薄毛や抜け毛予防法はほとんど存在しない
薄毛は人生を大きく狂わせます。
特に恋愛において悪影響が大きいとあって、薄毛や抜け毛の多さを実感している人は、それをどうにか食い止めようと予防や対策に力を入れているのではないでしょうか。もちろん将来薄毛にならないよう予め予防しているケースもあるでしょう。
その際にどういった予防法を取り入れていますか? またどういったメディアから情報を仕入れようと考えていますか?
巷には薄毛や抜け毛に関する様々な予防法が提唱されています。しかし、実はほとんどが何の根拠もない気休めという現実が。
薄毛や抜け毛の予防について、その真相を語っていきたいと思います。
巷に溢れる薄毛や抜け毛の予防法
インターネット上で「薄毛 予防」と検索すると実に多くのサイトがヒットします。やや胡散臭い個人のブログから、名のある企業の公式サイト、AGAクリニックなどなど実にバリエーション豊か。
一方、そこで語られる予防法はお決まりの文言が並んでいますよね。食生活の改善、生活習慣の改善、ストレス解消、運動、睡眠時間の確保、禁煙、適度な飲酒、適切な洗髪…このあたりが定型文。
中には商品を売りたいがために高価な育毛剤やシャンプーを予防的に使用することを勧める悪質なものも。
その内容を見てみると、一見理にかなっているように感じます。髪にストレスを与えず、成長に必要な栄養を摂り入れるという結果に収束することもあり、薄毛の予防に効果的な印象を受けるでしょう。
しかしそれで本当に薄毛が予防できれば苦労はしません。これら予防法にはエビデンス(科学的根拠)は一切なく、「なんとなく髪の毛に良さそう」という憶測を掲載しているに過ぎないのです。
そんな間違った情報も信じる人が多ければ“事実”として語られるようになり、それが結果として多くのサイトや人間が同じことを言う・書くという状況を生み出す昨今の状況を作り出しています。
薄毛の予防法は嘘ばかり
巷に溢れる薄毛や抜け毛の予防法がなぜ意味がないのか? 代表的な薄毛予防法をピックアップしつつ、科学的根拠に基づき否定する理由を詳しく解説していきましょう。
食生活の見直し
人間の体は食べ物でできています。食物から栄養を吸収し、それによって体の組織を維持・更新していっていると言っても過言ではないでしょう。
それは髪の毛も同様であるため、栄養バランスが取れた食事を心がければ薄毛や抜け毛の予防に繋がる気がするのも無理はありません。
しかし現実は違います。そもそも食生活は薄毛に影響しないのです。
自炊、親の手料理、弁当、外食…普段食べている食事の形態は人によって様々でしょう。そのため摂取している栄養素の量も人それぞれ。それでも髪の毛の成長が阻害されるほど栄養が偏ることはまず考えられません。
育毛に欠かせないとされる栄養素として、アミノ酸(たんぱく質)、亜鉛、ビタミンB群が真っ先に挙げられます。アミノ酸は髪の毛を構成するケラチンとなり、そのケラチン合成に亜鉛やビタミンB群が必要になります。
これら栄養素、適当に肉類を食べていれば十分補うことができます。食生活が乱れている人の多くが大好きな牛丼やハンバーガーといったジャンクフードに使われる安価な牛肉にもれなくたっぷり含まれているのです。
米や麺、パンといった炭水化物ばかり食べている場合ですら、これら栄養素が極端に不足することはない。
適当で雑な食事をしていたって薄毛になることはなく、それは裏を返せば栄養バランスを整えたからといって薄毛の予防にならないことを意味しています。
もし極端な栄養不足により薄毛になるというのであれば、髪の毛と同じくケラチンで作られる爪や全身の体毛も薄くなってくるはずです。しかし飽食である現代社会においてそんな人はまず存在しませんよね。拒食症であれば別ですが。
実際、男性型脱毛症(AGA)の専門家に話を聞くと「栄養バランスを考えた食事をしましょう」なんて馬鹿げたことを言う方はほとんどいない。もしそんなことをのたまう医師がいれば“ヤブ医者”と思って間違いなし。
なぜならAGAの原因はあくまでも男性ホルモンの一種である「ジヒドロテストステロン(DHT)」であり、食事や栄養バランスとは全く関係がないからです。
適度な運動
適度な運動を取り入れることが薄毛の予防に繋がるとされる大きな理由は、血流を改善し頭皮の血行を良くするため。血行が良くなれば髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が十分供給されるという仕組みらしい。
しかし残念ながら頭皮の血行と薄毛は全く関係がありません。当然ながら運動をしても薄毛や抜け毛の予防や改善には一切繋がりません。
世の中のハゲをよく見てください。ほとんどの場合側頭部や後頭部がフサフサで、前頭部から頭頂部にかけてのみ薄くなっていることでしょう。それは男性の薄毛のほとんどを占める男性型脱毛症(AGA)だからです。
前頭部から頭頂部がスカスカで側頭部や後頭部はフサフサ…この状況下において「血行が悪いから薄毛になっている」というのは、どう考えても道理に合わないと思いませんか?
