抗がん剤の副作用から読み解く薄毛の原因

抗がん剤と薄毛の原因

育毛サイトや関連書籍、育毛剤やシャンプーを販売する毛髪業界は薄毛の原因として様々な要因を挙げていますよね?しかし、それに疑問を感じる私は抗がん剤の副作用を引き合いに検証してみたいと思います。

抗がん剤は副作用で髪の毛が抜けるが、それと一般的な薄毛は関係ないだろう

そう感じる人も多いと思われ、実際にそれはごもっとも。あくまでもここで書くことは育毛業界に携わり裏側を暴露している私なりの個人的な見解なので、医学的な根拠もデータもありません。

ただ、個人的に育毛に携わる人間が口を揃えて主張する薄毛の原因に大きな疑問を感じるため、抗がん剤の副作用から真実を読み解きたいと考えただけで、「こういう考えもあるんだなー」というおおらかな目で見て頂ければと存じます。

薄毛を引き起こすとされる主な原因

健康で副作用ある薬の服用などもない男性が薄毛になる原因は、5αリダクターゼとテストステロンが結びついて生成される男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」というのが医学的に唯一認められたもの。

しかし、育毛サロンや育毛剤、シャンプーなどを販売する毛髪業界のメーカーや、育毛関連サイトなどの言い分を見ると非常に様々な原因を挙げています。

主だったものをピックアップすると…

  • ■食生活の乱れ
  • ■睡眠不足
  • ■ストレス
  • ■喫煙
  • ■肥満
  • ■過度な飲酒
  • ■運動不足
  • ■過度な運動
  • ■紫外線
  • ■自慰
  • ■高級アルコール系洗浄成分のシャンプー
  • ■皮脂
  • ■長時間のスマホやPCの使用(眼精疲労)
  • ■活性酸素

…もうね、挙げだしたらきりがないくらい。

これらがなぜ薄毛を引き起こすかというと、多くは頭皮への血行不良や栄養の欠如、毛穴の詰まり、活性酸素の発生などに集約され、そう聞くと多くの人は「確かに薄毛になってもおかしくないな」と納得してしまうでしょう。

喫煙にDHTを増やすという論文が一部存在する以外、これらに医学的根拠は一切ないものの、主に育毛に関わる各方面で当然のように語られ、かつ高額な報酬が貰える育毛剤を売ろうと多くの育毛関連サイトが右へならえで同様の事を書いた記事を量産しているため、これがあたかも根拠の伴う原因のように語られています。

これらの真偽はさておき、ここでひとつ大きな疑問が生まれる。

生活習慣や喫煙、ストレスなど全身に影響が及ぶものが薄毛を引き起こすとするなら、それは髪の毛のみならず全身の毛が抜けなければおかしいのではないかと。

抗がん剤ではすべての毛が抜ける

ここで本題の抗がん剤が出てきます。

強い抗がん剤になると副作用で髪の毛が抜けるというのは誰もが知っている有名な話だと思います。実はこれ、髪の毛のみならず全身すべての毛が抜けます。眉毛やまつげ、ヒゲはもちろん、すね毛も下の毛もすべてです。

抗がん剤は血液に乗って全身に行き渡り、がん細胞のみならず正常な細胞にも影響を及ぼしてしまうため、細胞分裂が活発な毛母細胞は特に影響を受けやすく脱毛してしまいます。

勘のいい方はもう気付いたかな?

そう、全身に影響を与える抗がん剤で全身の毛が抜けるなら、薄毛の原因とされ全身にも影響を与えるはずの食生活の乱れや喫煙、飲酒、運動不足、ストレス諸々でも全身の毛が抜けなければ説明がつかないと思いませんか?

他の毛には一切影響がないのに、なぜ髪の毛だけ抜ける?

「生活習慣や喫煙など様々な理由でDHTが増えるんだろ」と言う人もいるでしょう。しかしタバコでDHTが13%増えるというデータがある以外、食生活や運動不足、活性酸素などでDHTが増えるなんてデータも根拠も存在しませんし、そんなこと書いている記述も目にしたことはありません。

血行不良や栄養不足などで毛が抜ける根拠を示せ

上で挙げた薄毛の原因とされる様々な理由の中で、睡眠不足やストレス、喫煙、肥満、運動不足、眼精疲労は頭皮への血行が滞り栄養や酸素が行き渡らないことが理由で薄毛になるとされています。

