育毛剤の定期コースはお得ではない

発毛剤と育毛剤の違い

ほとんどの育毛剤には購入に際し「単品購入」と「定期コース」が存在し、単品での購入は定価もしくはそれに近い価格で販売される一方、定期コースでは大きな割引が適用されたりサプリメントなどがプレゼントされたりといった特典があり、お得感を演出しています。

しかしそれは単品価格や定価を“ぼったくり価格”と言えるほど割高に設定し、あたかも定期コースがお得に見えるようにする育毛剤メーカーの戦略です。

メーカーとしては定期コースで購入させれば購入者が解約など何かしらのアクションを起こさない限り安定した売り上げが期待できます。

また、購入者が定期購入を止めたい場合電話などでキャンセルや停止をメーカーに伝える手間が発生するため、ついつい惰性で続けてしまいがちですが、それこそがメーカーの狙いでもあります。

定価など本来の価格を高く見せ定期コースに誘導する育毛剤の手口。典型的な例を挙げて見ていきたいと思います。

典型的なぼったくり設定のチャップアップ

チャップアップはぼったくり

自サイトから売れば5,000~20,000円貰えるという高額のアフィリエイト報酬を設定していることから、ネット上でうんざりするほど賞賛・絶賛記事が溢れているチャップアップは定価を馬鹿みたいに高く設定している典型例。

というのも、チャップアップの定価は14,800円となっていますが、単品購入の時点で半額の7,400円になるという意味のない定価設定になっているから。

小売店が割引するというのであればまだしも、公式サイト上ですら常に希望小売価格(定価)の半額で販売するなら、実質7,400円が定価ということに。

「本来は14,800円もする育毛剤なんですよ」とでも言いたいのだろうが、常に半額で販売していては説得力がない。定価の存在はお得に見せるための“かませ犬”と見られても仕方ないでしょう。

定期コースの割引率もすごい

また定期コースになると定価5,960円(自称)のサプリメントが付属して9,090円と、こちらも育毛剤とサプリメントの合計額20,760円の半額以下という消費者目線の超お得設定となっています。

まあ「発毛」という観点から見ればチャップアップの育毛剤とサプリメントなんて水とラムネみたいなものなので、9,090円でも十二分にぼったくり価格ですが。

とりあえず定価14,800円の形骸化が凄まじい。せめて9,800円くらいにしておけば多少の説得力は持たせることができる気もしますが…

普通の感覚を持った人であればこれを見て「超お得じゃん!」と感じるとは考えにくいが、中にはいるんでしょうね。この割引っぷりが魅力に感じる人が。

チャップアップに関しては定期コースありきうんぬんのレベルではなく、50%引きありきの価格と言ったほうが的確か。

定価などあってないようなもののイクオス

イクオスの定価は形骸化

イクオスは後発ながらチャップアップを相当強く意識している育毛剤で、定価のぼったくり感も似たような感じになっています。

育毛剤の定価は12,800円とチャップアップに比べ安いものの、単品購入の時点で24%オフの9,698円になるので、やはり定価はあってないようなもの。ただしこのくらいの割引であれば「頑張って安くしています」的な説得力はなくもない。

一方、定期コースになると定価8,980円の育毛サプリメントが育毛剤とセットになって1ヶ月7,538円と凄まじい割引っぷりに。その割引率は65%に及びます。だって12,800円+8,980円=21,780円が定期コースだと7,538円になるのですから。

とはいえ、定期コースではない育毛剤とサプリメントのセット購入でも価格は11,530円と、双方の定価を合わせた21,780円の半額近い価格設定。それでも定期コースの7,538円に比べると約4,000円高い。

もはや定期コースしか眼中にないような価格設定といえるのではないでしょうか。ここまで定価が形骸化すると滑稽すぎて笑ってしまう。

言うまでもないと思いますが、これは定期コースがお得なのではなく、定期コースの価格こそが本来の価格と見るべき。単品価格や定価など定期コースをお得に見せるための演出でしかないのです。

発毛剤の場合

発毛剤の値段はほぼ定価

参考までに発毛剤の価格も紹介しておきましょう。

海外製の発毛剤を除外し、日本においてネットで購入できる日本製の発毛剤というのはミノキシジル1~5%配合した大正製薬のリアップシリーズと、アンファーのメディカルミノキ5しか存在しません。

メディカルミノキ5は公式サイト、通販サイト共に購入できますが、定期コースは存在せず価格も定価販売に徹しています。リアップは公式サイトでの販売は行っておらず、通販サイトであれば定価7,752円が最大1,000円引きくらいで買える状況。

医薬品というだけあって安易な安売りなど行わないという姿勢が見て取れます。…というか、値引きを極力行わない姿勢はブランドイメージ構築のためには欠かせない要素なんですけどね。

まあ、髪の毛を生やす発毛効果がない育毛剤にブランドイメージなど期待するだけ無駄か。髪の毛が生えるっぽい雰囲気とお得感を演出し、ハゲを騙すことに注力している…それが育毛剤なのですから。

定期コースは決してお得ではない

育毛剤に限らず化粧品や健康食品などはお得な定期コースを設定している場合が多いものの、まともな商品や良心的な価格設定にしているものはせいぜい定価や単品購入に対し10~20%OFF程度です。

一方育毛剤は定価や単品購入の価格を異常に高く設定している場合がほとんど。それによってお得感を演出したいのでしょうが逆に胡散臭さを醸し出してしまっている気がします。

もちろん定期コースの価格が本来の価格に近いものになります。

これがネット専売の育毛剤の特徴と言われればそれまでですが、女性用育毛剤で人気のマイナチュレやベルタ育毛剤などは定価の時点でしっかり値段を抑え胡散臭さを排除している。このへんが価格に敏感な女性との対応の差なのかもしれません。

ぶっちゃけてしまうと、男は馬鹿で単純ということになるのか?

育毛剤の効果を考えれば定期コースの価格ですらぼったくりのようなものですが、どうしても育毛剤の使用を考えるのであれば定価や単品価格の値段から「定期コースお得じゃん!」と騙されないように気を付けて下さい。

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