いや、横と後ろはフサフサじゃん!血行関係ないじゃん!
男性の薄毛のほとんどがAGAである事実ももちろんですが、頭皮の血行不良により引き起こされる薄毛というのは存在しません。もし本当にそういったものがあるのであれば、科学的・医学的根拠を示してほしいものだわ。
そもそも毛の成長が阻害されるほど頭部への血行が悪くなれば、脳への酸素供給がおぼつかず意識を失う気がするのだが…
薄毛の原因が血行不良でない以上、運動などで頭皮の血流を多少良くしたところで予防や改善効果などあるはずもないですよね。
禁煙
たばこには血管を収縮させる作用があり、頭皮の血流を悪化させ栄養や酸素の供給量が少なくなるため、薄毛の要因になりうる…という話はよく聞きます。だから禁煙は薄毛の予防・改善に役立つのだと。
ただし、これは前述の運動と同様にまったく意味はありません。たばこを吸った結果血流が悪くなり髪の毛の成長が阻害されるというのであれば、全身の毛という毛が薄くならなければ理屈が通りません。
一方、喫煙によりAGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)が13%増えるというハーバード大学公衆衛生学部のデータが存在するのも確か。これが本当であればたばこはAGAの要因になりうるという説に説得力も。
ただし、喫煙とDHTの関係を調べたものはこの1件しか存在しませんし、このデータに関しても「研究報告」であり必ずしも科学的根拠があるとは言い切れません。
とはいえ、薄毛の予防や改善うんぬんの前に体にとってタバコをやめた方がいいのは100%間違いない事実ですけどね。
ストレスを溜めない
「そんなにストレス溜めるとハゲるよ」
よく耳にする言葉であり、またストレスと薄毛の関係性は長く信じられてきたこともあって半ば常識化している面も。でも残念ながらストレスを溜めない生活を送ったからといって薄毛予防にも改善にも繋がりません。
そもそもなぜストレスと薄毛が結びついたのか?
