがカラーリングということになります。

薄毛のメカニズム

薄毛のメカニズム

次に薄毛のメカニズムについて簡単に見ていきます。

男性の薄毛のほとんどは男性型脱毛症(AGA)と呼ばれるもの。後頭部や側頭部はフサフサのまま前頭部や頭頂部、もしくはその両方が薄くなるという特徴があります。

世間一般のハゲはみんなこれ。

代表的な男性ホルモンであるテストステロンと、遺伝によって分泌量が決まる5αリダクターゼという酵素と結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)というより作用の強い男性ホルモンが生成されます。

このDHTが毛乳頭細胞内のアンドロゲンレセプターという男性ホルモン受容体と結合することで脱毛を促す物質が作られヘアサイクルが乱れてしまう。これがAGAのメカニズムです。

ちなみにアンドロゲンレセプターの感受性は、男性が母方から受け継ぐX染色体上のアンドロゲン受容体遺伝子によって左右されるとされます。

つまり男性が薄毛になるかどうかは遺伝によって影響を受ける男性ホルモンと、その感受性によって決まるのです。

カラーリングやブリーチで薄毛にならない理由

これらのメカニズムや仕組みを理解すると、髪の毛のカラーリングやブリーチでハゲることはない理由が見えてくると思います。

AGAの原因はあくまでも男性ホルモンであるDHT。そしてカラーリング剤やブリーチ剤がこれらに影響することはありません。

確かにカラーリング剤が刺激となり、頭皮のかゆみやかぶれの原因になることはあります。しかし、それによって髪の毛が抜け落ちるほどの重度の皮膚炎でも起こさない限り薄毛になることは考えられないのです。

カラーリングやブリーチによって仮に頭皮が多少ダメージを受けたとしても髪の毛はびくともしません。それを言いだしたら男性よりカラーリングを行う機会が多い女性はみんなハゲている。

カラーリングでハゲるは「イメージ」

ヘアカラーやブリーチをやったことがある人であれば、これらの行為によって髪の毛がパサパサになったり痛んだりといったことを経験していると思います。

キューティクルを強引に開かせ、内部の色素を抜いたり染料を定着させたりするのですから、髪の毛に良いはずがありません。

しかしそれはあくまでも髪の毛に対してのこと。

死んだ細胞である髪の毛がどんなに痛もうが薄毛とは無関係。髪の毛が痛むのだから頭皮にも同等のダメージがあるだろうというイメージによって「染髪や脱色はハゲる」という説が定着しているにすぎません。

カラーリング剤やブリーチ剤は頭皮に浸透する?

カラーリング剤は頭皮に浸透するのか

髪の毛のカラーリングやブリーチの悪影響で懸念されるのが「頭皮に浸透しないかどうか」ではないでしょうか?浸透して毛根まで達すれば薄毛の原因になりえそうな印象がありますからね。

結論から言えばカラーリング剤やブリーチ剤は浸透しません

髪の毛を自分で染めたことがある人であれば、薬剤が肌に付着した経験もあるのではないでしょうか?そして皮膚がうっすら染まってしまった人もいるでしょう。

その色、その後どうなりましたか?

毎日お風呂に入っていれば例外なく1~2日で消えているはず。なぜならカラーリング剤は頭皮や皮膚に浸透しないから。

人間の皮膚というのは厚さ0.02mmの角質層と皮脂によって守られています。そして医薬部外品や化粧品はどんなに浸透しても角質層までという原則があります。もちろんカラーリング剤やブリーチ剤は化粧品や医薬部外品。

キューティクルを開かせ色を定着させるカラーリング剤も、角質層を開く力は一切ありません。皮膚に付着した薬剤が角質層のごくごく表面を染めてしまうことはあれど、それはターンオーバーによって短期間で消失します。

カラーリング剤が真皮や皮下組織まで浸透すれば、刺青のように長期間にわたって色が残ります。そうならないのは浸透しないからに他ならないのです。

ちなみに市販の育毛剤も医薬部外品。つまり浸透しない。ゆえに無意味。どんなに高い浸透力を謳っている育毛剤でも端っこの方に小さく「※角質層まで」と書いていることからも明らかです。

現状、医薬品の発毛剤であるミノキシジル以外浸透しないと思って間違いない。

皮膚に炎症がある場合は注意を

男性の薄毛のほとんど占めるAGAに対してはなんの影響もないカラーリングやブリーチですが、元から頭皮に炎症がある場合は注意が必要です。

代表的なものはアトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎。

これらは重症化することで脱毛の原因になることが知られており、カラーリング剤やブリーチ剤の刺激によってさらに悪化する可能性があります。

頭皮にかゆみがあったりフケが出たりする人は、カラーリングやブリーチをする前に一度皮膚科を受診したほうがいいかもしれません。

ただ、世のハゲのほとんどはAGAだから基本的に気にしなくていい。「M字がー」「ザビエル化がー」と感じている人間は100%AGAだから、気にせず染めてOK。

カラーリングには薄毛を目立たなくする効果も

カラーリングやブリーチは我々のハゲを進行させることもなければ、薄毛の原因になることもありません。「ハゲが進行するから」「ハゲたくないから」といった理由でカラーリングを避ける行為は的外れなのです。

むしろヘアカラーによって薄毛が目立たなくなるというメリットも。

髪の毛を積極的に地肌の色に近づけることによって薄毛を目立たなくさせるという手法は広く用いられています。

根本的な解決にはならないけどな。

なにはともあれ、私たちの薄毛の原因は遺伝と男性ホルモン。ヘアカラーリングやブリーチでAGAが悪化することはありませんので、髪の毛への悪影響を気にしている人はこれを機にカラーリングに挑戦してみては?

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