発毛剤を批判するサイトは信用するな

発毛剤批判は信用するな

薄毛が気になっている、どうにかしたいと考えている人であれば、1度や2度はプロペシアやミノキシジルといった発毛剤を検索にかけて調べると思います。しかし上位に出るのは批判・否定的なものばかり。なぜだと思いますか?

プロペシアやザガーロといった発毛剤は、日本国内において医師の処方が必要な医薬品なので、常識的に考えればこれほど信用のできるものは存在しないはずなのですが…

副作用ばかりを強調し、かつ発毛効果も大したことないように書き連ねるサイトも多く、大半の育毛関連サイトはそういった傾向にあります。そういった記事を目の当たりにし、発毛剤の使用に不安を抱いている人も多いのではないでしょうか?

日本では必ず医師の処方を受ける必要がある発毛剤がこれほどまでに叩かれる理由とは? そして発毛剤批判を展開する育毛関連サイトにはどういった裏事情があるのかについても詳しく紹介していきます。

なぜ発毛剤はこれほどまで批判されるのか?

デュタステリドに関しては日本と韓国のみが発毛剤として承認しているに留まりますが、フィナステリドとミノキシジルに関しては世界中の国々で男性型脱毛症(AGA)を改善させる薬として承認されています。

それだけに発毛を裏付けるデータも豊富であり、薄毛を治したいのであれば確固たるエビデンス(科学的根拠)が存在するフィナステリドかミノキシジルを使用する以外に選択肢はないはず。

にもかかわらず、プロペシアやザガーロなどの発毛剤を調べると検索上位には批判的な記事を書いた育毛系サイトが数多く表示されます。この裏にはどういった理由が存在するのでしょうか?

育毛剤の報酬は桁違いに高い

結論から書くと「」。この一言に尽きます。

ある程度のアクセスを集められる育毛系サイトであれば、そのサイト経由のリンクから育毛剤を1本為替ることにより5,000~20,000円くらいの報酬をメーカーから受け取ることができるのです。

一方、医療機関で処方されるプロペシアやザガーロをおすすめしても報酬は一切発生しませんし、当サイトのように個人輸入を用いた安価な発毛剤を紹介しても、報酬は200~500円程度にしかなりません。

つまり、育毛剤を1本売った際の報酬と発毛剤を30~50個売った際の報酬はほぼイコールなのです。「医療機関で処方される発毛剤を使用しましょう」などと正論を書いた日にゃ1円も入ってきませんよ。

こういった背景を鑑みれば、効率良くお金を稼ぐには育毛剤を積極的に紹介して買ってもらった方が良いに決まっていますよね。

しかし、薄毛に対する改善効果や発毛効果に一切のエビデンスが存在しない育毛剤と、確かなエビデンスを携え医療機関で処方される発毛剤では、その効果は雲泥の差…というか比べるのも馬鹿らしいレベル。

そのため、発毛剤のデメリット部分だけをピックアップし、そこに集中砲火を浴びせるのです。いわゆるネガティブキャンペーンですね。

■副作用という都合の良い批判対象がある

プロペシアの主成分であるフィナステリドやザガーロの主成分デュタステリド、外用にも内服にも使われるミノキシジルは、その強力な効果がゆえに副作用のリスクが存在します。

発毛剤に限らず、医薬品である以上副作用は必ず存在するのです。

フィナステリドやザガーロであれば、男性ホルモンの生成を阻害することによる性欲減退や勃起障害など性機能障害が代表的な副作用になり、ミノキシジルは内服することにより低血圧やめまい、動悸といった副作用が出る可能性があります。

男性にとって性機能障害は避けたいところでしょうし、動悸やめまいといった副作用もちょっと怖い…

そういった消費者の心理を増幅させ「発毛剤は怖いもの」という印象を植え付けつつ、育毛剤のメリットを並べ立て育毛剤購入に導く…それが育毛系サイトや育毛剤メーカーの常套手段なのです。

発毛剤の副作用のみを取り上げ必死になって叩いたところで、AGAや薄毛に対し育毛剤が無力な点は変わりないんですけどね。

発毛剤の副作用は怖くない

育毛系サイトを中心に発毛剤の副作用を過度に叩いているとはいえ、フィナステリドやデュタステリドといった発毛剤に副作用があることは紛れもない事実です。

しかし過度に恐れる必要はありません。下図のザガーロ承認時に提出された臨床試験の結果をご覧ください。

発毛剤の副作用

これを見ると、フィナステリドやデュタステリドの副作用発現率は20%前後であることが確認できます。20%前後…それなりに高い数字のような印象を受けますよね。

しかし、プラセボ群…つまり偽薬を用いた人にも15%ほどの副作用が見られる点に注目してください。フィナステリドやデュタステリドを服用したわけではないにもかかわらず15%の人が副作用を訴えている…おかしな話ですよね。

これは「ノセボ効果」というもの。

例えば医師に「治療薬」として何の効果もないただのラムネを処方されたとしても、「薬を飲んだ」という思い込みにより症状が改善する「プラセボ効果」をご存知の方は多いと思います。

一方、薬を飲んでもいないのに思い込みによって副作用などネガティブな効果が発現するのが「ノセボ効果」。新型コロナウイルスのワクチンが出回った際にはノセボ効果による副反応について一時ニュースで取り上げられたことも。

ザガーロの臨床試験において、プラセボ(偽薬)を服用したにもかかわらず15%もの人に副作用が出た…つまり、性機能障害などの副作用があると強く思い込んだ結果、薬を飲んでいないにもかかわらず副作用が現れた人が15%もいるということ。

プラセボを服用した人達ですらノセボ効果により15%もの副作用が出ているのですから、フィナステリドやデュタステリドを飲んだ群にもノセボ効果による副作用がかなり含まれると見るのが自然でしょう。