強いストレスに晒されることによって自律神経が乱れ交感神経が優位になる時間が増えた結果、緊張状態が続き頭皮の血行が悪くなるというもっともらしい説もあります。
しかしそれはおそらく後付けのもの。実際はもっと単純な理由…そう、かつて円形脱毛症は強いストレスによって発症すると考えられていたことから「ストレス=ハゲ」というイメージが定着したと考えられます。
しかし基本的に私たちの薄毛は円形脱毛症ではありません。そもそも円形脱毛症はストレスが直接的な原因ではなく、自己免疫疾患であることが分かってきています。ストレスは数ある要因のひとつでしかないという説が有力。
私たちを悩ませるAGAとストレスは全くの無関係なので、ストレスを溜めないよう努力したところで薄毛や抜け毛の予防にはならないのです。
今となっては、ストレスを溜めないことが円形脱毛症の予防効果なるかどうかすら怪しい。
まあ、健康面その他もろもろを考えれば、喫煙同様ストレスは溜めないに越したことはありませんけどね。少なくとも薄毛とは関係ない。
正しいシャンプー
髪の毛をいたわるためにシャンプーのやり方に気を付けている人も多いのではないでしょうか。正しい洗髪法により薄毛を予防できるという何の根拠もない話が巷に溢れていますしね。
そもそも理想的とされる髪の毛の洗い方はというと…
- 入浴前にブラッシングをする
- シャンプーを付ける前に30秒ほどお湯で素洗いをする
- 絶対に爪は立てず指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗う
- シャンプーが残留しないようしっかりとすすぐ
- 入浴後は速やかに乾かす
…このあたりでしょうか。
確かにこれをやっておけば間違いはありません。しかしこれをやらなかったからといって薄毛になったり抜け毛が増えたりといったこともないのです。
髪の毛というのは薄毛でなくても1日50~100本くらいは抜けます。裏を返せば本来抜けるはずだった髪の毛以外は多少荒く扱ったところで抜けることはありません。仮に切れたとしてもすぐ生えてくるしね。
極めて過酷な頭皮環境であるホームレスだからといって特別薄毛が多いわけではないように、洗髪法ごときが薄毛に影響を与えることなど考えられないのです。男性ホルモンが原因のAGAであればなおさら。
そもそも抜け毛予防とか意味が分からん。
抜け毛が増えた結果薄毛になると思っている人もいるかもしれませんが、健康な人であれば髪の毛が抜けようが切れようがすぐに生えてくる。多少抜け毛が多くたって薄毛に見えることはまずない。
一方、薄毛であれば抜け毛は当然増えます。そして抜けた後に生えてくる保証もない。だからといって本来抜けるはずの髪の毛を維持することは不可能。
基本的に抜け毛というのは抜けるべき運命にある髪の毛であり、それを予防しようとしたところで何の意味もない。健康ならまた生えてくるし、薄毛なら刺激を与えないよう気を付けても早晩抜ける。
また、シャンプー自体にこだわるのも意味はありません。
育毛剤に入っているような成分やアミノ酸系洗浄成分を配合し、無駄に高価なスカルプシャンプーが多数存在するものの、こんなものに何の意味もありません。高いだけで気休めにもならない。
ミノキシジルとフィナステリドを配合したフォリックスFR-S1や、発毛したというデータも存在するケトコナゾール配合のニゾラールシャンプーならまだしも…まあこれらですら明確な発毛根拠はありませんけどね。
薄毛に関しても、シャンプーのやり方次第でどうにかなるはずがありません。遺伝や男性ホルモンの影響による薄毛をシャンプーでどうしようと?
シャンプーで薄毛や抜け毛を予防する…常識的にはありえない。
薄毛の予防は不可能なのか?
薄毛や抜け毛の予防に関して散々否定してきましたが、では薄毛を予防することは完全に不可能なのでしょうか?