食生活の乱れや自慰は髪の毛の成長に必要な栄養の欠如を、紫外線や過度な運動、ストレス、喫煙は老化を促進させる活性酸素を増やし毛母細胞やも毛乳頭細胞が酸化、薄毛に繋がるとも。

こういったことを平然と広めているサイトや毛髪業界の人は、どういった根拠があって言っているのか示してほしい。

そして、全身に及ぶはずのこれら悪影響がなぜ髪の毛のみに作用するのかも。

ミノキシジルの影響は全身に及ぶ

最強の発毛剤として名高いミノキシジル内服薬…いわゆるミノキシジルタブレットが本来高血圧の人に向けた血管拡張剤であることをご存知の方も多いと思います。

ミノキシジルを服用した患者の多くに多毛症の副作用が出たため、それを逆手にとって発毛剤として使用するようになった経緯があります。

ミノキシジルタブレットは強力な発毛剤ではあるものの、発毛メカニズムは毛母細胞や毛乳頭細胞の増殖や分裂を促すことによる多毛症なので、髪の毛のみならず全身の毛が濃くなるという特徴があります。

このように、全身に影響が及ぶものであれば毛が生えるにしろ抜けるにしろ、それは体のいたるところで起こるのが自然なはず。抗がん剤然り、ミノキシジル然り。

余談ですが、フィナステリドやデュタステリドが全身の毛に影響を及ぼさないのは、頭頂部や前頭部のみ薄毛にするDHTを作り出す5αリダクターゼの阻害効果に特化しているから。ただし、同じくDHTが原因で引き起こされる前立腺肥大症を抑制する効果はあります。…というか、元々はそのために薬だしね。

このように、薄毛の原因にDHTを直接増やすような作用がない限り、その効果は全身の毛に影響に及ぶと考えるのが自然。

しかし当たり前のように語られる生活習慣の乱れや喫煙、ストレスなどで体の毛が抜けるなんて話は聞いたことがなく、“なぜか”髪の毛のみに作用するらしい。

AGAの原因はあくまでもジヒドロテストステロン

冒頭の方でもサラッと書きましたが、男性の薄毛の9割を占めるのは男性型脱毛症(AGA)で、これの原因は5αリダクターゼが作用して作られるDHTです。

そして、この5αリダクターゼの分泌量や感受性は遺伝によって決まります。

つまり、少なくともAGAに関しては5αリダクターゼやDHT以外の要因が関わる余地はほとんどないと言っても過言ではありません。

では残り1割にあたる他の原因の薄毛はどうか?

ここには円形脱毛症や脂漏性皮膚炎などによる薄毛が相当数入っていると思われ、これに関してはストレスが関係している可能性も多少はあります。ただ、かつてストレスが原因とされた円形脱毛症も現在は自己免疫疾患が有力な説ですが。

AGAにあたらない薄毛に関しては生活習慣による薄毛であっても不思議ではないと感じるかもしれません。しかしここまで散々書いてきたように、そういったもので薄毛になるのであれば全身の毛が薄くならないと説明がつかないのではないでしょうか。

薄毛と生活習慣はほとんど関係ない気がする

抗がん剤の脱毛が全身に及ぶことに着目し、巷で当たり前のように語られる薄毛の原因を否定してみましたが、いかがだったでしょうか。

ここまで書いてきたことは私が個人的に感じている事であり、薄毛の原因の多くに明確な根拠がないのと同様に、ここで書いている私の主張に関してもハッキリとした根拠や医学的な裏付けはありません。

抗がん剤の副作用と薄毛の原因を同列に語るなど見る人が見れば失笑ものかもしれませが、こういった考え方もあるんだなと広い心で見て頂ければと存じます。

まあ、毛髪業界がハゲの足元を見て金儲けに走っているのは間違いないがな。

色々と挙げている薄毛の理由についても、5αリダクターゼとDHT以外は「AGAの原因」とは絶対に書かず、あくまでも「薄毛の原因」としているのは、“可能性”という逃げ道を作るためのものだろう。いわゆる言葉のマジックってやつだ。

薄毛を気にして情報を探している人間のほとんどはAGAなのに、AGAとは関係ない理由を書き連ね、しかもそれは的外れときた。

ハゲ舐めんなよ、ほんと。

…これまで書いてきたことには私の主観や偏見が多分に入っており、その内容を保証するものでは決してなく、参考程度に…というのもおこがましいレベルのもの。ちょっとした息抜きとして楽しんでいただけたなら幸いです。(建前)

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