そうなると、20%前後の副作用発現率となっているフィナステリドやデュタステリドの実際の副作用発現率は5%程度とみていいのではないでしょうか。

この副作用発現率5%というのは、1999年に承認されたプロペシアの臨床試験結果と同様の数字。そういった背景からこの5%の副作用発現率は信憑性が高く、そう考えれば発毛剤の副作用というのはそれほど恐れるものではありません。

しかし副作用のリスクがあることは紛れもない事実で、副作用がほとんど存在しない育毛剤にとっては発毛剤を叩くためのかっこうの材料なのです。

ただし、育毛剤には副作用が無いかわりに発毛効果も一切ありませんけどね。

育毛剤の方がはるかに報酬が高く、しかも発毛剤には副作用という絶好の批判材料がある…それが発毛剤が過剰に叩かれる理由なのです。

発毛剤批判はハゲに対する最大の裏切り行為

しかし考えてみて下さい。

個人輸入を用いない限り医療機関でしか処方されない医薬品の発毛剤と、何の発毛根拠もなく誰でも買える育毛剤…冷静に考えてどちらを信用しますか?

薄毛に限らず様々な病気には、病院での治療…いわゆる標準治療に加え、エビデンス(科学的根拠)が定かではない高額な民間療法が存在します。そして民間療法を行う人間の多くは病院での手術や投薬の危険性をこれでもかとアピールします

特に命がかかった癌には、手術ではどうにもならない末期の患者の藁をもすがる思いに付け込み、言葉巧みに民間治療に誘い私腹を肥やしている現実が。

そう、患者の絶望感が大きければ大きいほど、こういったエビデンスのない民間治療に騙されやすくなるのです。それは、ある意味で“男”としての終焉を意味しかねないハゲ・薄毛も同様。

でも、まともな思考の持ち主なら民間療法の胡散臭さを感じ取ることができますよね。しかし、薄毛という現実を突きつけられた絶望感に加え、発毛剤に対する不安や恐怖が重なり、正常な判断ができなくなっている人が多いのもまた事実。

そんな人をターゲットに、金を稼ぎたい悪意ある人間が医療機関での治療(発毛剤)のデメリットばかりを誇張、徹底的に批判し、一方で発毛効果の根拠がない育毛剤を、何の根拠もない理由を並べ立て猛プッシュするのです。

しかしこれは薄毛に悩む人間への最大の裏切り行為ですよね。

本当に髪の毛が生える発毛剤の存在を否定して、髪の毛が生えないものを売り込もうとするのですから。自分達の利益のためなら私達のハゲなどどうでもいい…それが育毛系サイトや育毛剤メーカーの本音なのです。

病気にしろ薄毛にしろ早期の治療が何より重要だというのに、無駄な回り道をさせて、結果手遅れになっても知らん顔。こんな非人道的な商売が成り立っているあたり、腐った業界なのだなと感じずにはいられません。

正しい情報を発信しているサイトを見極めよう

大半の育毛関連サイトはチャップアップやフィンジアなど、高報酬が望める育毛剤を積極的に紹介しつつ、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛剤を批判する記事を展開しています。

しかし、中には発毛剤のメリットデメリットを明確にしたうえで、薄毛やAGAを改善させるためには発毛剤以外選択肢がないとしっかり伝えている良心的な育毛・発毛関連サイトも存在します。

しかし、サイト訪問者に育毛剤を買わせた際にメーカーから貰える報酬の高さから発毛剤を勧めるサイトは少なく、大半はプロペシアやザガーロ、ミノキシジルの副作用ばかりを誇張し「危険」とまで書く始末。

私から言わせてもらえれば、「高額報酬欲しさに嘘を並べているお前のサイトの方がはるかに危険だよ」という感じですけどね。

とはいえ、これまで書いてきたように発毛剤を勧めるサイトは少なく、むしろ私が書いていることこそが「嘘」なのではないかと感じる人もいるでしょう。もしそう感じるようであれば、フィナステリドやデュタステリドで検索してみてください。

近年はGoogleの意向により医療に関する情報は信頼性の高い医療機関を上位に表示するようになっているため、発毛剤で検索すれば正しい情報を取得することができるはず。

そうはいっても検索上位に表示される医療機関は、育毛メソセラピーやハーグ療法など怪しい薄毛治療を積極的に展開しているAGAクリニックが大半なんですけどね。それでも育毛剤を勧めるサイトに比べれば100倍まし。

金目的が透けて見えるAGAクリニックとはいえ、医師が経営する医療機関であることにかわりなく、発毛剤のメリットデメリットについては正しい情報を発信していますからね。腐っても医師…といったところでしょうか。

一応信頼できる育毛関連サイトの特徴を挙げておくと…

  • エビデンスに基づいた発毛剤の高い発毛効果をしっかり紹介している
  • 客観的なデータを用い過不足なく副作用のリスクを書いている
  • 記事後半になるにしたがい発毛剤批判を展開していない
  • 最後に育毛剤をおすすめようなことはしていない

記事冒頭はフィナステリドやミノキシジルに好意的なことを書きながら、後半になるにしたがってデメリットばかりを強調するようになり、そして最後は「副作用がない育毛剤」としてチャップアップなどを勧めるサイトは信用できない典型。

発毛剤の話題から徐々に育毛剤の話題に切り替わるサイトはそっと閉じましょう。

薄毛の治療は早期に始めればかなりの改善が期待できる反面、かなり進行してからでは効果も限られてしまいます。

貴重な時間とお金を無駄にしないためにもプロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルといった発毛剤の正しい知識を身に付け、早期の治療に役立てて下さい。

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