少なくとも科学的根拠のある薄毛の予防法というのは存在しません。なぜならそういった研究はほとんど行われていないから。
薄毛というのは、いつ起こるか誰にも分りません。遺伝的要素がほとんどを占めるとはいえ、親族や親がハゲだからといって必ず薄毛になるわけではありませんし、薄毛になるとしてもそれがいつなのかは分からないのです。
そんな状況下において予防を科学的に立証することは極めて困難なのはいうまでもありません。薄毛ワクチンとかあれば最高なんですけどね。
薄毛予防効果の可能性がある“肥満防止”
前述したとおり食生活や生活習慣の改善ごときで薄毛を予防することは基本的にできません。なぜなら男性の薄毛のほとんどを占めるAGAは遺伝によるところが大半だから。
AGAの原因である男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の感受性は母方から受け継ぐX染色体から遺伝し、DHTを作り出す5αリダクターゼの分泌量も遺伝によって決まってしまいます。
多くのサイトでは薄毛予防法として生活習慣や食生活の改善を挙げていることでしょう。しかしその中でその根拠となるデータに言及しているものはありましたか? おそらく喫煙とDHTの関係以外は皆無のはず。
何度も言うようですが、生活習慣や食生活の改善で薄毛は予防できないのです。
しかし、肥満に関しては見方がちょっと違います。というのも、肥満が原因で引き起こされるメタボリック症候群と薄毛には相関性があるとするデータが存在するから。
メタボリック症候群の代表格である高血糖や高血圧は、いわば常に血管にダメージを与え続けている状況。結果動脈硬化を促進させ様々な合併症を引き起こします。その中に薄毛も含まれているのではないか…という説が。
ここでの薄毛がイコールAGAなのかどうかまでは分かりませんし、それを否定するデータも存在します。関係があるというデータと関係がないというデータが混在しているのです。
しかし、明かな肥満…いわゆる“激デブ”に薄毛が多いというのは私自身も実感しているところ。そういった背景から、肥満を避けることは薄毛予防に一定の効果があるかもしれません。
肥満を避ける…それはつまり生活習慣や食生活の改善が必要になります。バランスの良い食事や血行促進で薄毛は予防できませんが、それが結果として肥満防止に繋がるならあるいは…といったところでしょうか。
とはいえこれはあくまでも可能性のひとつ。複数の研究により関係性が示された結果も存在するという程度。現状では明確な科学的根拠はないんですけどね。参考までに。
予防的な育毛剤・発毛剤の使用は?
「親がハゲていて、自分もいつ薄毛になるか分からないから、予防的観点から育毛剤や発毛剤を使っておこう」と考える人もいるかもしれません。
しかしそれは基本的におすすめできません。
そもそも医薬部外品の育毛剤では薄毛の治療はもちろん予防することすらできません。当然ながら医薬部外品の育毛剤には薄毛を改善したり予防したりする科学的根拠は一切なく、AGAに対し完全に無力なのです。
じゃあAGAの治療効果が認められている発毛剤ならどうなのか?
確かに薄毛になる前からフィナステリドやデュタステリドを服用したり、ミノキシジル外用薬を塗布したりすれば一定の予防効果はあるかもしれません。というかあるでしょう。
しかし、前述したように薄毛はいつ誰に襲ってくるか分かりません。明日ハゲが発覚するかもしれないし、10年後20年後かもしれない。一生ハゲない可能性もある。
そんな状況において副作用の恐れがある発毛剤を使うというのは、健康面はもちろん金銭面においてもできれば避けたいところ。
とはいっても、薄毛の予防目的でフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛剤を使用している人が一定数いるのも確か。個人輸入で安価な発毛剤が手軽に手に入ることも大きな要因か。
どうしても薄毛予防目的で発毛剤を使用したいのであれば、発毛剤の中でも特に信頼性が高く、また副作用も比較的軽微なフィナステリド内服薬かミノキシジル外用薬に留めるべきでしょう。
ただ、日本の医療機関で処方してもらうプロペシアや、薬局で購入できるリアップX5プラスネオあたりだと1ヶ月7,000~8,000円の費用がかかるため経済的に厳しいというのが実情。
一方、海外製に目を向けると、プロペシアジェネリックであるフィナロイドであれば1ヶ月1,000円もかかりませんし、リアップX5プラスネオと同じミノキシジル5%のリグロースラボM5なら1ヶ月1,700円。このあたりが候補になるでしょう。
基本的に発毛剤は薄毛を認識してから使用するべきものではあるものの、薄毛を自覚する頃には半数近くの髪の毛が失われているという報告もあるため、フサフサを維持したいのであれば予防目的も致し方ないのかもしれません。
薄毛の人の多くは予防軽視に後悔
最後に、薄毛予防に関して興味深い調査結果を掲載しておきましょう。
それは薄毛に悩む男女に対し、過去の薄毛対策や予防についてアンケートを実施したもの。かつて存在した大手育毛サイト「ヘアラボ」と、胡散臭い育毛剤NO.1のアレを販売するメーカーなどが参加。
記事内容の信憑性はさておき、薄毛や育毛関連の情報を網羅しすることで、薄毛関連の情報を調べると必ずと言っていいほど上位に表示されていたヘアラボ(旧ハゲラボ)…懐かしいですね。
このアンケートの注目ポイントは2つ。
- 「もっと若い頃から薄毛対策をしておけば良かったと思うか?」
- 「本来薄毛の程度がどのくらいの時期から薄毛対策をすべきだったか?」
…というゲスな質問をしている点が興味深い。育毛剤メーカーが参加していることから、予防目的で自社の商品を使ってねということなんだろうが…
結果としては約8割の男性が「もっと若い頃から薄毛対策をしておけばよかった」「薄毛が気にならない時期から予防しておくべきだった」と回答しています。
この結果を鵜呑みにするなら、多くの人は薄毛になってはじめて事の重大さに気付いた…ということになる。まあその気持ちは痛いほど分かる。痛いほど分かるぞ!
後悔先に立たずですけどね。
サイトを巨大化し育毛剤の広告で稼いでいたヘアラボと、高い報酬をぶらさげ育毛サイトオーナーに提灯記事を書かせまくっている育毛剤メーカーのアンケートとあって誘導尋問的な印象も受けるが…
この中で薄毛の人が実際に行っている薄毛対策として1位が頭皮マッサージ、2位が育毛剤の使用、3位シャンプー・コンディショナーを変える…という、総じて的外れな対策をしている点は興味深い。それじゃハゲは治らん。
まあ育毛剤メーカーサイドのアンケートですから…お察し。
ただ、薄毛になってから「あの時ああしておけばよかった」と後悔するという点に関しては同意せざるを得ない面も。
現実的に予防法は限られますが、その中でより良いものを実践したいところ。
薄毛・抜け毛予防のまとめ
ここまで読んできた訪問者の中で、私が書いてきた内容に信憑性を見出すことができる人であれば、薄毛予防がいかに難しいか感じ取っていただけたと思います。
その中で科学的根拠がある薄毛の予防法というのはフィナステリドやミノキシジルといった発毛剤の使用しか存在しないと考えられます。
ただしこれも発毛剤本来の使い方とは異なる。発毛剤は“AGA治療薬”であり“予防薬”ではないため、厳密には薄毛予防の科学的根拠はないと言うべきなのかもしれません。それでも最有力なのは確か。
それ以外で予防効果に微かながら期待を持てるものといえば、肥満の解消・防止と禁煙くらいでしょうか。どちらも若干のデータがあるとはいえ調査報告レベルなので気休め程度ですけどね。
一方、食生活や生活習慣の改善やストレス解消、頭皮の血行促進などが薄毛予防に繋がると感じている人に対し、「私の話を信じろ」と無理強いするつもりはありません。気が済むまでやってみればいいかと。
しかし、そういった方は今一度現実を直視するようにしてください。
「薄毛」と一口に言ってもその原因はAGAや円形脱毛症、脂漏性皮膚炎、ひこう性脱毛症、薬の副作用など様々。
それらはそれぞれ治療法や予防法が大きく異なり、脂漏性皮膚炎やひこう性脱毛症であればケトコナゾール入りのシャンプーを使用することで予防・改善が見込めるのも確か。そう、洗髪で予防効果が期待できるのです。
ですが、私たちを悩ませ恐怖に陥れる薄毛・ハゲのほとんどはAGAというのが現実です。「すだれ」も「かっぱ」も「バーコード」も「落ち武者」も「角野卓三」も「斉藤さん」もすべてAGAなのです。
そんなAGAの予防には、AGA治療薬である発毛剤の使用以外にこれといったものは存在しません。それについても本来の用途とは違いますけどね。
ネット上の間違った予防法に惑わされ、時間とお金を無駄し取り返しがつかない状態になってしまうことだけは避けてほしいと感じています。
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